置戸駅(おけとえき)は、北海道常呂郡置戸町字置戸にあった北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線の駅(廃駅)である。国鉄・JR北海道池北線時代の電報略号はオケ。事務管理コードは▲120501[7]。
- 相対式ホーム2面2線の地上駅。鉄骨造2階建てで、コミュニティーセンターと合築になっている[10]。
- 社員配置駅(駅長と助役)。平日日中のみ営業。改札業務はしなかった。廃止前1ヶ月程度の期間は土日祝も営業していた。
- 廃止後は観光案内所で北海道北見バスの回数券・定期券を発売し、バスは駅前には乗り入れている[12]。
- この駅での夜間停泊は設定されていなかった。国鉄時代末期の1986年11月1日改正では、当駅に23時前に到着する列車があった。ふるさと銀河線になってからも、23時10分過ぎ → 22時台後半に当駅止まりがあり、到着後北見駅まで回送列車であったが、2000年4月1日の改正で北見発が21時台に繰り上がり、22時台に当駅始発・北見行きという運用に見直された。
所在地名より。アイヌ語の「オ・ケトゥ・ウン・ナイ[13]」(川尻に・獣皮を乾かすその張り枠・ある・,川)に由来するとされる[14]。
駅事務室が置戸町歯科診療所へ改修されたほか[15]、2012年(平成24年)10月25日には駅の吹き抜けの開放的な空間を生かして町民有志が運営する置戸ぽっぽ絵画館が開設された[16][17]。ホームや線路・碑などはそのまま残されている。
乗車人員の推移は以下のとおりであった。
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年度 |
乗車人員 |
出典 |
備考 |
年間 |
1日 平均 |
1965年(昭和40年) |
249,300 |
683 |
[18] |
|
1970年(昭和45年) |
204,144 |
559 |
|
1975年(昭和50年) |
193,026 |
527 |
|
1980年(昭和55年) |
155,927 |
427 |
|
1981年(昭和56年) |
139,727 |
383 |
|
1982年(昭和57年) |
138,910 |
375 |
|
1983年(昭和58年) |
127,450 |
348 |
|
1984年(昭和59年) |
126,054 |
345 |
|
1985年(昭和60年) |
119,877 |
328 |
|
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小利別と置戸間の釧北峠(現・池北峠)に、1916年(大正5年)から1931年(昭和6年)まで釧北信号場が置かれていた。また、同一地点に戦後まもない頃(時期不詳)から1957年(昭和32年)まで釧北仮乗降場が置かれていた。
注釈
写真中央に勝山(二股)中継所、右上方向が置戸駅、写真右上隅近くに中里の中置戸土場跡。
出典
“置戸駅が新装”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1996年12月16日) “発信2012 ふるさと銀河線 廃止その後 上 代替バス 重い地元負担 減便も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2012年4月24日) “旧ふるさと銀河線置戸駅 町歯科診療所の移転進む スペース広がり車いすにも対応 4月オープン予定”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2007年1月20日) “旧置戸駅舎に絵画館 町民有志が運営 全国「無名画家」寄贈の100点展示”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2012年10月25日) “旧置戸駅舎にオープン ぽっぽ絵画館 作家の力作 多彩に集結 セレモニーに50人 画家、寄贈者が解説も”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2012年10月26日)
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