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パワーレンジャーシリーズの登場キャラクター ウィキペディアから
ロード・ゼッド(Lord Zedd)は、スーパー戦隊シリーズの英語版ローカライズとして制作されたアメリカ合衆国の特撮テレビドラマ、パワーレンジャーシリーズの複数の作品に登場する架空の人物。初登場は『パワーレンジャー』第61話(シーズン2第1話)、「悪の帝王ロード・ゼッド(前編)」(The Mutiny Part I)[1]。日本版のスーパー戦隊シリーズには登場しないオリジナルキャラクター。
他の銀河系で闇の世界を支配してきた悪の帝王で、10億年前にリタ・レパルサに地球征服を命じた黒幕[ep 2]。日本語版における一人称は我輩[注 1]。銀と赤の入り混じった、人体標本を思わせる不気味なボディに身を包む。強力な魔力を待ち、その力はゾードンとほぼ同等であると自称する[ep 3]。だが、その魔力を維持するためには100年に1度の睡眠が必要[ep 4]。融通が利かない性格で、人間に敗北することを何よりも嫌い[ep 5]、部下の進言を聞き入れようとしないだけでなく[ep 6]、作戦が失敗すると癇癪を起こして責任を何もしていない部下たちに押し付けて怒鳴り散らしている[ep 2]。相手の心を狙った心理作戦を得意とする。好物はエビステーキ[ep 7]。また『マスクド・ライダー』に登場するドレゴン伯爵とは仲が悪く、名前を聞いただけで「嫌いだ」と発言するほど[ep 8]。
その他にゴーグルから放つ赤い光線で月から地球の光景を見ることが可能[1]。
リタが一向に地球を征服できないことに業を煮やし、彼女をゴミ箱型のカプセルに封印して宇宙に追放、自ら地球征服に乗り出す[ep 2]。パワーの不安定なトミーを付け狙うが彼の実力は認めており、自らの後継者にしようと企んだこともある[ep 3]。自らのゾードであるセルペンテラが完成するとそれに乗ってパワーレンジャーに直接攻撃をしかけるが[ep 10]、セルペンテラの欠点である燃費の悪さに悩まされる[ep 11]。
100年に一度の睡眠を取っている途中で舞い戻って来たリタにより惚れ薬を投与され、彼女と夫婦になった[ep 4]。
ゾードンを倒すために2000年前から悪の化身アイヴァン・ウーズの封印されていたカプセルを捜し求めていた。そして、カプセルを発見してアイヴァンの封印を解くが、アイヴァンに裏切られスノードーム型のカプセルに封印されてしまう。その後はリタと共にアイヴァンと戦うパワーレンジャーを応援していた。アイヴァンが倒された後はカプセルから解放された[ep 12]。
コマンドセンターを破壊し、パワーレンジャーに勝利したと錯覚して油断していたところをマシン・エンパイアの襲撃にあって宮殿を破壊され、一時的にマスター・ヴァイルの支配する銀河に避難する[ep 13]。その後はアダムの見ていた夢の中に登場[ep 14]。そして、行方不明になっているリトとゴルダーを探して地球の様子を探り[ep 15]、リトとゴルダーの夢に現れて彼らの記憶を復活させた後[ep 16]、キング・モンドが倒されるのと時を同じくしてキャンピングカー型の宇宙船に乗って再び月に戻って来た[ep 17]。トミーがマシン・エンパイアに洗脳され、マシン・エンパイアの一員となった際にはマシン・エンパイアによる地球征服を防ぐため、パワーレンジャーに影から協力した[ep 18]、マシン・エンパイアに贈り物と称して爆弾を送り付け、帝国の支配者たちを破壊し、どこかへと去っていった[ep 19]。
パワーレンジャーとの戦いに臨むディバトックスから電話を受け彼女と口論しているリタの横で眠っているのだが、リタは彼のいびきをディバトックスに聞かせていた[ep 20]。
ブルーコマンダーが映した映像の中に登場。ブルーコマンダーの台詞によればこの時期に宇宙征服のためにマシン・エンパイアなど、他の悪の軍勢と同盟を結んだとされる[ep 21]。
ダーク・スペクターが開いたゾードンを捕らえた祝典にリタと共に出席し、乾杯の音頭を取る[ep 7]。善と悪の最終決戦に参加してバイカ星をリタと共に襲撃し、圧倒的な戦力によってバイカ星を守っていたゴールドレンジャーを捕らえて星を征服した後、ゾードンのエネルギーを浴びて浄化され人間となり、同じく人間となったリタとダンスに興じていた[ep 22]。
スポリックスアーミーのリーグール(ネクロマンサーマイナソー)の手で、人間になったオリジナルとは別にリタに惚れ薬を投与される前の人格・記憶を持った複製体が復活した[ep 23]。
テレビシリーズではエド・ニールがスーツアクターを担当し[2][3]、ロバート・アクセルロッドが声を当てている[3]。ニールは『パワーレンジャー・イン・スペース』にて人間体も演じている[2]。日本語吹替は海老原英人[4]。
『パワーレンジャー・映画版』ではマーク・ギンザーがスーツアクターを担当し[5]、声はテレビ版同様にロバート・アクセルロッド。日本語吹替は郷里大輔。
ゲーム『Power Rangers Super Legends』ではスティーヴン・ブルームが声を担当。ゲーム『Power Rangers SuperMegaforce』ではトニー・オリバーが声を担当。
1994年に5.5インチのアクションフィギュアがバンダイアメリカから発売[6]。1995年にもムービーエディションとしてパッケージを変更して発売[7]。ムービーエディションは日本でも販売された。1994年に8インチのアクションフィギュアが発売され[6]、翌年にトーキング機能を追加したバージョンアップ版が発売されている[6]。3.5インチの非稼動フィギュアも1994年に発売された[6]。
2007年にスーパーレジェンズシリーズとしてアクションフィギュアが発売[8]。2010年に『パワーレンジャー』のリマスター版が放送された際に4インチのアクションフィギュアが発売されている[9]。
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