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『半世界』(はんせかい)は、2019年公開の日本映画[2]。題名の『半世界』は、写真家の小石清の写真展の題名からつけられている[3]。
第31回東京国際映画祭コンペティション部門選出、観客賞受賞作品[4][5]。
阪本順治の脚本・監督によるオリジナル作品。これまで映画化できず温めてきた2つのテーマを1つにし映画化[4]。とある地方都市を舞台に、炭火焼職人の主人公とそれぞれの人生を歩んできた同級生2人が半ばを迎えた残りの人生と向き合っていく[6]。グローバリズムとはまた別のもう一つの世界が描かれている[7]。主演の稲垣吾郎はこれまでテレビで見せてきた姿とは違った普段の素朴な素顔を引き出し、登場人物はそれぞれキャストに当て書きで描かれている[4]。撮影は2018年2月14日に三重県でクランクインし3月15日にクランクアップを迎えた[2]。
生まれ育った地元の山中の炭焼き窯で備長炭を作り、なんとなく父から受け継いだ仕事をやり過ごすだけの日々を送る炭焼職人の紘。中学生時代の同級生である瑛介は仕事を辞め離婚をし地元に戻ってくる。突然の帰郷に元自衛官の瑛介は多くを語らないが、何か訳ありの事情を抱えている。紘には家庭もあり、反抗期真っ只中の息子・明もいるが、先行き不安定な仕事で頭がいっぱいとなり家のことはすべて妻の初乃に任せていた。紘はそんな家族に対する無関心な姿をもう一人の同級生・光彦に指摘されてしまう。さらに紘と光彦は次第に瑛介が地元を離れてから過ごした過酷な経験を知り、人生の半ばを迎えた男3人にとって旧友とのこの再会が、残りの人生をどう生きるか見つめなおすきっかけとなる。
映画公開に先駆けて、キノブックス文庫よりノベライズが発売[15]。
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