医する

ウィクショナリーから

日本語

動詞

する (いする)

  1. (他動詞) 癒す治す
    • 1916年、井上円了「迷信と宗教」[1]
      地獄極楽の図は、英国や米国にて見ることができぬけれども、露国にては数回これを見た。また、眼病を医し、歯痛を治するに、一心をこめて偶像を礼拝するなどもなかなか多い。
    • 1926年、平林初之輔「犠牲者」[2]
      私は三日の間、食事の時に宿の女中とお座なりの言葉を交すだけだったので、人間の肉声に渇していたのである。ことに、学校を出てから、この附近に小さい病院を開業している開業医でありながら、どこか神秘思想家の面影をそなえた瀬川は、此の際私の渇を医するには最も好ましい話相手であった。
    • 1930年、種田山頭火「行乞記」[3]
      湯に入れなかつたのは残念だつた、入浴は、私にとつては趣味である、疲労を医するといふことよりも気分を転換するための手段だ、二銭か三銭かの銭湯に於ける享楽はじつさいありがたいものである。

活用

さらに見る サ行変格活用, 語幹 ...
-する 動詞活用表日本語の活用
サ行変格活用
語幹未然形連用形終止形連体形仮定形命令形


する する すれ せよ
しろ
閉じる
さらに見る 意味, 語形 ...
各活用形の基礎的な結合例
意味語形結合
否定 しない 未然形 + ない
否定 せず 未然形 +
自発・受身
可能・尊敬
される 未然形 + れる
丁寧 します 連用形 + ます
過去・完了・状態 した 連用形 +
言い切り する 終止形のみ
名詞化 すること 連体形 + こと
仮定条件 すれば 仮定形 +
命令 せよ
しろ
命令形のみ
閉じる

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.