東原 敏昭(ひがしはら としあき、1955年〈昭和30年〉2月16日 - )は、日本の技術者、実業家。株式会社日立製作所代表執行役会長、日立技術士会会長、日本インダストリアル・エンジニアリング協会会長、一般社団法人日本機械工業連合会会長、ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会会長、公益財団法人日独協会会長。徳島県小松島市出身[1]。学位は工学士(徳島大学・1977年)、修士(ボストン大学・1990年)。
概要 ひがしはら としあき 東原 敏昭, 生誕 ...
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阿南工業高等専門学校第3年次中退を経て徳島大学工学部電気工学科を卒業[2]。1977年に日立製作所入社[3]。大みか工場に配属され、制御システムの開発に携わる[4]。1990年にボストン大学大学院コンピュータサイエンス学科を修了。その後、交通システム設計部部長、情報制御システム事業部事業部長、電力グループCOOなどを経て[5]、2010年に日立プラントテクノロジー代表取締役社長に就任[6]。2013年に次世代バイオ医薬品製造技術研究組合を設立、理事長に就任[7]。2014年に日立製作所代表執行役社長兼COO[8]、保健医療福祉情報システム工業会会長に就任[9]。2016年に日立製作所代表執行役社長兼CEO[10]、電子情報技術産業協会会長に就任[11]。2019年に光産業技術振興協会理事長に就任[12]。2021年に日本インダストリアル・エンジニアリング協会会長[13]、日本経済団体連合会副会長[14]、日本電機工業会会長[15]、日立製作所代表執行役会長兼CEOに就任[16]。2022年に日立製作所代表執行役会長[17]、日本機械工業連合会会長に就任[18]。
学部の同期にカリフォルニア大学サンタバーバラ校教授の中村修二がいるが、教養の授業にはあまり行かなかったため面識は無かったという[4]。
学歴・職歴
- 1977年(昭和52年)3月 - 徳島大学工学部電気工学科卒業[2]。
- 1977年(昭和52年)4月 - 株式会社日立製作所入社[19]。
- 1990年(平成2年)10月 - ボストン大学大学院コンピュータサイエンス学科修了[19]。
- 1999年(平成11年)4月 - 株式会社日立製作所 電力・電機グループ 大みか電機本部交通システム設計部部長[19]。
- 2000年(平成12年)8月 - 株式会社日立製作所 電力・電機グループ 情報制御システム事業部交通システム設計部部長[19]。
- 2001年(平成13年)10月 - 株式会社日立製作所 システムソリューショングループ 情報制御システム事業部電力システム本部本部長[19]。
- 2004年(平成16年)4月 - 株式会社日立製作所 情報・通信グループ 情報制御システム事業部事業部長[20]。
- 2006年(平成18年)4月 - 株式会社日立製作所 電力グループCOO[21]。
- 2007年(平成19年)4月 - 株式会社日立製作所執行役常務 電力グループCOO[22]。
- 2008年(平成20年)4月 - 日立パワー・ヨーロッパ社出向 社長[23]。
- 2010年(平成22年)4月 - 株式会社日立プラントテクノロジー出向 代表執行役社長[24]。
- 2010年(平成22年)6月 - 株式会社日立プラントテクノロジー代表取締役社長[24]。
- 2011年(平成23年)4月 - 株式会社日立製作所執行役常務 社会・産業システム事業担当[25]。
- 2012年(平成24年)4月 - 株式会社日立製作所執行役常務 インフラシステムグループ副グループ長兼水環境ソリューション統括本部統括本部長[26]。
- 2013年(平成25年)4月 - 株式会社日立製作所執行役専務 医療事業担当兼インフラシステムグループ長兼インフラシステム社社長[27]。
- 2013年(平成25年)9月 - 次世代バイオ医薬品製造技術研究組合設立 理事長[28]。
- 2014年(平成26年)4月 - 株式会社日立製作所代表執行役社長兼COO[29]。
- 2014年(平成26年)6月 - 一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会会長[9]。
- 2014年(平成26年)6月 - 株式会社日立製作所取締役兼代表執行役社長兼COO[30]。
- 2015年(平成27年)5月 - 一般社団法人電子情報技術産業協会代表理事兼筆頭副会長[要出典]。
- 2016年(平成28年)4月 - 株式会社日立製作所取締役兼代表執行役社長兼CEO[31]。
- 2016年(平成28年)5月 - 一般社団法人電子情報技術産業協会代表理事兼会長[32]。
- 2017年(平成29年)5月 - 一般社団法人電子情報技術産業協会副会長[33]。
- 2019年(令和元年)6月 - 一般財団法人光産業技術振興協会理事長[12]。
- 2020年(令和2年)6月 - 一般社団法人日本電機工業会副会長[34]。
- 2021年(令和3年)5月 - 株式会社日立製作所取締役兼代表執行役会長兼社長兼CEO[35]。
- 2021年(令和3年)5月 - 日本インダストリアル・エンジニアリング協会会長(現任)[13]。
- 2021年(令和3年)6月 - 一般社団法人日本経済団体連合会副会長(現任)[36]。
- 2021年(令和3年)6月 - 一般社団法人日本電機工業会会長[37]。
- 2021年(令和3年)6月 - 株式会社日立製作所取締役兼代表執行役会長兼CEO[35]。
- 2021年(令和3年)12月 - 教育未来創造会議構成員(現任)[38]。
- 2022年(令和4年)4月 - 株式会社日立製作所取締役兼代表執行役会長(現任)[39]。
- 2022年(令和4年)4月 - 経済産業省 半導体・デジタル産業戦略検討会議構成員(現任)[40]。
- 2022年(令和4年)5月 - 金融庁 スチュワードシップ・コード及びコーポレートガバナンス・コードのフォローアップ会議構成員(現任)[41]。
- 2022年(令和4年)5月 - 一般社団法人日本機械工業連合会会長(現任)[42]。
- 2022年(令和4年)5月 - 一般社団法人量子技術による新産業創出協議会設立 副代表理事(現任)[43]。
受賞・栄誉
- 2018年(平成30年)2月 - レオナルド国際賞(レオナルド委員会)[44]。
- 『日立の壁―現場力で「大企業病」に立ち向かい、世界に打って出た改革の記録』東洋経済新報社、2023年
“IE協会とは”. 日本インダストリアル・エンジニアリング協会 (2022年10月). 2022年11月13日閲覧。 “会長・副会長”. ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 (2022年6月23日). 2022年11月13日閲覧。 “理事メンバー”. 一般社団法人量子技術による新産業創出協議会. 2022年11月13日閲覧。 “顧問・理事・監事名簿” (PDF). 公益社団法人中小企業研究センター (2022年7月8日). 2022年11月13日閲覧。 “理事会・体制”. 一般社団法人産業競争力懇談会. 2022年11月13日閲覧。 “役員体制”. 認定特定非営利活動法人全国就労支援事業者機構 (2022年7月1日). 2022年11月13日閲覧。