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仮面ライダー響鬼の登場仮面ライダー(かめんライダーひびきのとうじょうかめんライダー)では、特撮テレビドラマ『仮面ライダー響鬼』(以下、テレビシリーズ)に登場する仮面ライダーについて記述する。
テレビシリーズ、および派生作品において、「仮面ライダー」とは魔化魍と呼ばれる怪物から人々を守る戦士である。劇中では主に鬼(おに)[注釈 1]と呼ばれる。
本項目では、音撃戦士たちが使用するディスクアニマルについても記述する。劇場版に登場する音撃戦士は劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼を、『仮面ライダーディケイド』に登場する「響鬼の世界」の音撃戦士は仮面ライダーディケイドをそれぞれ参照。
接近戦を基本スタイルとし[9]、音撃棒 烈火と音撃鼓 火炎鼓を組み合わせることで「清めの音」を魔化魍に叩き込む戦法を得意とする[8]。とりわけ、体術に長けた響鬼は跳び蹴りを多用しており、巨大魔化魍をひるませた後に音撃打へとつなぐパターンが見られた[10]。
太鼓・管・弦のいずれも習得しているため、臨機応変に対応可能なマルチプレイヤーである。
変身に際しては、変身音叉 音角を指先ではじいたり、物に打ち付けたりして鳴らしてから、額にかざす[8]。すると音波とヒビキの肉体が共鳴し、額に鬼の紋章が浮かぶ[8]。次いで体が赤熱し、全身が炎に包まれる[8]。最後にその炎を気合で振り払って、変身完了となる[8]。なお、着用していた衣服は変身時の炎で燃え落ちてしまうため[注釈 4]、戦闘終了後は全裸にならないように顔だけ変身解除する[8]。
ヒビキは毎年夏の時期に山ごもりをして身体を鍛え直して響鬼紅への変身能力を取り戻し、夏の魔化魍との戦闘に備える。この姿は身体能力の向上や炎の気を伴った音撃を使用可能だが、全身の筋肉を極限まで酷使するため、持続時間は1時間程度である[19]。そのため、次々と一撃で倒せる強力な音撃打を繰り出すことが可能な響鬼紅を、短期決戦で用いるのを基本とする[30]。
強化変身に際しては、通常の響鬼の姿で気合を込めると、足元から白い蒸気が立ち昇る[29]。やがて蒸気は、紅く染まりながら全身を覆う[29]。さらに胸から噴出した炎の気が全身を包み、最後にその炎を振り払って変身完了となる[29]。なお、不完全な鍛え方をすると腕のみが紅くなる[31]。
このような二段変身を披露した鬼は、劇中では響鬼しかいない[29]。
仮面ライダー装甲響鬼 MASKED RIDER ARMED HIBIKI[34] | |
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身の丈 |
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目方 |
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強力 |
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打撃力 |
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蹴力 |
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飛跳力 |
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早がけ | 1町=360尺(100 m)を約1秒で走る |
装甲声刃を駆使して戦うことが多いため、装備帯の音撃鼓 火炎鼓を用いることは少ない[37]。また、2本の音撃棒 烈火は、腰ではなく背中に装着されている[37]。
強化変身に際しては、響鬼の姿で装甲声刃のマイクに向けて「響鬼、装甲」と発声しつつ、グリップ底部の起動スイッチを押して特殊な波動を発生させる[38]。再度スイッチを押すと全身が炎に包まれて響鬼紅の姿となり、何体ものディスクアニマルが集結してプロテクターへと変形する[38]。茜鷹が両肩と両上腕部、浅葱鷲が両下腕部、青磁蛙が両足首、鈍色蛇が両膝とすね、瑠璃狼が両ふくらはぎ、黄檗蟹が両大腿部下段、緑大猿が両大腿部上段、黄金狼が両大腿部裏側のアーマーとして装着され、最後に金色に輝く茜鷹が胸部装甲となる[38]。さらに体色が黒へと変わり、頭部の角が4本に増え、額にある鬼の紋章に「甲」の字型の装甲が装着されて、変身完了となる[38]。このように響鬼の姿を経由するのが基本であるが、最終之巻のみ、生身のヒビキから直接変身している。
劇場版では、戦国時代から伝わる「猛士之刀」を手にすることで強化変身が行われ、ディスクアニマルは呼ばなかった[38]。
仮面ライダー威吹鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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強力 |
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打撃力 |
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蹴力 |
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飛跳力 |
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早がけ | 1町=360尺(100 m)を約2.5秒で走る |
イブキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は黒。角は金色で、鬼面から伸びている一本に、隈取りが延長した二本の三本角。胸には西部劇のガンマンのベストをモチーフ[47]とした金管の装飾を身に着けている。
仮面ライダー轟鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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強力 |
