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広島市中区にある地下街 ウィキペディアから
紙屋町シャレオ(かみやちょうシャレオ)は、広島県広島市中区にある広島初の地下街[1]。
2001年(平成13年)4月に、県・市・民間企業の出資による第三セクター「広島地下街開発株式会社」により開業した。店舗面積は7120m2。名称は「おしゃれ」のズージャ語が由来。全国から公募して選ばれた。付近にそごう広島店や福屋八丁堀本店などの百貨店があり、既存店舗との競合を懸念して着工・開業が遅れた経緯もあるが、「この規模では通常のデパートのような店舗では中途半端になる」という認識から、若い女性をターゲットにしたアパレル店や雑貨屋、スイーツ店等も多く入居している[1]。シャレオができたことにより紙屋町交差点は地下の歩行者用通路が確保できたため横断歩道は廃止された。アストラムラインの本通駅、県庁前駅、広島電鉄の本通電停、紙屋町西電停、紙屋町東電停などと接続している。国土交通省の事業のため、シャレオ内の通路は「道路」扱いである[1]。シャレオ内の通路に正式な道路名称があるのはそのためである。南北と東西では道路管理者が異なっており、南北は上を走る直轄国道国道54号の一部で国土交通省中国地方整備局、東西は広島市である。
紙屋町交差点直下のシャレオ中央広場はイベント会場としても使用されている。シャレオが完成する前には全国高等学校クイズ選手権の中国地方大会決勝戦(2000年)がこの場所で行われたことがあり(工事現場を使ったクイズ)、決勝進出チームの名前が刻まれている。中央広場には大型ビジョンと県内ラジオ局がほぼ毎日公開収録を行っていた「シャレオ iスタジオ」、県内交通機関の時刻・運行状況を表示するモニターやインターネット端末を備えた有人案内所「シャレオ iセンター」があったが2009年3月末までにすべて撤退し、ビジョンごと撤去された。自動車交通と分離された空間であるため、占用許可の緩和が近年行われてきたが[2]、コロナ占用特例を経て2021年8月に歩行者利便増進道路(ほこみち)に指定された[3]。
現在の中央広場南には広島ホームテレビ「ぽるぽるLIVE on エムキャス」の配信用スタジオ「ぽるぽるスタジオ」[4]、南西側地上連絡口付近には広島市観光案内所がある。
連絡通路が接続している施設は『(*)』をつけている
連絡通路が接続している施設は『(*)』をつけている
路線バスについては広島バスセンターの他に、広電バス、広島交通、広島バスほかの立町、紙屋町、原爆ドーム前、本通り、県庁などのバス停が地下街出入り口付近にある。
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