『トリセツ』は、テレビ朝日で放送されていた情報番組。番組名の由来は取扱説明書。
第1期は2002年4月3日から2003年3月26日まで、毎週水曜 24:51 - 25:21 に放送。第2期は2004年4月1日から2005年3月31日まで、毎週木曜 24:51 - 25:21 に放送。第1期はBS朝日でも遅れネットで放送されていた。
案内役は第1期では筧利夫が、第2期では松任谷正隆が務めていた。ナレーターは第1期、第2期ともに近藤サトが務めていたが、第2期の前半のナレーションは荻野目慶子が担当していた時期がある。メインスポンサーはNTT DoCoMoで、番組中にドコモのインフォマーシャルが流れていた。
本番組は第31回国際エミー賞の最終選考に選出されるも[1]、グランプリ受賞はならなかった。テレビ朝日製作の番組としては初の国際エミー賞ノミネート作品となった。
2004年12月23日 24:51 - 25:46(12月24日[2] 0:51 - 1:46)に1時間スペシャルとして放送。第2期に放送された特集の中から評判の良かった情報をダイジェストにして送るほか、クリスマス向けの情報を織り込んだドラマ仕立ての特別編。ドラマの舞台は六本木ヒルズ周辺(J-WAVEのサテライトスタジオやTSUTAYA TOKYO ROPPONGIなど)。ドラマの中で映画『ラブ・アクチュアリー』のDVDが出てきており、本作はこれをモチーフにしている(グランドホテルシステム)。また、インフォマーシャルはドコモとアサヒビール[3]が担当した。
出演者
ドラマ本編
- 松任谷正隆 - ストーリーテラー。終盤で高子のピアノの先生として登場した。
- 柏原収史 - 物語の主人公・正輝。TSUTAYAで『ラブ・アクチュアリー』のDVDを借りようとしたところ、その場に居合わせた高子(後に恋人となる)もそれを借りようとする[4]。じゃんけんで高子に負けてDVDを借りられず、待ち合わせていた当時の恋人に平手打ちを喰らい、その場で別れてしまう。クリスマス・パーティーが始まるまでに高子に責任を取るようキスをせがむが…。
- 松本莉緒 - 正輝の恋人・高子。ヒルズ内のマンションにひとり暮らし。番組の大ファンで、松任谷の全出演分を録画したDVDを持っている。DVDを正輝に見せてはことごとくその内容を自慢するが、用件を正輝に押し付けることが多く、外出はしない。高校時代はテニス部に所属[5]。最近はピアノを習い始めた。
- 美山加恋 - 物語の鍵を握る少女。両親がけんかをして離れ離れになっている。
- 丹阿弥谷津子 - 通りがかりのおばあちゃん。少女と仲良くなるが、何か秘密があるらしい。
- 織田哲郎 - 本人。劇中でクリスマスソング2曲(後述)を披露。また、同年11月に発売された自身初の著書『ワンナイト・ラヴ』[6](角川春樹事務所)の告知もした。
- RYU - 本人。
- 近藤サト(ナレーションも兼任) - 子供に絵本『くりすますのおくりもの』[7]の読み聞かせをする。
- 山田雄(麺屋武蔵店主) - サンタクロースに扮した男性。少女にBABBIのチョコレートを渡す。
- 熊谷和徳(タップダンサー) - ストリート・パフォーマー。数字のオブジェ前でタップダンスを披露している[8]。
- はまのゆか(イラストレーター) - ヒルズ内のワインショップ『エノテカ』でムートンの1993年(空白ラベル)[9]を注文し、パーティーに参加する。
- 堂真理子(テレビ朝日アナウンサー) - 通行人。
- 市川寛子(テレビ朝日アナウンサー) - 通行人。
- 西岡徳馬 - サンタクロース。おばあちゃんが少女の両親に会わせてもらうように空から呼び出した。
- 麻宮実果 - 番組スタッフの真帆。オープニングでは提供読みも担当し、ドコモのインフォマーシャルにも出演した。
使用されたトリセツ
- 「かわむら」 - 第2期第33回。
- 「スイーツ」 - 同第11回。
- 「みかわ」 - 同第2回。
- 「東京タワー」 - 同第6回。ただしライトアップを手がけた石井幹子の出演は無し。
冒頭で松任谷が「今日はクリスマスイブ」と述べている。
松本自身が出演した『エースをねらえ!』の一場面が写真として使われた。ちなみに柏原収史とは「エースをねらえ!」で共演している。 ロシア民話より。木村由利子・文、松村雅子・絵。至光社刊。 おばあちゃんが落とした毛糸球を拾ったときは名前を明かしていなかった。 この年のラベルはフランスの画家バルテュスのデッサンで、横たわる裸の妖精が描かれていた。しかし、アメリカのATFに使用を拒否されたため、アメリカ市場向けのラベルのみデッサン画が描かれるべき部分が白く残されることになった(コレクターは両方の種類を追い求めることになった)。はまのはクリスマスツリーの前でひとり寂しく両親の帰りを待つ少女の絵を描き、空白の上に貼り合わせてラベルにした。 発売当初はクリスマス限定だったが、好評だったため、その後、カットサイズでも発売していた(2015年現在は「オペラ21」の名で販売)。