第61回グラミー賞(だい61かいグラミーしょう、The 61st Annual Grammy Awards)は、2019年2月10日にカリフォルニア州ロサンゼルス市のステイプルズ・センターにて授賞式が行われた。主要以外の部門は隣接するマイクロソフト・シアターで開催された[1][2]。司会は女性歌手のアリシア・キーズが務める[3][4]。
- 主要部門(年間最優秀レコード・年間最優秀アルバム・年間最優秀楽曲・最優秀新人賞)は候補が8に増える。
- Best Surround Sound AlbumがBest Immersive Audio Albumに改称。
- Best Compilation Soundtrack for Visual Mediaは音楽監督に授与。
候補作は当初2018年12月5日に発表される予定だった。しかしジョージ・H・W・ブッシュ元大統領の国葬開催の伴い2日延期され、12月7日に発表された[2]。
受賞は各部門最上段に太字のもの[5]
総合
- 最優秀レコード賞
- "This Is America" – チャイルディッシュ・ガンビーノ
- "I Like It" – カーディ・B, バッド・バニー & J・バルヴィン
- Invincible, JWhiteDidIt, Craig Kallman & Tainy, producers; Leslie Brathwaite & Evan LaRay, engineers/mixers; Colin Leonard, mastering engineer
- "The Joke" – ブランディ・カーライル
- Dave Cobb & Shooter Jennings, producers; Tom Elmhirst & Eddie Spear, engineers/mixers; Pete Lyman, mastering engineer
- "God's Plan" – ドレイク
- Boi-1Da, Cardo & Young Exclusive, producers; Noel Cadastre, Noel "Gadget" Campbell & Noah Shebib, engineers/mixers; Chris Athens, mastering engineer
- "シャロウ(Shallow)" – レディー・ガガ & ブラッドリー・クーパー
- レディー・ガガ & ベンジャミン・ライス, producers; Tom Elmhirst, engineer/mixer; Randy Merrill, mastering engineer
- "オール・ザ・スターズ(All the Stars)" – ケンドリック・ラマー & SZA
- Al Shux & Sounwave, producers; Sam Ricci & Matt Schaeffer, engineers/mixers; Mike Bozzi, mastering engineer
- "Rockstar" – ポスト・マローン featuring 21サヴェージ
- Louis Bell & Tank God, producers; Louis Bell & Manny Marroquin, engineers/mixers; Mike Bozzi, mastering engineer
- "The Middle" – ゼッド, Maren Morris and Grey
- Grey, Monsters & Strangerz & Zedd, producers; Grey, Tom Morris, Ryan Shanahan & Zedd, engineers/mixers; Mike Marsh, mastering engineer
- 最優秀アルバム賞
- 『ゴールデン・アワー(Golden Hour)』 – ケイシー・マスグレイヴス
- Ian Fitchuk, Kacey Musgraves & Daniel Tashian, プロデューサー; Craig Alvin & Shawn Everett エンジニア/ミキサー; Ian Fitchuk, Kacey Musgraves & Daniel Tashian, ソングライター; Greg Calbi & Steve Fallone, マスタリング・エンジニア
- 『インヴェイジョン・オブ・プライバシー(Invasion of Privacy)』 – カーディ・B
- Leslie Brathwaite & Evan LaRay, engineers/mixers; Belcalis Almanzar & Jorden Thorpe, songwriters; Colin Leonard, mastering engineer
- 『By the Way, I Forgive You』 – ブランディ・カーライル
- Dave Cobb & Shooter Jennings, producers; Dave Cobb & Eddie Spear, engineers/mixers; Brandi Carlile, Phil Hanseroth & Tim Hanseroth, songwriters; Pete Lyman, mastering engineer
- 『スコーピオン(Scorpion)』 – ドレイク
- Noel Cadastre, Noel "Gadget" Campbell & Noah Shebib, engineers/mixers; Aubrey Graham & Noah Shebib, songwriters; Chris Athens, mastering engineer
- 『H.E.R.』 – H.E.R.
