『アンスロポス』は、関ジャニ∞の楽曲[18][19][20][21][22]。2024年1月24日にINFINITY RECORDSから50枚目のシングルとして発売された[23][24][25][26]。「関ジャニ∞」名義では最後の作品となった[27][28]。
概要 「アンスロポス」, 関ジャニ∞ の シングル ...
閉じる
- 前作『オオカミと彗星』から約5か月振りのリリース。
- CDは初回限定「冬」盤(Blu-ray/DVD)、初回限定「炎」盤(Blu-ray/DVD)、通常盤の5形態で発売。
- 本作は関ジャニ∞の20周年第1弾シングルであり[18][21][22]、記念すべき通算50枚目のシングルである[23][24][25][26]。
- 2024年2月4日よりグループ名を「SUPER EIGHT」に改名したため、本作が「関ジャニ∞」名義で最後のシングルおよび音楽作品となった[27][28]。
- 表題曲「アンスロポス」は、読売テレビ・日本テレビ系アニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』の第1クールおよび第2クールのオープニングテーマである[18][19][20][21]。
- 通常盤のカップリング「軌跡とキセキ」は、これまでの関ジャニ∞の歌詞やフレーズ、さらにはライブなどでの印象的な一言などのオマージュや引用をジェットコースターのように変化していく楽曲に載せて展開している「関ジャニ∞20周年記念楽曲」となっている。
- 同曲は、本作の情報解禁時点で「20周年を迎えた関ジャニ∞にとってメモリアルな一曲」と紹介されていた[23][24][25][26]。
- 2024年1月31日より、同曲の歌詞のフレーズごとに「"軌跡"と想い出」を投稿できる特設サイト「あなたと∞の軌跡とキセキ」を開設した[34][35]。
- 初回限定「冬」盤のカップリング「0時5分のラヴ・ゲーム」は、「稀代のプレイボーイ:村上信五」と「一線を越えたい女性:他メンバー4人」のデュエットによる終電間際の仄暗いバーでの駆け引きを描いた「令和歌謡」となっている。
- 初回限定「炎」盤のカップリング「Back 2 The Kids」は、エレキギターのリフが印象的な90年代を感じさせるトラックを現代版にアップデートし、パンクスピリット丸出しのシャウトが印象的なラップトラックとなっている。
- 各初回限定盤には特典映像を収録した特典Blu-ray/DVDを付属。
- 本作のアーティスト写真は、前述のアニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』の消防官のストーリーをモチーフに撮影されており、炎をバックにメンバー5人が力強い眼差しでたたずむ写真となっている[38][30][39][31]。
- 本作のジャケット写真は、「アンスロポス」というタイトルが「見上げる人」という意味を持っているため、見上げてしまうほど大きな火の鳥(不死鳥)が全形態の象徴となっている[38][30][39][31]。
- 関ジャニ∞は「春夏冬中(あきないちゅう)」と謳い2023年からシングル[注 3]を発売しており、その最後を締めくくる第3弾として本作で初回限定「冬」盤を発売した[23][24][25][26]。
- 本作の全形態[注 4]には、お楽しみカード「まいど!おおきにカード」を封入[40]。
- 本作はCDの発売と同時に音楽ダウンロードサービスおよびサブスクリプションサービスでの配信も開始された。
まいど!おおきにカード
- 本作の全形態[注 4]にメンバーのソロ(横山・村上・丸山・安田・大倉)が各3種(「アンスロポスver.」、「FESTIVAL SESSIONSver.」、「バトルモードver.」)、メンバー集合(バトルモードver.)が1種、計16種類のうちランダムで1種類の絵柄が封入されている[40]。
- このうち、メンバー集合1種のカードは、「ホログラムSSR仕様」となっている[40]。
- カード裏面は各種共通となっている[40]。
さらに見る バージョン, 種類 ...
まいど!おおきにカード(全16種、ランダムで1枚封入)
バージョン |
種類 |
アンスロポスver. |
横山・村上・丸山・安田・大倉(全5種) |
FESTIVAL SESSIONSver. |
バトルモードver. |
横山・村上・丸山・安田・大倉・集合(全6種) |
閉じる
各形態概要
さらに見る #, 曲名 ...
カップリング
# |
曲名 |
形態 |
2 |
軌跡とキセキ |
通常盤 |
0時5分のラヴ・ゲーム |
初回限定「冬」盤 |
Back 2 The Kids |
初回限定「炎」盤 |
閉じる
さらに見る 特典内容, 形態 ...
