乗蓮寺
東京都板橋区にある寺院 ウィキペディアから
東京都板橋区にある寺院 ウィキペディアから
乗蓮寺(じょうれんじ)は、東京都板橋区赤塚五丁目にある浄土宗別格本山の寺院。東京大仏(俗に赤塚大仏とも)があることで知られている。「東京大仏」は当該寺院の異称にもなっている。毎年初詣には、周辺住民及び高島平団地居住者も多く参拝し、板橋区内でも随一の賑わいを見せる。
応永年間(1394年 – 1427年)に了賢無的が山中村(現在の板橋区仲町)にて人々に教えを伝えるために創建したと伝えられている。その後、江戸時代の初期のころまでに板橋区仲宿に移転した。当時は孤雲山慶学院乗蓮寺と称していた。後に慶学山乗蓮寺になった[3]。
当寺院は、郷主・板橋信濃守忠康の菩提寺になるなど人々から信仰を得ていた。
天正19年(1591年)に徳川家康から10石の朱印地が寄進され、その後も歴代の将軍から朱印地が与えられ格式ある寺院となった。また8代将軍・徳川吉宗の鷹狩の際の休憩所・お膳所としても使われた。
その後も長く仲宿の地にあったが首都高速道路の建設と国道17号の拡幅により、昭和48年(1973年)に現在の赤塚の地(赤塚城二の丸跡)に移転した。山号も赤塚山と称した[3]。
そして1977年(昭和52年)、かつて東京を襲った関東大震災や東京大空襲など、悲惨な震災や戦災が再び起きないよう願いを込め当寺院の代名詞にもなっている東京大仏が建立された。
境内にある阿弥陀如来像。坐像で青銅製の鋳造大仏としては奈良・東京都日の出町・鎌倉に次ぐ日本で4番目の大きさとなる。高さは基壇が地上2メートル、蓮台2.3メートル、座高8.2メートルの計12.5メートル。浅草の仏壇店翠雲堂が製造した。文化放送『吉田照美のてるてるワイド』の企画で雑巾をつなぎ合わせマフラーを着けてもらった事がある。乗蓮寺を千葉氏の居城であった赤塚城二の丸跡に移転するにあたり、千葉氏一族、戦没者、そして有縁無縁の霊をとむらい、世界の平和と万民救済の願いがこめられている。
武蔵野台地の端に位置するため起伏に富み、緑豊かな閑静な地域にある。板橋十景のうち約半数が周辺に集まっており、赤塚城址・松月院・板橋区立美術館・区立赤塚植物園・都立赤塚公園・区立赤塚溜池公園等がある。穏やかな休日には散策する人を多く見かける。
以前は、初詣の参拝客のうちベビーカー利用者を優先していたが、マナー違反者による混乱やベビーカーに躓いての負傷などの問題が発生した。警察からの要請もあり、2017年よりは一転して「ベビーカーご利用自粛のお願い」の看板が出るようになった[4]。
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