具志川城 (糸満市)
沖縄県糸満市にあった城 ウィキペディアから
沖縄県糸満市にあった城 ウィキペディアから
具志川城(ぐしかわぐすく、ぐしかわじょう)は、沖縄県糸満市喜屋武具志川原[5]にあった城(グスク)。城跡は1972年(昭和47年)5月15日に国の史跡に指定された[4]。
具志川城跡は、沖縄本島最南端の糸満市喜屋武の海岸断崖に立地し、三方を海に囲まれている[5][6]。城の規模は、東西が82 - 83メートル、南北は33メートル[2]。内陸部から正門を入ると、一段下がった二の曲輪があり、広場を挟んで、海上に半島状に突き出す一の曲輪がある[2]。一の曲輪がグスクの主郭で、建造物の跡が確認されている[2]。二の曲輪には「ヒーフチミー(火吹き穴)」または「スーフチミー(潮吹き穴)」と呼ばれる穴があり、海岸へ通じている[2][6]。正門には切石を用いた痕跡が残っている[2]。
『久米島具志川間切旧記』(1743年編纂)によれば、久米島の具志川城城主・真金声(まかねごえ、まかねくい)按司が、伊敷索(いしきなわ)按司の二男・真仁古樽(まにくたる)按司に攻められて、本島のこの地に逃れ、同名の具志川城を築いたと伝承されている[1]。発掘調査では青磁・白磁などの中国製陶磁器が出土しており、12世紀後半から15世紀中頃まで本城跡はグスクの機能を果たしていたと考えられる[3]。
糸満市では国と県の補助により、2000年(平成12年)度から本城跡の保存修理事業を進めている[4][6]。2014年(平成26年)度も継続中である[7]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.