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マーシャル諸島の政治家で2016年から同国の第8代大統領を務めている ウィキペディアから
ヒルダ・キャシー・ハイネ(英: Hilda Cathy Heine、1951年4月6日 - )は、マーシャル諸島の政治家。現在、同国大統領。2016年から1期4年間も大統領を務めた。大統領に就任するまでは、教育相を務めていた。博士号を取得した初のマーシャル諸島国民で、女性権利団体「ウィメン・ユナイテッド・トゥギャザー・マーシャル・アイランズ」 (WUTMI) の設立者でもある[1][2]。
ハイネは史上初の女性のマーシャル諸島大統領である[3]。ミクロネシア諸国の女性大統領としても初めてで、太平洋地域の女性国家元首としては史上4人目となる(ニュージーランドのジェニー・シップリーとヘレン・クラーク、オーストラリアのジュリア・ギラードに次ぐ)[4][5][6]。2016年1月現在で3名いる、女性ニティジェラ(国会)議員のひとりである[5]。
アメリカ合衆国で大学教育を受け、1970年にオレゴン大学で学士号を取得した。その後、1975年にハワイ大学から修士号を、2004年には南カリフォルニア大学から博士号を、それぞれ取得している[7]。
1975年から1982年まで、マジュロにあるマーシャル諸島高等学校に学級担任兼カウンセラーとして勤務した[7]。2000年には、女性権利団体のウィメン・ユナイテッド・トゥギャザー・マーシャル・アイランズ (WUTMI) を立ちあげた[8][9]。2005年に太平洋地域包括支援センターにある太平洋教育訓練資源 (PREL) の理事に就任し[7]、2009年には太平洋諸島気候変動教育パートナーシップに参加した。リーダーシップ太平洋諮問委員会やミクロネシア教育委員会、保健人的資源タスクフォースと共同で事業を実施している[7]。
政治家としてはオール環礁からニティジェラ(国会)議員に選出され、教育相に就任した[10]。
2016年1月27日、ハイネはマーシャル諸島の大統領に選任された[11]。ハイネを唯一の大統領候補として行われたニティジェラ(定数33)における投票の結果は、賛成24、棄権6、欠席3であった。ハイネの宣誓式は翌日に行われた[3]。2018年11月12日に採決された不信任動議は賛成16、反対16で、賛成票が可決に必要な過半数に届かずかろうじて否決[12]。
2019年10月22日の即位礼正殿の儀に参列し、翌23日には迎賓館赤坂離宮で安倍晋三内閣総理大臣と会談を行った[13]。
2019年10月25日、ハイネは台湾の輔仁大学から哲学の名誉博士号を取得した[14]。
2020年1月6日にマーシャル諸島議会で行われた次期大統領選出選挙ではデービッド・カブアに20対12で敗れた[15]。2024年1月2日の次期大統領選出選挙では17対16でカブアを下し、翌3日に就任した[16]。
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