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北海道虻田郡に存在した胆振線の廃駅 ウィキペディアから
御園駅(みそのえき)は、かつて北海道(後志支庁)虻田郡喜茂別町字金山(かなやま)に設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)胆振線の駅(廃駅)である。電報略号はミソ。事務管理コードは▲131908[3]。
当初は地名から「金山」とする予定であったが根室本線に同名駅が存在することから隣接集落の名称を採用した[4]。
「御園」の地名は、現在のオロウェン尻別川を指すアイヌ語の「オロウェンヌプキペッ(oro-wen-nupki-pet)」(底の様子が悪い濁った川)[4]、あるいは「オロウェンシリペッ(oro-wen-sirpet)」〔その中が・悪い・尻別川(の支流)〕[6]、のいずれかに由来するとされる[7]。
廃止時点で、単式ホーム2面2線を有する地上駅であった。ホームが千鳥式に配置された列車交換可能な交換駅であった[8]。互いのホームは、駅舎側ホーム北側と対向ホーム南側を結んだ構内踏切で連絡した[8]。駅舎側ホーム(西側)が下りの1番線、入口部分に短い上屋とベンチが設置された[9]対向ホーム(東側)が上りの2番線となっていた[8]。その他、1番線と2番線の間に伊達紋別方、倶知安方両方の転轍機が撤去された中線を1線有した[8]。
最終営業日まで、無人駅扱いの運転取り扱い要員のみが配置されていた駅であった。駅舎は構内の西側に位置し、ホームとは通路及び構内踏切で連絡した[8]。乗車券類は簡易委託化されていた。
駅跡地は道南バス「御園」停留所の転回場になっていた(2001年(平成13年)時点[11]、2010年(平成22年)時点[12])ものの、2014年(平成26年)10月1日のダイヤ改正をもって、当停留所に乗り入れる道南バスは全廃された[13]。 2015年(平成27年)6月1日からは、喜茂別町営バス「ウサパラ号」御園・金山線が発着している[14]。
また、2011年(平成23年)時点では当駅跡の伊達紋別方に「第一尾路園川橋梁」の鉄骨ガーダー橋も残存していた[15]。
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