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沢田研二の楽曲 ウィキペディアから
「勝手にしやがれ」(かってにしやがれ)は、沢田研二の19枚目のシングル。1977年5月21日にポリドール・レコードより発売された。
タイトルは1960年に公開されたフランス映画『勝手にしやがれ』に由来する。タイトルだけでなく歌詞の内容も、それに因んだ(映画の内容と関連はない)ものになっている。
テレビ番組で歌う際はクリーム色のスリーピース・スーツを着用し、歌いながら同じ色のソフト帽を投げるパフォーマンスが、子供が学校で真似をするほど大きな話題を呼んだ。
第28回NHK紅白歌合戦に出場した際、間奏中にジャケットを脱ぎ捨てようとしたところ、左袖が引っかかり脱げないというハプニングがあった(衣装にパンクファッションを取り入れており、左腕に手錠をしていた)。しかし、咄嗟の機転でジャケットを左肩に掛け、歌いながら脱ぎ捨てて生放送中のピンチを切り抜けた。
当時、人気のあったテレビ番組『8時だョ!全員集合』で志村けんにより本作の「勝手に」と、ピンク・レディーの「渚のシンドバッド」から半分ずつ拝借してタイトルにした「勝手にシンドバッド」というコメディーが演じられた。1978年にデビューしたサザンオールスターズのデビューシングル「勝手にシンドバッド」は、このコメディーから拝借したものである。
前作の「さよならをいう気もない」に続き、作詞を阿久悠、作曲を大野克夫が手掛けた。この2人の組み合わせは、のちにゴールデンコンビと言われるようになる。曲の大部分がロックテイスト寄りだが、これは編曲を担当した船山基紀が手を加えたからであり、元々は16ビートのバラード調の曲であった。
山口百恵の「プレイバックPart2」(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、1978年)は、この曲のアンサーソングと言われている。2番の歌詞に「勝手にしやがれ」の出て行った女性の心情が強く表現されていると言われている。
発売当時の値段は600円。
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