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塩田 武士(しおた たけし、1979年4月21日[1] - )は、日本の小説家。兵庫県尼崎市生まれ[1]。報徳学園高等学校[2]、関西学院大学社会学部卒業[3]。姉は、関西地区を中心に活動する放送タレントの塩田えみ[1]。
幼い頃から「人を楽しませたい」という思いが強く[4]、劇団に入ったり[1]、高校時代は漫才コンビも組んでいた[4]。
大学1年の19歳の時に藤原伊織の『テロリストのパラソル』を読み、作家を志して創作活動を開始[1][5]。新人賞に応募し続けるも12年間は芽が出なかったが[1]、大学卒業後に入社した神戸新聞社[3]での将棋担当記者としての取材経験を活かし、2010年、プロ棋士を目指す無職の男を新聞記者の視点で描いた『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞[1][6]。全選考委員が最初の投票でマルをつけ満場一致での受賞となった[6]。2011年、同作で作家デビュー。第23回将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)を受賞した[3]。
2012年に神戸新聞社を退社し[3]、専業作家となる。2013年に娘が産まれた[5]。2016年、グリコ・森永事件を題材のモチーフとした『罪の声』[7]で第7回山田風太郎賞受賞[8]。同作は2016年版の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2017年版の「このミステリーがすごい!」で第7位、第38回吉川英治文学新人賞候補に選ばれた。2018年、『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞[9]。2024年、『存在のすべてを』で第9回渡辺淳一文学賞を受賞[10]。
「」内が塩田武士の作品
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