- Darhyl "Hey DJ" Camper Jr., David "Swagg R'Celious" Harris, H.E.R., Walter Jones & Jeff Robinson, producers; Miki Tsutsumi, engineer/mixer; Darhyl Camper Jr. & H.E.R., songwriters; Dave Kutch, mastering engineer
- 『Beerbongs & Bentleys』 – ポスト・マローン
- Louis Bell & Post Malone, producers; Louis Bell & Manny Marroquin, engineers/mixers; Louis Bell & Austin Post, songwriters; Mike Bozzi, mastering engineer
- 『ダーティー・コンピューター(Dirty Computer)』 – ジャネール・モネイ
- Chuck Lightning, Janelle Monáe Robinson & Nate "Rocket" Wonder, producers; Mick Guzauski, Janelle Monáe Robinson & Nate "Rocket" Wonder, engineers/mixers; Nathaniel Irvin III, Charles Joseph II, Taylor Parks & Janelle Monáe Robinson, songwriters; Chris Gehringer, mastering engineer
- 『ブラックパンサー・ザ・アルバム(Black Panther: The Album)』 – Various Artists
- Kendrick Lamar, featured artist; Kendrick Duckworth & Sounwave, producers; Matt Schaeffer, engineer/mixer; Kendrick Duckworth & Mark Spears, songwriters; Mike Bozzi, mastering engineer
- 最優秀楽曲賞
- "ディス・イズ・アメリカ(This Is America)" - チャイルディッシュ・ガンビーノ
- "オール・ザ・スターズ(All the Stars)" - ケンドリック・ラマー & SZA
- "Boo'd Up" - エラ・メイ
- Larrance Dopson, Joelle James, Ella Mai & Dijon McFarlane, songwriters
- "God's Plan" - ドレイク
- Aubrey Graham, Daveon Jackson, Brock Korsan, Ron LaTour, Matthew Samuels & Noah Shebib, songwriters
- "In My Blood" - ショーン・メンデス
- Teddy Geiger, Scott Harris, Shawn Mendes & Geoffrey Warburton, songwriters
- "ザ・ジョーク(The Joke)" - ブランディ・カーライル
- "The Middle" - ゼッド, Maren Morris and Grey
- Sarah Aarons, Jordan K. Johnson, Stefan Johnson, Marcus Lomax, Kyle Trewartha, Michael Trewartha & Anton Zaslavski, songwriters
- "シャロウ(Shallow)" - レディー・ガガ & ブラッドリー・クーパー
- 最優秀新人賞
ポップ
最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス
最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス
最優秀ポップ・ボーカル・アルバム
最優秀トラディショナル・ポップ・ボーカル・アルバム
ダンス/エレクトロニック
最優秀ダンス・レコーディング
- "Electricity" – Silk City & デュア・リパ featuring ディプロ & マーク・ロンソン
- Jarami, Alex Metric, Riton & Silk City, producers; Josh Gudwin, mixer
- "Northern Soul" – アバヴ&ビヨンド featuring Richard Bedford
- Above & Beyond & Andrew Bayer, producers; Above & Beyond, mixers
- "Ultimatum" – Disclosure featuring Fatoumata Diawara
- Guy Lawrence & Howard Lawrence, producers; Guy Lawrence, mixer
- "Losing It" – Fisher
- Paul Nicholas Fisher, producer; Kevin Grainger, mixer
- "Ghost Voices" – Virtual Self
最優秀ダンス/エレクトロニック・アルバム
コンテンポラリー・インストゥルメンタル
最優秀コンテンポラリー・インストゥルメンタル・アルバム
ロック
最優秀ロック・パフォーマンス
最優秀メタル・パフォーマンス
最優秀ロック・ソング
最優秀ロック・アルバム
オルタナティヴ
最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム
R&B
最優秀R&Bパフォーマンス
最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス
最優秀R&Bソング
最優秀アーバン・コンテンポラリー・アルバム
最優秀R&Bアルバム
ラップ
最優秀ラップ・パフォーマンス
最優秀ラップ/歌唱パフォーマンス
最優秀ラップ楽曲
最優秀ラップ・アルバム
カントリー
最優秀カントリー・ソロ・パフォーマンス
最優秀カントリー・アルバム
ジャズ
最優秀インプロヴァイズド・ジャズ・ソロ
最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム
最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム
最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム
最優秀ラテン・ジャズ・アルバム
ゴスペル/コンテンポラリー・クリスチャン
- 最優秀ゴスペル・パフォーマンス/ソング
- 最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック・パフォーマンス/ソング
- 最優秀ゴスペル・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック・アルバム
- 最優秀ルーツ・ゴスペル・アルバム
アメリカン・ルーツ
- 最優秀アメリカーナ・アルバム
- 最優秀トラディショナル・ブルース・アルバム
- 最優秀コンテンポラリー・ブルース・アルバム
- 最優秀フォーク・アルバム
- 最優秀リージョナル・ミュージック・アルバム
- 『No 'Ane'i』 – カラニ・ペア(英語版)
ワールドミュージック
- 最優秀ワールドミュージック・アルバム
- 『Freedom』 – ソウェト・ゴスペル・クワイア(英語版)
- 『デラン(Deran)』 – ボンビーノ(英語版)
- 『ファトゥ(Fenfo)』 – ファトゥマタ・ジャワラ(英語版)
- 『ブラック・タイムス(Black Times)』 – シェウン・クティ&エジプト80
- 『The Lost Songs of World War II』 – Yiddish Glory
スポークン・ワード
- 最優秀スポークン・ワード・アルバム
コメディ
- 最優秀コメディ・アルバム
- 『冷静沈着&汚れた鳥(Equanimity & The Bird Revelation)』 – デイヴ・シャペル
ビジュアルメディア向け
- 最優秀コンピレーション・サウンドトラック
- 最優秀スコア・サウンドトラック
編曲
- 最優秀編曲(インストゥルメンタルもしくはアカペラ)
- 最優秀編曲(インストゥルメンタルおよびボーカル)
パッケージング
- 最優秀録音パッケージ
- 最優秀ボックスドもしくは特別限定版パッケージ
ノーツ
- 最優秀アルバム・ノーツ
- Various Artists『Voices of Mississippi: Artists and Musicians Documented by William Ferris』 - David Evans(アルバム・ノーツ・ライター)
ヒストリカル
- 最優秀ヒストリカル・アルバム
- Various Artists『Voices of Mississippi: Artists and Musicians Documented by William Ferris』 - William Ferris、April Ledbetter、Steven Lance Ledbetter(コンピレーション・プロデューサー)。Michael Graves(マスタリング・エンジニア)。
制作(非クラシカル)
- 最優秀エンジニアド・アルバム(非クラシカル)
- プロデューサー・オブ・ザ・イヤー(非クラシカル)
- 最優秀リミックスド録音
制作(没入型オーディオ)
- 最優秀没入型オーディオ・アルバム(改名)
ミュージック・ビデオ/フィルム
- 最優秀ミュージック・ビデオ
- 最優秀ミュージック・フィルム