特典
特典内容 |
形態 |
特典Blu-ray/DVD(詳細は「#初回限定「冬」盤」を参照) |
初回限定「冬」盤 |
デジパック・スリーブ仕様 |
「KANJANI∞ 20FES 〜前夜祭〜」LIVEフォトブック(48P) |
歌詞カード |
お楽しみカード |
特典Blu-ray/DVD(詳細は「#初回限定「炎」盤」を参照) |
初回限定「炎」盤 |
三方背ケース仕様 |
「FESTIVAL SESSIONS 2023」LIVEフォトブック(24P) |
8P歌詞フォトブック |
お楽しみカード |
8P歌詞フォトブック |
通常盤(初回プレス) |
お楽しみカード |
閉じる
- 発売日:2024年1月24日
- 初回限定「冬」盤(LCCA-6117~6118:CD+Blu-ray)
- デジパック・スリーブ仕様
- 「「KANJANI∞ 20FES 〜前夜祭〜」LIVEフォトブック」封入
- 「歌詞カード」封入
- 「お楽しみカード」封入
- 初回限定「冬」盤(LCCA-6119~6121:CD+DVD)
- デジパック・スリーブ仕様
- 「「KANJANI∞ 20FES 〜前夜祭〜」LIVEフォトブック」封入
- 「歌詞カード」封入
- 「お楽しみカード」封入
- 初回限定「炎」盤(LCCA-6122~6123:CD+Blu-ray)
- 三方背ケース仕様
- 「「FESTIVAL SESSIONS 2023」LIVEフォトブック」封入
- 「8P歌詞フォトブック」封入
- 「お楽しみカード」封入
- 初回限定「炎」盤(LCCA-6124~6125:CD+DVD)
- 三方背ケース仕様
- 「「FESTIVAL SESSIONS 2023」LIVEフォトブック」封入
- 「8P歌詞フォトブック」封入
- 「お楽しみカード」封入
- 通常盤(LCCA-6126:CD)
- 「8P歌詞フォトブック」封入(初回プレス分のみ)
- 「お楽しみカード」封入(初回プレス分のみ)
※全て表題曲「アンスロポス」について記述。
方向性
横山は曲を受け取った時に「熱い歌だ」と思ったが、テンポがとても速くボーカルのキーも高いため、「楽器やりながらどうやって唄うんやろ?」と感じ、「難しそうだな、練習しないと」というのが最初の印象であったという[42]。
丸山はキタニが前名義の頃から楽曲を聴いており、今回の楽曲提供が決まって嬉しかったという[43]。そのため、「アンスロポス」の制作時にはレコード会社のスタッフを挟み、「間奏が静かになる前のところでもう少しピアノで駆け上がる感じが付いてほしい」「歌に入る前に、ベースのフレーズを1個フックとして入れてほしい」「今ドラムやベースが強い曲がトレンドだと感じているため、そういう方向でアレンジをお願いしたい」とキタニに対して楽曲のオーダーをしていた[43]。
曲調
丸山が初めて「アンスロポス」を聞いた時はベースが難しいと思ったといい、同曲で使用されているベースが五弦ベースであることから、『め組の大吾』の世界観も踏襲したアニメソングではありつつもバンドの厚みもあり、両方の角度からも楽しめる「強い楽曲」だと感じたという[44]。
レコーディング
安田は1番と2番共にAメロを担当しており、「物語の紡ぎ始め」であるため、「歌詞の風景をちゃんと伝える」ということを意識してレコーディングを行ったという[45][注 5]。
丸山はサビ前を担当しており、丸山曰く「なだらかなところからサビへの力強い滑走路」「離陸の瞬間」というパートであるため、ロック調の歌い方でアタックのニュアンスを混ぜ込んでレコーディングを行ったという[45]。また、丸山曰くメンバーがそれぞれ個性的な声をしており、「横山や村上のようなメインボーカル的な特徴のある声」と「丸山・安田・大倉のような柱となるボーカルとして全体的に締める声」があるため、レコーディングの際はボーカルの全体のバランスを重視していたという[43]。
村上は丸山がレコーディングしたものをベースに聴きながらレコーディングしており、あまりテイク数を重ねずに終えることができたという[45][46]。
シングルチャート順位
- オリコンチャート
- 初日113,150枚を売り上げ、2024年1月23日付の「オリコンデイリー CDシングルランキング」で初登場1位を獲得した[2]。
- 初週159,384枚を売り上げ、2024年2月5日付の「オリコン週間 CDシングルランキング」で週間1位を獲得した[3][4]。
- 37作連続、通算45作目のシングル1位獲得となった[3]。
- これにより、2007年度から2024年度まで18年連続でシングル1位を獲得しており、「シングル1位獲得連続年数」がKinKi Kids、B'zに続く歴代単独3位となった[3]。
- 初週162,089ptを記録し、2024年2月5日付の「オリコン週間 合算シングルランキング」で週間1位を獲得した[5][6]。
- 9作連続、通算9作目の合算シングル1位獲得となった[5]。
