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フットワークエクスプレス北海道株式会社(フットワークエクスプレスほっかいどう、英: FootworkExpressHokkaido Co.,Ltd.)は、かつて存在した日本の運送会社。通称「フット北海道」。
北海道を中心とした路線貨物自動車運送事業(現・特別積合せ貨物運送)社。元々は京都府京都市にて「大栄運輸興業」として創業した。
京都-北海道間の長距離輸送を開始したことから、社容拡大とともに北海道での営業地盤を広げ、会社営業がピークとなった頃には、道内全土をほぼ自社ネットワークでカバーしていた。なお、「営業がピークになった」とされる1986年3月期の年収入高は、約134億4400万円を計上[1]していた。その頃には、「3S[2]便の大栄運輸」のキャッチフレーズにて道内のラジオ放送等広く広告宣伝がなされていた。
1986年、日本運送(現・トールエクスプレスジャパン)と資本提携し傘下入りする。傘下入りすることにより、全国ネットの運送網を生かし業績拡大を目論んでいた。 そして、1990年に日本運送が「フットワークエクスプレス」に社名変更したことに合わせ、社名を「大栄運輸興業」から「フットワークエクスプレス北海道」に変更。その翌年、本社札幌移転を果たし、名実ともに北海道の会社となった。
しかし2001年3月、海外投資失敗や業績低迷などから経営難に陥った親会社のフットワークエクスプレスに連鎖し倒産。フットワークエクスプレス北海道社単体での負債総額74億円[3]。一度目の倒産は、大阪地裁への民事再生法適用の申請で、2002年10月には再生計画の認可決定が確定。再生債権を95%カットした後、残り5%の弁済を続け、従業員削減や賃金カットなどを実施し採算確保に注力。事業規模を縮小して営業を続け、3年経過した2005年10月には再生手続き終結決定を受けており、この時点では事業継続していた[1]。
札幌本社 - 北海道札幌市手稲区 道内拠点 : 札幌支店(本社と同住所に所在)・北海道区域支店(本社と同住所に所在)・旭川支店(旭川市流通団地)、以下 営業所 : 8箇所(北見・砂川・函館・苫小牧・倶知安・帯広・釧路・紋別)、稚内での業務は稚内通運株式会社への委託 道外拠点 : 関東支店(葛西トラックターミナル施設棟に所在)・関西支店(滋賀県栗東市)、新潟出張所(新潟市古湊町) 従業員数 : 470名(2005年3月現在) 保有車輛数 : 526台(内訳 : トラクター : 48輌、トレーラー : 173輌、大型車(11t) : 9輌、中型車(4t) : 168輌、小型車(2〜3t)79輌、その他 : 49輌) 関連会社 : 1社(フットワークトランスポート札幌 : 保険代理店業務)
しかし、道内経済は低迷、物流需要の停滞し受注が伸び悩んだことなどから2007年12月期の年収入高は約43億2900万円と頭打ちの状況が続くなか、車輛老朽化や燃料高騰の影響から2007年12月期の純損失が2億6200万円と、資金繰りは悪化を辿る。
2008年6月現在[6][7]の業容 札幌本社 : 北海道札幌市手稲区 道内拠点 : 札幌支店(本社と同住所に所在)・札幌支店運行課(本社と同住所に所在)・旭川支店(旭川市流通団地)、以下 営業所 : 8箇所(北見・砂川・函館・苫小牧・倶知安・帯広・釧路・紋別)、稚内での業務は稚内通運株式会社への委託 道外拠点 : なし 従業員数 : 360名 保有車輛数 : 385輌(内訳 : トラクター : 28輌、トレーラー : 71輌、大型車(11t) : 9輌、中型車(4t) : 171輌、小型車(2?3t) : 65輌、その他 : 41輌) 関連会社 : 1社(フットワークトランスポート札幌 : 保険代理店業務)
民事再生手続き以後も採算確保に注力していたものの物流需要の伸び悩みが企業体力を蝕んてしまった結果、2009年2月20日事業停止。負債総額は約20億円、約360人の従業員は全員解雇。事後処理を弁護士に一任するに至った[1][8]。
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