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ミニ番組(ミニばんぐみ)は、テレビ局やラジオ局などで放送される放送時間15分以内(通常3〜10分程度)の番組のことを指す[注釈 1][注釈 2]。ミニ枠(ミニわく)ともいう[注釈 3]。
多くは毎時54分または55分など、短い時間帯に数分間放送される。天気予報やスポットニュース、暮らしの情報が中心。2つの1時間程度の番組の間に挿入される例が多い。
ラジオ全盛期の1950年代には15分・30分単位で番組が編成されることが多かったことから[1]、放送時間15分以下のものがミニ番組と呼ばれている。 またこの名残からラジオではいまだにミニ番組が多数放送されており、放送時間が流動的なフロート番組や、ワイド番組の一コーナー(インフォマーシャル)のような番組も存在する。
ビデオリサーチ社の週刊視聴率ランキング[2] や「テレビ視聴率季報」は15分以上の番組に限られるため、このような番組はその掲載対象外となる[3]。
民間放送では一社提供となる番組が多く、タイムCMが適用されるため放送局側には貴重な収入源となる側面もある。特に地域別放送の地上波よりも、全国放送のBSデジタル放送の方が一社提供ミニ番組の比率が非常に高く、規制上、酒造会社に関しては、ミニ番組しか単独で提供することができない。
スポンサーにとっても、長時間の番組に提供するよりも割安で、番組内容も企業イメージに直接結び付けやすい。CM枠(ステーションブレイク)を増やす目的もあり、一定数の枠が確保されてきたが、近年はゴールデンタイムを中心に、視聴率確保の目的でフライングスタートや、ステーションブレイクを放送しない例も増えており、その余波でミニ番組もゆるやかに減少の傾向にある。
大きな事件や災害などが発生した場合は、番組を休止しニュースに切り替えることがある。また、普段の編成と異なり長時間の特番が放送される場合は、基本的に放送時間を数時間単位で変更するか、放送枠が確保できずに休止となるかのどちらかとなる。
全国ネットとなる例は少数派で、多くはローカル編成となっている。
なおNHKは広告放送がないので、かえって手間がかかり増やす意義はあまりないが、長時間番組のPR番組を中心に、インターミッションとして挿入されている。
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