- 初週159,384枚を売り上げ、2024年2月5日付の「オリコン週間 アニメシングルランキング」で週間1位を獲得した[7]。
- 累計169,906枚を売り上げ、2024年1月度「オリコン月間 CDシングルランキング」で月間2位を獲得した[8]。
- 累計169,906枚を売り上げ、2024年1月度「オリコン月間 アニメシングルランキング」で月間1位を獲得した[9]。
- 累計176,451枚を売り上げ、2024年度「オリコン上半期 CDシングルランキング」で上半期25位を獲得した[10]。
- Billboard JAPAN
- 初週162,727枚を売り上げ、2024年1月31日公開の「Billboard JAPAN Top Singles Sales」で週間1位を獲得した[11][12]。
CD
通常盤
- アンスロポス - [3:39]
- 作詞・作曲:キタニタツヤ
編曲:Diz
- 軌跡とキセキ - [3:58]
- 作詞・作曲・編曲:大西省吾、Peach
- アンスロポス (オリジナル・カラオケ)
- 軌跡とキセキ (オリジナル・カラオケ)
初回限定「冬」盤(CD)
- アンスロポス
- 0時5分のラヴ・ゲーム - [4:30]
- 作詞・作曲:湊谷陸
編曲:高慶"CO-K"卓史
配信
- アンスロポス
- 0時5分のラヴ・ゲーム
- Back 2 The Kids
- 軌跡とキセキ
特典映像
初回限定「冬」盤(特典映像)
さらに見る #, タイトル ...
Blu-ray/DVD# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
---|
1. | 「アンスロポス」(Music Clip) | | | |
2. | 「アンスロポス」(Making) | | | |
3. | 「KANJANI∞ FESTIVAL SESSIONS 2023」(BEHIND THE SCENES) | | | |
4. | 「KANJANI∞ 20FES 〜前夜祭〜」(LIVE映像) | | | |
合計時間: | |
---|
閉じる
初回限定「炎」盤(特典映像)
さらに見る #, タイトル ...
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2023# | タイトル | 作詞 | 作曲・編曲 | 時間 |
---|
1. | 「ズッコケ男道」 | | | |
2. | 「無責任ヒーロー」 | | | |
3. | 「未完成」 | | | |
4. | 「ふりむくわけにはいかないぜ」 | | | |
5. | 「象」 | | | |
6. | 「NOROSHI」 | | | |
7. | 「オモイダマ」 | | | |
8. | 「喝采」 | | | |
9. | 「BOY '23」 | | | |
10. | 「ハライッパイ」 | | | |
11. | 「勝手に仕上がれ」 | | | |
12. | 「LIFE〜目の前の向こうへ〜」 | | | |
13. | 「T.W.L」 | | | |
合計時間: | |
---|
閉じる
※アルバム『SUPER EIGHT』のクレジットより。
- アンスロポス
注釈
48thシングル『未完成』は初回限定「春」盤、49thシングル『オオカミと彗星』は初回限定「夏」盤を発売。
例として、1番Aメロの「崩れそうな足元を見つめていた」という歌詞の中に、「どんな情感があって、どんな景色が過去にあって、そしてどうなっていきたいか」ということを考えていたという[45]。
出典
“あなたと∞の軌跡とキセキ”. 関ジャニ∞ / INFINITY RECORDS 公式サイト (2024年1月31日). 2024年1月31日閲覧。
MG 2024, p. 14, 「SUPER EIGHT『SUPER EIGHT』セルフライナーノーツ」
- 高瀬純、大久保和則、幸野敦子、根岸聖子、松木智恵「笑顔に接近! 関ジャニ∞」『週刊TVガイド』2024年1月5日号、東京ニュース通信社、2023年12月27日、8-15頁。
- 蜂須賀ちなみ、金光裕史「関ジャニ∞ どこまでも続く轍」『音楽と人』2024年2月号、音楽と人、2024年1月9日、28-37頁。
- 高瀬純、大久保和則、幸野敦子、根岸聖子、松木智恵「関ジャニ∞ 無限大のPLUS」『TVガイドPLUS』vol.53、東京ニュース通信社、2024年1月15日、4-15頁。
- 黒田隆憲、小松香里、笹谷淳介、新亜希子、溝口元海「SUPER EIGHT デビュー20周年、かけがえのない軌跡と未来を語る アルバムセルフライナーノーツ&メモリアルフォトセッション」『MG』NO.24、東京ニュース通信社、2024年7月31日、1-15頁。
- 紹介ページ
- 特設サイト
- YouTube
- ミュージック・ビデオ
- OPノンクレジット映像
- 特典ライブ映像
- アニメ特別PV
- スポット映像