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松本清張の小説 ウィキペディアから
『溺れ谷』(おぼれだに)は、松本清張の長編小説。『小説新潮』に連載され(1964年1月号 - 1965年2月号)、1966年5月に新潮社から単行本が刊行された。
1983年にテレビドラマ化されている。
三流経済雑誌記者の大屋圭造は、忘れられつつある往年の名女優・竜田香具子に、新興企業である亜細亜製糖の社長・古川恭太との誌上対談を持ち掛ける。首尾よく成功すると、大屋は精糖業界の動向を探るためのパイプを作る意図で、両者に再会を提案する。ビューティーサロンの開業を夢見る香具子は古川からの資金援助を期待し提案に乗り、有馬温泉に向かうが、香具子を見送った後で、同業の藤岡真佐子に見付けられた大屋は、砂糖業界に通じた鶴田甚三郎という男を京都で紹介される。
古川が同日に農林大臣の是枝平之輔と秘密裡に遇っていることを察知し、その行動に探りを入れる大屋は、古川が鶴田とも繋がりを持っていることを知る。他方、古川は是枝に香具子を斡旋していたことがわかり、大屋の目論見は外れる。続いて大屋は、香具子との関係を仄めかすことで是枝との接触を図るが、逆に脅しをかけられてこれも失敗に終わる。しかし探索を続けるうちに、是枝の汚職事実および鶴田の正体を探り当てた大屋は、精糖業界の汚職の摘発に協力しようと考え、真佐子と再会、やがて大屋は真佐子の真意を知ることになる。
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「松本清張の溺れ谷」のタイトル(サブタイトル「蜂は一度刺して死ぬ!」)で、1983年4月9日(21:02-23:51)に、「土曜ワイド劇場」枠の3時間スペシャルとして放映。1部「贈られた女優」2部「心中した女記者」の2部構成となっている。
テレビ朝日系列 土曜ワイド劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
横溝正史の鬼火
仮面の男と湖底の女 (1983年3月26日) |
松本清張の溺れ谷
(1983年4月9日) |
白い素肌の美女
江戸川乱歩の盲獣 (1983年4月16日) |
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