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Apple製品の一部に搭載されている、タッチの強さに反応する触覚フィードバックタッチパネル ウィキペディアから
感圧タッチ(英: Force Touch)とは、Appleが販売しているMacBook、MacBook Pro、Magic Trackpad 2、Apple WatchやiPhoneシリーズ[注 1]に搭載されている、タッチの強さに反応する触覚フィードバックタッチパネルである。3D Touch(スリーディー タッチ)とも呼ばれる。
画面上をタッチし、一定以上の力を加えて押すと、通常のタッチとは異なる動作が実行される。
2015年9月9日にサンフランシスコのBill Graham Civic Auditoriumで開催された「Special Event September 2015」でiPhone 6s/iPhone 6s Plusが発表された際にiPhoneの新機能「3D Touch」として紹介された[1]。
新たにディスプレイに圧力センサーのレイヤーを配置することで、画面をタッチするだけではなく、押す[注 2]ことで様々な機能を使用することができ、また、弱く押し込む、強く押し込むといった圧力差も検知する。なお2014年9月10日に発表された同社の腕時計型ウェアラブルコンピュータ端末であるApple Watchのディスプレイや2015年以降に発売されたMacBook、MacBook Proのトラックパッド及び周辺機器であるMagic Trackpad 2にも同様の圧力検知機能が存在し、それらの製品では感圧タッチという[2]。
2016年9月7日に発表されたiPhone 7では3D TouchがiOSに深いレベルで組み込まれており、さらに用途が広がったとしている[3]。
なお、iPhoneにおいてはiPhone XS、iPhone XS Maxに搭載されたのが最後である。iPhone XR、iPhone SE、およびiPhone 11、iPhone 11 Pro/11 Pro Max以降にはHaptic Touchが代わりに搭載された。これは圧力感知をしないで、触覚フィードバックのみを行う機能である[4]。
3D Touchによる振る舞いはそれぞれの機能にクイックアクション、ピーク、ポップという正式な呼称が与えられている[5]。
なお、上記の動作はあくまで一例でありiOS 10以降では3D Touchとの親和性が増しているほか、サードパーティーにも開放されておりアプリケーション開発者は自由に3D Touchによる振る舞いを自身のアプリケーションに組み込むことができる[6]。
3D Touch採用iPhoneでは通常のタッチと3D Touchの違いを使用者が区別できるように例外なくTaptic Engineという触覚フィードバック(ハプティクス)装置が端末に内蔵されている。
3D Touchが動作する際は必ずこのTaptic Engineによって端末が僅かに振動し、使用者に3D Touchがアクティブになったことを知らせるようになっている。
なお、Taptic EngineはiPhoneに留まらず、Apple Watch、2015年以降発売のMacBookとMacBook Proのトラックパッド、Magic Trackpad 2にも搭載されている[7]。
(2021年2月現在)
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