コットン・ボウル
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この項目では、スタジアムについて説明しています。ボウルゲームについては「コットンボウル」をご覧ください。 |
コットン・ボウル(Cotton Bowl)は、アメリカ合衆国テキサス州ダラスのフェア・パークにある屋外球技場。1930年、ステート・フェア・オブ・テキサスの会場であるフェア・パークの名から「フェア・パーク・スタジアム」として開業した。
"The House That Doak Built" (ドークが建てた家) | |
2016年、西スタンド正面入口 | |
概要 | |
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旧名称 |
フェア・パーク・スタジアム (1930年–1936年) |
住所 | ロバート・コラム・ブールヴァ―ド |
所在地 | アメリカ合衆国テキサス州ダラス |
所有者 | ダラス市 |
座席数 | 92,100人[1] |
来場者数 | 96,009人[2] |
表面 |
天然芝 (1930年–1969年、1994年–現在) アストロターフ (1970年–1993年) |
建設 | |
着工 | 1930年[3] |
開業 | 1930年 94年前 |
改築 | 1936年、1968年、1993年、2008年 |
拡張 | 1948年–1949年、1993年、2008年 |
建設費 |
$328,200 ($599万 in 2023[4]) |
設計者 |
マーク・レモン、1930年 ジョージ・ダール、1936年 ヘルムース・オバタ・カッサバウム、1993年 |
構造エンジニア | チャペル・ストークス・ブレネク、1948年-1949年 |
利用 | |
南メソジスト大学マスタングス (1932年–1978年、1995年–1999年)
ダラス・テキサンズ (NFL) (1952年)
バーン/FCダラス (MLS) (1996年–2002年、2004年–2005年) | |
ウェブサイト | |
公式ウェブサイト | |
The Cotton Bowl コットン・ボウル | |
ダラス・ランドマーク歴史地区寄与物件
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座標 | 北緯32度46分47秒 西経96度45分35秒 |
建築様式 | アール・デコ |
所属 | テキサス・センテニアル・エクスポジション・ビル (1936年-1937年) (#86003488[5]) |
TSAL登録番号 | 8200000209 |
DLMKHD登録番号 | H/33 (フェア・パーク) |
指定・解除日 | |
CP指定日 | 1986年9月24日 |
TSAL指定日 | 1984年1月1日 |
DLMKHD指定日: | 1987年3月4日[6] |
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長年、カレッジフットボールのポストシーズンのボウル・ゲームで当球場名から名付けられた「コットン・ボウル・クラシック」が開催されていた。1937年の元日に開幕し、2009年まで73回行なわれ、2010年1月にテキサス州アーリントンの新たなAT&Tスタジアムに移行した。開設当初から続くオクラホマ大学とテキサス大学オースティン校が対戦する伝統の一戦「レッド・リバー・シュートアウト」や、「ファースト・レスポンダー・ボウル」なども行なわれる。
過去には南メソジスト大学マスタングス(NCAA)、ダラス・カウボーイズ(NFL、1960年–1971年)、ダラス・テキサンズ(NFL、1952年)、ダラス・テキサンズ(AFL、1960年–1962年)など多くのフットボールの本拠地としても使用されていた。サッカー・チームではダラス・トルネード (NASL、1967年–1968年)、バーン/FCダラス (MLS、バーン:1996年–2002年、FCダラス:2004年–2005年)も本拠地としていた。1994年のFIFAワールドカップの9つの会場の1つとしても使用された。2022年現在、プロ・チームも大学チームも拠点としていない球場としては全米最大収容人数となっている。
1940年代後半、南メソジスト大学フットボール・チームのランニングバックであったドーク・ウォーカーによる集客が膨大であったことから「"The House That Doak Built"」(ドークが建てた家)と呼ばれるようになった[7]。
1967年1月1日、当球場で行なわれたNFL決勝戦でカウボーイズはグリーンベイ・パッカーズと対戦した[8][9]。前日の1966年12月31日、南メソジスト大学とジョージア大学が対戦するコットン・ボウル・クラシックが行なわれていたため、球場準備が急務であった[10]。両試合共75,054名の客席を満席にしたが、負けてしまった。
1970年、人工芝を導入したが、1993年にFIFAワールドカップの準備の際に取り外された。フィールドの標高は海抜約450フィート (140 m)である。