カナ表記 パラパラㇰ
発音
- IPA(?): /pa.ɾa.pa.ɾak/, [pa.ɾa.pa.ɾak̚]
語源
para (泣く擬音)「わんわん」の重複形 + -k「自動詞形成」
動詞
paraparak (自動詞, 1項動詞)
- 泣き喚く。泣き崩れる。ひどく泣く。
イエランポキウェン ロコカ アン ペ パラパラㇰ コㇿ イムライパパ[2]- i=erampokiwen rokoka an pe paraparak kor i=muraypapa
- 私を憐れんでいた者は、泣きわめきながら、私を抱きさすった。
出典
鍋澤ねぷき (1969), “16-8 ルパイェユカㇻ「ウェンクㇽ フチ イレス」(貧乏人のお婆さんに育てられた)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
鍋澤ねぷき (1969), “16-10 ウエペケㇾ「アアチャハ イレス」(私の叔父に育てられた)”, 第2年次調査研究報告書2/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
鍋澤ねぷき (1969), “17-6 ウエペケㇾ「アコㇿ エカシ イレス」(私はおじいさんに育てられた)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
木村きみ (1969), “20-6 ウエペケㇾ「イエマカアトゥサレ メノコ」(もろ肌を脱いだ女)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
黒川てしめ (1969), “24-3 ウエペケㇾ「ケレㇷ゚ノイェ ケレㇷ゚トゥㇽセ」(トリカブトとオオトリカブト)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
木村きみ (1969), “20-4 ウエペケㇾ「カウカウ ノカ オマ コソンテ ミ カムイ アオナハ ネ」(霰模様の小袖を着た神が私の父だった)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
貝澤とぅるしの (1969), “4-4 ウエペケㇾ「アオナハ ウェンカムイ オロワ アウㇰ」(父は悪神にとられた)”, 第2年次調査研究報告書1/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月
鍋澤ねぷき (1969), “17-2 ウエペケㇾ「トランネ アオナ トゥラ オカ アン」(怠け者の父と暮らす)”, 第2年次調査研究報告書3/3 (文化庁 アイヌ語の保存・継承に必要なアーカイブ化に関する調査研究事業), 2015年3月