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北海道のダム ウィキペディアから
糠平ダム(ぬかびらダム)は、北海道十勝総合振興局河東郡上士幌町にある十勝川水系一級河川音更川中流部に築造されたダム。大雪山国立公園内に位置する。
十勝糠平系電源一貫開発計画の一環で築造され、電源開発が管理を行う発電専用ダムである。水力発電により、道東の重要な電源となっている。
道内3位の湛水面積と4位の貯水量であり、十勝川水系のダムでは首位の湛水面積と貯水量、および3位の堤高である。ダムによって形成された人造湖は糠平湖(ぬかびらこ)で、観光地ともなっている(後述)。
総貯水容量:193,900,000 m3、湖面標高:520.0m、周囲:33.0km[6]、最大水深:60.0m[6]で天然湖の赴きを呈した人造湖である。ヤマメやワカサギが放流され、冬はワカサギ釣りで賑わう。その他に、ニジマス、アメマス、コイ、ウグイ、ブラウントラウト、ハナカジカ、オショロコマ[7]も生息している。
冬には氷が張るが、春先にかけて氷が薄くなったときは上士幌町が立ち入り禁止とする[8]。
水位が下がると、かつて日本国有鉄道士幌線が通っていたタウシュベツ川橋梁が姿を現す。厳冬期には水面が凍結し、湖底から湧き上がるメタンガスなどの泡が氷中に取り残される「アイスバブル」現象を見ることができる[9]。
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