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乗り物の進行方向を操作するためのもの ウィキペディアから
ステアリング・ホイール(英: steering wheel)とは、自動車においてステアリング機構を操作し、回転させて進行方向を調整するための環状の部品。日本や台湾などにおいてはハンドル (handle) と呼ばれてきたが、これは和製英語である[1]。
ステアリング・システムの一部であり、運転する人はステアリング・ホイールを両手で握り、回転させることで進行方向を調整する。右前に前進したいとき、または右後に後退したいときは右回り(時計回り)に、左前に前進したいとき、または左後に後退したいときは左回り(反時計回り)に回転させ、ステアリング機構を操作しながら前進・後退する。
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自動車の黎明期には、ステアリングの調整はティラーバー(棒状のハンドル)で行っていた。1894年のパリ - ルーアン間のレースに、Alfred Vacheronがパナール (Panhard) の4馬力モデルにステアリング・ホイールを着けた自動車で参加したという記録が残っており、これが特筆に値する記録としては最初期のものと考えられている[2]。1898年からはPanhard et Levassorがステアリング・ホイールを標準装備するようになった。1898年にチャールズ・ロールズは、ステアリング・ホイールを装備した車を初めてイギリスに輸入したが、それはフランスのパナール6馬力タイプであった[3] 。
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