ササフラ
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ササフラ (Sassafras) とはフランスの競走馬である。凱旋門賞でニジンスキーの連勝記録を止めたことで有名。ほかにジョッケクルブ賞(フランスダービー)、ロワイヤルオーク賞に勝っている。
ニジンスキーと同世代で、1967年に生まれた。父はハリーオン系のシェシューンでゴールドカップなどに勝っている。
3歳になってから本格化し、プレップレースであるリュパン賞3着から挑んだジョッケクルブ賞をロールオブオナー、カロらを破って勝利した。またフランスのセントレジャーにあたるロワイヤルオーク賞では繰り上がりながらも1着になった。
ロワイヤルオーク賞の次走はニジンスキーを破った凱旋門賞である。このレースはそのニジンスキーがイギリス三冠を11戦無敗で制したあと出走してきており、ここでも負けることはないと思われていた。同馬の単勝人気は1.4倍で、ササフラはジル、オーティスに次ぐ20倍の4番人気に過ぎなかった。レースは2頭のペースメーカーがレースを作りササフラはその後ろの先行集団に付け、ニジンスキーは後方10番手の展開。直線に入ってもニジンスキーはまだ後方のままで、対してササフラは先頭に踊り出ていた。ここでニジンスキーがようやく追い出すと一気にササフラを抜き先頭に立つ、このまま勝利かと思われた。だが、ササフラはもう一度ニジンスキーとの差を縮め始め、ゴールではアタマ差ニジンスキーを交わしていた。この勝利で1970年フランス最優秀3歳牡馬に選ばれた。
凱旋門賞を最後に引退し、イギリスで種牡馬入りした。体調に問題を抱え、成功はできなかったが、産駒にアンリルバラフル、ベイヌーン、マルモラダがいる。1980年にはアメリカに輸出され1988年に死亡した。父系はブラジルにわずかに残る。
ササフラの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ハリーオン系 |
[§ 2] | ||
父 Sheshoon 栗毛 1956 |
父の父 Precipitation栗毛 1933 |
Hurry On 1913 |
Marcovil | |
Tout Suite | ||||
Double Life 1926 |
Bachelors Double | |||
Saint Joan | ||||
父の母 Noorani栗毛 1950 |
Nearco 1935 |
Pharos | ||
Nogara | ||||
Empire Glory 1933 |
Singapore | |||
Skyglory | ||||
母 Ruta 鹿毛 1960 |
*ラティフィケイション Ratification 鹿毛 1953 |
Court Martial 1942 |
Fair Trial | |
Instantaneous | ||||
Solesa 1940 |
Solario | |||
Mesa | ||||
母の母 Dame d'Atour鹿毛 1955 |
Cranach 1938 |
Coronach | ||
Reine Isaure | ||||
Barley Corn 1950 |
Hyperion | |||
Schiaparelli | ||||
母系(F-No.) | (FN:8-c) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Hurry On 3×5・5 = 18.75% | [§ 4] | ||
出典 |
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