第82期順位戦
2024年度の順位戦 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
第82期順位戦(だい82き じゅんいせん)は、2023年度(2023年6月13日 - 2024年3月12日)に実施された棋戦「順位戦」で、「第82期名人戦」の予選に相当しA級順位戦の優勝者が「名人戦」の挑戦者となる。
第82期 名人戦・順位戦 | |
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開催期間 |
順位戦:2023年6月13日 - 2024年3月12日 名人戦:2024年4月10日 - 2024年5月27日 |
挑戦者 | 豊島将之 |
第82期 00名人 | 藤井聡太 (連続2期/通算2期) |
△ 昇級 △ | |
次期A | |
次期B1 | |
次期B2 | |
次期C1 | (上記☆印は「1期抜け」達成者) |
▼ 降級 ▼ | |
次期B1 | |
次期B2 | |
次期C1 | |
次期C2 | |
順位戦 0 陥落 | |
名人戦・順位戦 < 第81期第83期 > | |
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第82期名人戦(だい82き めいじんせん)は、2024年(2024年4月10日 - 2024年5月27日)に実施された第82期のタイトル棋戦「名人戦」で、第82期順位戦で選出された「挑戦者」と第81期名人の両者が、七番勝負により名人のタイトル(第82期)を争う。
「第82期名人戦」および「第82期順位戦」の主催は朝日新聞社、毎日新聞社および日本将棋連盟、協賛は大和証券グループ本社。ここでは「第82期名人戦」および「第82期順位戦」について、あわせて記述する。
名人戦七番勝負の開催地は2024年2月14日に朝日新聞・毎日新聞の社告で公表[1]。第81期名人就位式が行われた羽田空港が第3局の開催地となった。空港での名人戦、タイトル戦、将棋公式対局の実施は史上初[2]。
名人戦七番勝負は、藤井聡太名人が4勝1敗で挑戦者の豊島将之九段を下し初防衛。これまでの名人防衛の年少記録(谷川浩司十七世名人、22歳1か月)を21歳10か月に更新。また、藤井聡太竜王・名人(八冠)は、自身が持つ登場タイトル戦連続獲得記録を22期連続に、全タイトル戦連続獲得記録を12期連続に、それぞれ更新した。また、藤井聡太竜王・名人は通年で「竜王」「名人」両タイトルを防衛を果たし、「竜王・名人」による通年での「竜王」「名人」両タイトルの防衛成功は30年ぶり2人目の達成(羽生善治〈当時竜王・名人〉以来)となる。
2024年7月24日、第82期名人就位式がホテル椿山荘東京で開催され、日本将棋連盟会長の羽生善治九段から推戴状、主催社を代表し朝日新聞社中村史郎社長(日本新聞協会会長兼務)から賞金目録、大和証券グループから副賞として電動アシスト自転車が贈呈された。