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打撃力 |
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蹴力 |
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飛跳力 |
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早がけ | 1町=360尺(100 m)を約5秒で走る |
トドロキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は銀色で、体色は深緑。角は鬼面から伸びている銀色の一本角。黒い指板に赤い弦の胸当て状の装飾を纏っている。また、ギターピック状のディテールが右手の親指にあり、ギターストラップを彷彿とさせるプロテクターが肩にある[55]。
十五之巻、十六之巻では正式な鬼ではなく、斬鬼の弟子(戸田山変身体)として登場し、弦の装飾が施されていない茶色の腕輪・足輪を身に着けていたほか、装備帯には零式を着装していた。
本来ならば一人前となった時に師匠の「斬鬼」の名前を受け継ぐはずだったのだが、「斬鬼さんには斬鬼さんのままで居て欲しい」と固辞し、新たに命名された「轟鬼」を名乗ることとなる。
仮面ライダー斬鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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ザンキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は銅色で、体色は濃い青緑。角は鬼面から伸びている銅色の一本角。黒い指板に金色の弦の胸当て状の装飾を纏っている。
トドロキの師匠で武器の構え方は弟子と異なり順手。また、復活後は傷の残る右膝に黄金狼を強化外骨格として装着し、保護すると同時に負担を減らしている。
仮面ライダー弾鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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ダンキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は黒。角は鬼面から伸びている金色の一本角。銀色の襷状の装飾を纏っている。
音撃打の戦士で、強靱な脚力による、跳躍力と素早さを活かした接近戦を得意とする。
仮面ライダー裁鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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サバキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は赤で、体色は黒。角は赤色で、鬼面から伸びている二本と、隈取りが延長した二本の四本角。両肩に黒い指板に金色の弦の装飾を纏う音撃斬の戦士。
仮面ライダー鋭鬼 | |
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目方 |
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エイキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青緑で、体色は赤銅色。角は鬼面から伸びている金色が一本と、隈取りが延長した青緑色が二本の三本角。銀色の襷状の装飾を纏っている。
音撃打の戦士で、他の鬼と比べて小柄だが素早い身のこなしである[1]。
仮面ライダー朱鬼 | |
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目方 |
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シュキが変身する鬼。
顔面の隈取は金色、腕の色は白で、体色は赤。他の鬼と違い、額の鬼面が肥大化し顔全体を覆うデザインとなっている。
鬼太樂というハープ形の特殊な音撃武器を使う他、シュキの会得している呪術も駆使して戦う。
威吹鬼の危機を救うため、一度だけあきらが変身したもの。
鬼の音撃属性を示す胸部装甲は着装されていない。バックルには練習用の音撃鳴が装着されている[86]。全容は不明瞭なカメラアングルで映されており、当時の映像ではマスクの形状や腹部の詳細は判別不能だったが、後に全身像が公開された[80]。
『仮面ライダーディケイド』に登場する
京介変身体 | |
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目方 |
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桐矢京介が鬼に変身した姿。
響鬼に似ているが、頭部には金色の四本角、隈取と前腕の色は紫。胸部には金色の襷状の装具を纏っている。体色は鬼の中では非常に珍しい銀色で、これは消防士であった父の記憶を反映したものであると考えられている[87][88]。
よみうりランドのショーでは
『仮面ライダーディケイド』第18話では頭部のみ変身していないこと以外は同一の姿を持つアスム変身体が登場した。
仮面ライダー剛鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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ゴウキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は青で、体色は濃い紺色。マスクは裁鬼タイプだが上段ではなく中段の角が長い。
音撃打の戦士で、装飾は響鬼と同型。
仮面ライダー勝鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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ショウキが変身する鬼。
