ボルゲーゼ美術館
ローマの美術館 ウィキペディアから
ローマの美術館 ウィキペディアから
ボルゲーゼ美術館(ボルゲーゼびじゅつかん、イタリア語:Museo e Galleria Borghese)は、ローマにある美術館。イタリア・ルネサンスおよびバロック美術を中心としたボルゲーゼ・コレクション (en) を所蔵することで知られる。
ボルゲーゼ美術館 | |
---|---|
施設情報 | |
開館 | 1903年 |
所在地 | Piazzale del Museo Borghese, 00197 Roma |
位置 | 北緯41度54分50.4秒 東経12度29分31.2秒 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
プロジェクト:GLAM |
英語では Borghese Gallery、もしくは、イタリア語に準じて Galleria Borghese などと呼ばれる。
ローマ市内、広大なボルゲーゼ公園 (en) の一画にあるこの美術館には、ボルゲーゼ家 (en) 歴代の美術コレクション(ボルゲーゼ・コレクション)が展示されている。ボルゲーゼ家はシエナ出身の貴族で、教皇パウルス5世を出した名門である。
美術館の建物は、シピオーネ・ボルゲーゼ(en、1576- 1633年)が夏の別荘として建てたもので、1613年ごろ着工。完成は1616年(1621年とする資料もある)。設計者はオランダ人のヤン・ファン・サンテン (Jan van Santen) である。シピオーネ・ボルゲーゼは枢機卿であり、当時の芸術家に多くの作品を注文したパトロンでもあった。
建物の完成から約2世紀を経た19世紀初頭、ナポレオン・ボナパルトが、ボルゲーゼ家の多くの美術品をフランスに持ち出し、ルーヴル美術館に移してしまうという事件があった(当時、ボルゲーゼ家は経済的危機にあって所蔵の美術品を手放しつつあった。加えて、当時のボルゲーゼ家当主カミッロ・フィリッポ・ボルゲーゼの妻はナポレオン・ボナパルトの妹ポーリーヌであった)。こうした事件を経てもなお、当館にはルネサンス・バロック期のイタリア美術の優品が数多く伝えられている。イタリアの国立美術館として公開されるようになるのは1903年のことである。1階には彫刻、2階には絵画を展示する。企画展示では、秘密の庭(Secret Garden)と言われる庭園が屋外展示用に使われる場合もある[1]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.