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日本のアニメ『ガンダムシリーズ』に登場する架空の艦艇 ウィキペディアから
ザンジバル級機動巡洋艦(ザンジバルきゅうきどうじゅんようかん、Zanzibar-class Mobile Cruiser)は、アニメ作品群『ガンダムシリーズ』のうち、宇宙世紀を舞台にした作品に登場する架空の兵器。ジオン公国軍所属の機動巡洋艦である。
サイド3と地球にわたる長大な補給線を維持することを目的とし、宇宙空間のみならず大気圏突入と大気圏内の巡航能力を持つ。大気圏内外両用艦としては、ジオン公国軍で唯一のものである。
艦艇というより航空機に近いデザインで、ミノフスキー・クラフトは装備しておらず、大気圏内では主翼とリフティングボディによる揚力と在来型の熱核動力で飛行する。大気圏離脱時にはブースターを装着し、カタパルトを使用する必要があった。また、本級の「ケルゲレン」には重力ブロックが設置されている[3]。
モビルスーツ (MS) の搭載数は6機、3機+モビルアーマー (MA) 2機、9機、12機[1]と諸説ある。MSカタパルトは装備しておらず、MSは船体側部か下部に設けられたハッチから自力発進する。メガ粒子砲は前方固定式だが、主砲と対空砲は格納式になっている。主砲は、地上での間接照準射撃を考慮して火薬式の実体弾砲にしたとの説がある。艦首両舷には超大型ミサイル「Jミサイル」が埋め込み式で1発ずつ配備されている。なお、メガ粒子砲の代わりに巨大投光器を装備していた艦が存在するなど、武装は艦によって異なる。
メカニックデザインはテレビアニメ版のラフスケッチが富野喜幸、クリンナップが大河原邦男、『0083』版が河森正治、『第08MS小隊』版が山根公利。
ザンジバル級のネームシップについては、宇宙世紀0076年6月就役ということと、艦籍番号がCCM-80だと言うこと以外は不明である[4]。
『機動戦士ガンダム』などには以下に挙げた、ただザンジバルとだけ呼ばれる正式名称が不明なザンジバル級が何隻か登場するが、いずれかがこれに当たるのかどうかは不明。同型艦が何隻あるかも不明である。
小説版『機動戦士ガンダム』では、ザンジバルはシャア率いるニュータイプ部隊の旗艦として登場。テキサスコロニーで敵艦ペガサス(小説版でのホワイトベース的役割の艦)と相討ちになり、撃沈されている。
キマイラ Chimaira | |
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艦籍番号 | CCM-91 |
分類 | 機動巡洋艦 |
艦級 | ザンジバル改級 |
所属 | ジオン公国軍 |
全長 | 255m |
全幅 | 221m |
全高 | 70.5m |
主な搭載機 | 高機動型ゲルググ 高機動型ゲルググ R型 ゲルググキャノン ゲルググキャノン1A型 他 |
メカニックデザイン企画『MSV』および『MSV-R』に登場。
キシリア・ザビ少将配下のキマイラ隊の母艦。実働テストのため、高機動型ゲルググ、ゲルググキャノンなどが配備されている。
ゲーム『GUNDAM TACTICS MOBILITY FLEET0079』では、キマイラ隊設立前の宇宙世紀0079年10月15日に戦場視察のためキシリア・ザビ少将が座乗し、ジョニー・ライデンらに護衛されながら地球に降下している。
『MSV-R』ではザンジバル改級とされ、MSの搭載量増加のため船体後方にカーゴベイユニットを増設している。ユニットにはMS射出用電磁式カタパルトデッキが1基、内部は格納庫と居住フロアで構成されている。
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』にも登場。一年戦争後は旧キマイラ隊第2小隊隊長ジーメンス・ウィルヘッド大尉とユーマ・ライトニングが管理し地球近辺の宙域を航行している。
漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』に登場。「アンジバル改級」とされるが、上記「キマイラ」とは異なる改修がなされている。
アクシズからジオン共和国視察のために派遣された。艦長はシャア・アズナブル大佐。アクシズ・地球圏間を5か月で航行するために推進剤タンクとブースターが増設されている。
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』および劇場アニメ『機動戦士ガンダム0083 ジオンの残光』に、「リリー・マルレーン」と呼ばれる艦が登場。
シーマ・ガラハウ中佐率いるシーマ艦隊の旗艦として、一年戦争からデラーズ紛争まで運用される。シーマは自らモビルスーツ隊の隊長として出撃するため、艦長は副官であるデトローフ・コッセル大尉が務める。大幅な武装変更を受けているほか、MSを艦進行方向に射出できるカタパルトも装備している。デラーズ紛争時の搭載MSは、シーマのゲルググMの指揮官機および一般機5機[要出典]。のちに、アナハイム・エレクトロニクス社のオサリバン常務との密約によりガーベラ・テトラを受領し、シーマ専用機となる。
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