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ピンク・レディーX(ピンクレディーエックス)は、1996年、「ピンク・レディーの再来」としてデビューした2人組のアイドル。1997年にPLXに改名。メンバーは「さやか(筒井明日)」と「ちずる(征矢千鶴)」。
1996年のピンク・レディー20周年を記念し[1]、電通と博報堂の共同プロジェクトという形で登場した[2]。同時期に登場した「DK-96/伊達杏子」のような3DCGによる、2人が変身したという設定のバーチャルアイドル版の同時展開も行われた[3]。バーチャルアイドル版は、田中秀幸のデザインによるもので[4]、生身の2人の動きをモーションキャプチャで取り込んで映像を作成していた[3]。デビュー曲「恋の診察室 '97」は10万枚[1]を売り上げたものの、その後は注目度も低下し、シングル3枚を出したのみで以後活動せずそのまま自然消滅した。バーチャルアイドル版についても、採算上は厳しいものだっただろうと言われている[4]。
この企画は本家ピンク・レディーに知らされていなかったこともあり、デビュー時の本家ピンク・レディーへのインタビューでは「X?何ですかそれ?」「知りません」といった発言が週刊誌等に掲載されたこともあった。
2000年前後にピンク・レディーX公式HPが閉鎖。
本家ピンク・レディーのシングル『UFO』のB面曲として『レディーX』が、パチンコの一機種として「CRピンクレディーX」が大一商会から出ているがこのグループとは関連性は全くない。
2006年に劇団・大人計画が多摩市・旧西落合中学校で行った「大人計画フェスティバル」において「松尾スズキと“ママさんコーラス”」その他に出演した筒井明日(つつい・さやか)は、松尾スズキによれば、ピンク・レディーXのメンバーであった[5]。なお筒井は2004年のNHK BS-hi「いま裸にしたい男たち-松尾スズキ・41歳-」番組内の企画「松尾スズキ物語」にも出演している。
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