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ヴィンセント・ガーディニア(Vincent Gardenia、1920年1月7日 - 1992年12月9日)は、アメリカ合衆国の俳優である。
ガーディニアは1920年にイタリア王国のナポリに生まれた。2歳の時に一家がアメリカ合衆国へ移民として移住した後は、ブルックリン区で育つ。幼少時代は家族劇団として地元の劇場などでステージに立っていた。
1940年代で役者としての活動をはじめ、1945年に『Gメン対間諜』で映画デビュー。1956年には『黄金の腕』でオフ・ブロードウェイデビューも果たす。その後も順調にキャリアを重ねていき、1960年と1969年にはその演技力が評価されてオビー賞も獲得。1972年にはニール・サイモン作の『The Prisoner of Second Avenue』でトニー賞も受賞している。舞台における活動では、その演技の評価が高く、その後もトニー賞へノミネートされた。また映画やテレビなどにも数多く出演し、その数は100本以上にも及ぶ。1973年に出演したロバート・デ・ニーロ主演の野球映画『バング・ザ・ドラム』と1983年に出演したシェール、ニコラス・ケイジらとの共演作『月の輝く夜に』で、それぞれアカデミー助演男優賞にノミネートされている。その他の代表的な作品としてはチャールズ・ブロンソンと共演した『狼よさらば』での刑事役や、リック・モラニスの陰険な花屋の上司を演じた『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』などがある。ハリウッド映画のみならず、出生地イタリアやフランスなどの映画にも多数出演している。
今後における更なる活動が期待されていた矢先の1992年、フィラデルフィアにあるホテルに滞在中に心臓発作によって死去。72歳だった。遺体は地元であるニューヨークに埋葬されている。また生前の1989年には地元であるブルックリンフェスティバルにおいて“キング・オブ・ブルックリン”の称号も与えられた。
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