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口臭(こうしゅう、英語: bad breath、halitosis)とは、口腔および呼気の嫌な臭いのこと[1]。
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広辞苑では「口中の不潔および気道・消化器の疾患から起こる」という[1]。また、臭いの強い食品を食べることによっても起きる。人の口臭は生活習慣や体内環境によって臭いの有無や種類が大きく左右される。臭いの強い食品を避け、食事の後には歯磨き(できれば、加えて舌の洗浄)を行うことで口腔内を清潔に保ち、また胃や腸の調子を整えることなどが、口臭を防止する上で基本的な方法である。
第三者が匂いを気にしていないのに、自分の口臭を気にする口臭症(口臭恐怖症)、自己臭症というものもある[2]。
日本人は、体臭や口臭がきつくハグや頬にキスするなどの接触をする機会が多い欧米人に比べて自分が発する臭いについての意識が薄く臭いという評価がある[3]。口臭に悩む有病率がアメリカで50%であるのに対して、日本では10%程度と低い値で[4]、口臭に自信があるとする割合はアメリカで68%、ドイツで79%、日本は19%である[5]。
硫化水素、メタンチオール、硫化ジメチル、ジメチルサルファイドなどの揮発性硫化物(VSC)を主成分としている[7][8][6]。
(宮崎ら(1999)) 「口臭症分類の試みとその治療必要性」より引用し改変。
生理的口臭の種類は数多い。以下に列挙する。
慢性的な問題を孕んでおり、これらの多くは、他人からするとかなり強い臭いである場合が多いが、病気によるものであるゆえ本人の自覚症状がない場合も多い。
臭いの強い食品を食べることは避ける、食事の後には毎回、歯ブラシや歯間ブラシと洗口液で歯磨きを行い歯垢をおとす(さらに舌も洗い清潔な状態に保つ)、ストレスをためないようにし生活リズムを保ち睡眠を十分にとることで胃の調子を整える、といったところが口臭防止の基本である。また、タバコを吸っている人はそれを控える。飲酒量が多い人はそれを控え目にする。他にも、特に上で指摘したような何か医学的な原因がある場合は、その原因の除去を行う。また、生理的口臭は根本的に口内の唾液不足が考えられる為、日頃から常に唾液で口腔内を潤すとともに口の乾燥状態を避ける必要がある。ガムや飴といった唾液の出やすい物を食べ唾液の出やすい環境作りをする事で唾液が出にくい人も唾液の分泌を促進させる事が出来る。口臭原因の一つでもある舌苔も唾液で舌表面を十分に潤してから舌みがきを行うと口腔内が乾燥状態の時よりも汚れを落としやすくなる。また、口呼吸や口が常に開いている状態(口唇閉鎖不全)であることによっても口腔内の唾液は乾燥するため、鼻で呼吸し口をしっかり閉じるようにすることも必要である[13]。
牛などの動物に激しい口臭を持つものがいるが、これは主に牧草などの飼料が胃で発酵した際に生じる特定のガスが原因であり、人間の口臭とは質的に異なる場合が多い。
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