50系電車は、1934年(昭和9年)から1943年(昭和18年)にかけて日本国有鉄道の前身である鉄道省が木造電車の鋼体化改造により製造した、車体長17m級3扉ロングシートの旧形電車を便宜的に総称したものである。
具体的には、三等制御電動車のモハ50形(50001 - 50132)、三等制御車のクハ65形(65001 - 65221)、三等付随車のサハ75形(75001 - 75021)の3形式374両を指すが、趣旨がやや異なるが同じ鋼体化改造車であるモニ53形(モニ13形)の一部も本項で取扱う。