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中国陝西省の地級市 ウィキペディアから
安康市(あんこう-し)は中華人民共和国陝西省に位置する地級市。
秦代に漢中郡が設置され12県を管轄した。漢朝は秦制を踏襲し漢中郡を設置、西城県・安陽県・長利県・旬陽県・鍚県の5県を管轄し、三国時代になると魏興郡と改称されている。
南北朝時代には初め直州、後に西魏により金州が設置されたが、隋代になると再び西城郡が設置され、唐宋では金州が設置された。
明初は金州とされたが、1583年(万暦11年)に興安州と改称され漢中府の管轄とされた。更に1595年(万暦23年)、興安州は漢中府より分離され陝西布政司の直属行政区となり下部に漢陰県・平利県・旬陽県・紫陽県・白河県・石泉県を管轄した。清代になると1782年(乾隆47年)に興安州は興安府に昇格、安康県・平利県・旬陽県・白河県・紫陽県・石泉県の6県を管轄した。
中華民国が成立すると1913年(民国2年)、興安府管轄区域に漢中道が設置された。1926年(民国15年)、北伐の結果南京国民政府による行政管理が開始されると漢中道は廃止されたが、1935年には(民国24年)には行政督察区制度の施行にともない陝西省第5行政督察専員公署が設置され10県を管轄した。
中華人民共和国成立後の1950年、安康専区が設置され、1968年に安康地区と改称された。2000年12月、安康地区が地級市の安康市に改編された。
1市轄区・1県級市・8県を管轄する。
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