向井正
研究者 ウィキペディアから
向井 正(むかい ただし、1945年5月[1] - )は、日本の天文学者、惑星科学者。神戸大学名誉教授。日本惑星科学会元会長。21世紀COEプログラム「惑星系の起源と進化」拠点リーダー。京都情報大学院大学教授[2]。
人物
大阪府大阪市住吉区出身。大阪府立住吉高等学校を経て京都大学理学部物理学科卒業、同大学院修了。
光散乱の理論を用いた天文学的観測や探査機測定によって、惑星間塵の空間構造とその起源を研究している。また、探査機はやぶさに搭載するためのレーザー高度計を開発し、小惑星イトカワの内部に無数の空洞があることの発見に繋げたり、散乱円盤天体の分布から惑星Xの存在を仮定してその予想軌道を計算したりといった業績がある。[3][4]
略歴
著書
単著
- 『小惑星がやってくる』(岩波書店 1994年)ISBN 9784000065085
共著
- 『現代天文学講座 第3巻 太陽系の構造と起源』(恒星社厚生閣 1979年)NACSIS-CATレコードID:BN00637433
- 『現代の数理科学シリーズ3 彗星と星間物質』(地人書館 1982年)NACSIS-CATレコードID:BN00076766
- 『地人選書5 反射屈折回折散乱』(地人書館 1984年)NACSIS-CATレコードID:BN00995014
- 『彗星-その本性と起源』(朝倉書店 1989年)ISBN 4254150091
- 『Physical Processes on Interplanetary Dust』(Springer 2001年)DOI:10.1007/978-3-642-56428-4_10
- 『形の科学百科事典』(朝倉書店 2004年)ISBN 4254101708
- 『太陽系に未知の「惑星X」が存在する!』講談社+α新書(講談社 2008年)ISBN 9784062725453
脚注・出典
関連項目
外部リンク
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