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外用薬(がいようやく)とは、厚生労働省が定める医薬品及び医薬部外品の中で、内服薬及び注射薬を除いた、人体へ直接用いる全ての薬剤の総称である。
大別してさらに、外皮に用いる外皮用薬、目に用いる点眼薬、鼻に用いる点鼻薬、耳に用いる点耳薬、口に用いるが飲み込まない口腔薬、そして肛門に用いる坐薬に分類できる。これらは、飲用しない薬という共通点がある。
外用薬の種類を下記に示す
外皮用薬は外皮における炎症、発疹、痒み、創傷、細菌、真菌などの侵入に対する疾患に対して、局所的に治療を施すためのものである。剤型として塗布剤(塗り薬)、貼付剤(貼り薬)、エアゾール剤(スプレー薬)などがある。
一般に塗り薬と呼ばれている薬剤で、用途に応じて様々な剤型がある。
などがある。
一般に貼り薬もしくは湿布と呼ばれているもので、患部に貼って治療を行う。一般用医薬品では筋肉痛、肩凝り、打ち身、捻挫など筋肉の炎症を治療する目的のものが多いが、医療用では喘息など呼吸器疾患に用いるものもある。また、外用薬は次のように分類できる。
これら貼付剤では、皮膚に直に貼付するものであるため、かぶれに注意する必要がある。また、入浴の30分前後には薬剤を剥がす必要がある。
スプレー剤ともいい、薬剤をエアゾール化したもの。手を汚さず広範囲の患部に撒布できる利点がある一方、薬剤の浸透性、持続性に欠く。また、可燃性ガスを利用しているため、周辺の火気にも注意を払う必要があり、誤って吸引しないよう注意が必要である。
目薬のことで、目に点眼して目の症状、疾患を治癒したりする薬剤の総称。
飲用以外の目的で、口腔で用いる薬剤の総称。以下の種類がある。
肛門に注入して、患部や症状を治療したりするための薬剤。主に坐剤、軟膏剤、浣腸に分けられる。
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