糠平ダム

北海道のダム ウィキペディアから

糠平ダム

糠平ダム(ぬかびらダム)は、北海道十勝総合振興局河東郡上士幌町にある十勝川水系一級河川音更川中流部に築造されたダム大雪山国立公園内に位置する。

概要 糠平ダム, 所在地 ...
糠平ダム
Thumb
所在地 北海道十勝総合振興局
河東郡上士幌 黒石平31-3
位置
Thumb
北緯43度22分24秒 東経143度13分17秒
河川 十勝川水系音更川
ダム湖 糠平湖
ダム諸元
ダム型式 重力式コンクリートダム
堤高 76.0 m
堤頂長 293.0 m
堤体積 460,000 m3
流域面積 387.8 km2
湛水面積 822 ha
総貯水容量 193,900,000 m3
有効貯水容量 160,500,000 m3
利用目的 発電
事業主体 電源開発
電気事業者 電源開発
発電所名
(認可出力)
糠平発電所
(42,000kW) [1]
施工業者 大林組
着手年 / 竣工年 1953年 / 1956年
出典 糠平ダム - ダム便覧
備考 大雪山国立公園
テンプレートを表示
閉じる
Thumb
糠平湖
大雪山国立公園に指定されている

概要

十勝糠平系電源一貫開発計画の一環で築造され、電源開発が管理を行う発電専用ダムである。水力発電により、道東の重要な電源となっている。

道内3位の湛水面積と4位の貯水量であり、十勝川水系のダムでは首位の湛水面積と貯水量、および3位の堤高である。ダムによって形成された人造湖糠平湖(ぬかびらこ)で、観光地ともなっている(後述)。

歴史

糠平湖

総貯水容量:193,900,000 m3、湖面標高:520.0m、周囲:33.0km[6]、最大水深:60.0m[6]で天然湖の赴きを呈した人造湖である。ヤマメワカサギが放流され、冬はワカサギ釣りで賑わう。その他に、ニジマスアメマスコイウグイブラウントラウトハナカジカオショロコマ[7]も生息している。

冬には氷が張るが、春先にかけて氷が薄くなったときは上士幌町が立ち入り禁止とする[8]

水位が下がると、かつて日本国有鉄道士幌線が通っていたタウシュベツ川橋梁が姿を現す。厳冬期には水面が凍結し、湖底から湧き上がるメタンガスなどの泡が氷中に取り残される「アイスバブル」現象を見ることができる[9]

ギャラリー

観光・山岳

脚注・出典

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.