顔面の隈取と腕の色は紫で、体色は黒。マスクは弾鬼と同じ原型。鬼面と角の色は銀色。
音撃射の戦士で、装飾は威吹鬼と同型で銀色。遠距離攻撃だけでなく、近距離戦にも秀でている[25]。
仮面ライダー闘鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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トウキが変身する鬼。
音撃射の戦士で、顔面の隈取と腕の色は濃いオレンジ色で、体色は黒。管の鬼の中で彼だけ胸部のデザインが若干マイナーチェンジされており、マスクはベースが鋭鬼タイプで若干角が異なる。
仮面ライダー蛮鬼 | |
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身の丈 |
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目方 |
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バンキが変身する鬼。
音撃斬の戦士で、顔面の隈取と腕の色は黄色で、体色は黒。マスクのベースは響鬼タイプだが造型は左右非対称で、左側の角の方が長い。装飾は裁鬼と同型。
劇場版『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』に登場する鬼。
作中の戦国時代では鬼の存在自体は知れ渡っているが、人を捨てた存在として忌み嫌われている。
デザインは各々の出身地の有名な芸能、名跡、動物、果ては現代におけるプロ野球チームのイメージアニマルがモチーフとなったうえ、宣伝時にはご当地ラーメンになぞらえてご当地ライダーなどと称された。
動物の魂を用いた式神の一種であるサポートモンスターで、別名「
同型の物が多数存在しており、ファイルケースや専用ケースに詰められたり変身前後の鬼や弟子の左腰に3枚程度吊るされて携帯される[92]。変身道具の特殊音波を使って命令を入力し、発する特殊音波に共鳴することによって動物形態に変形・起動[注釈 9]する[54][92]。ケースに収められている物は1枚に命令を与えると戻した時に同じケースに入っている全てのディスクに伝わり、戻る時は変身道具が振動して報せる。また、変身道具を介することで収集した情報を再生する[65][92]。それぞれの鬼は交換パーツを携行している模様で、ディスクが破壊されても、程度によってはパーツ交換でまた元のように使えるようになる[注釈 10]。
シュキは花びらを炎に変化させる式神を使用していた。
響鬼が使用する装甲声刃の波動によって、霊的な力が強化されたディスクアニマル。体色は全て赤金色。書籍によっては、「ディスクアニマルSP」と記述している[69]。
名称 | 全長 | 翼長 | 全高 | 重量 | 速度 | 連続稼働時間 | 最大容量 |
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230 mm | 115 mm | 41 g | 最大飛行速度:時速240 km | 51時間 | 最大録音可能容量:46時間分 | |
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160 mm | 90 mm | 50 g | 最大走行速度:時速99 km | 132時間 | 最大録音可能容量:120時間分 | |
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95 mm | 115 mm | 60 g | 最大走行速度:時速60 km | 90時間 | 最大録画可能容量:20時間分 | |
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50 mm | 40 mm | 65 g |
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120時間 | 最大録音可能容量:115時間分 | |
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700 mm | 150 mm | 50 g |
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120時間 | 最大録音可能容量:90時間分 | |
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230 mm | 115 mm | 51 g | 最大飛行速度:時速290 km | 66時間 | 最大録音・録画可能容量:60時間分 | |
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150 mm | 85 mm | 55 g | 最大走行速度:時速123 km | 150時間 | 最大録音・録画可能容量:140時間分 | |
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120 mm | 90 mm | 42 g |
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132時間 | 最大録音可能容量:120時間分 | |
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160 mm | 90 mm | 40 g | 最大走行速度:時速180 km | 150時間 | 最大録音可能容量:140時間分 | |
|
230 mm | 115 mm | 41 g | 最大飛行速度:時速480 km | 51時間 | 最大録音可能容量:46時間分 | |
|
95 mm | 115 mm | 60 g | 最大走行速度:時速120 km | 90時間 | 最大録画可能容量:20時間分 | |
|
50 mm | 40 mm | 65 g |
|
120時間 | 最大録音可能容量:115時間分 |
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