バーンナードゥーム郡
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バーンナードゥーム郡(バーンナードゥームぐん)はタイ南部・スラートターニー県にある郡(アムプー)。
バーンナードゥームとは「旧バーンナー」という意味である。昔郡の所在地がこの郡にありバーンナーと呼ばれていたことから来ている。なお、バーンナーとは「田んぼの村」という意味である。
郡の歴史はラムプーン郡(タイ北部のラムプーンとは綴りは同じだが違う。)の時代までさかのぼることができる。ラムプーン郡は19世紀後半、現在のスラートターニー県南部の広大な地域を管轄していた。元々7つタムボンがありタムボン・バーンナー、タムボン・タールア、タムボン・コープケープ、タムボン・トゥンタオ、タムボン・イパン、タムボン・プラセーン、タムボン・パノムであった。そのうち、タムボン・バーンナー(現在のバーンナードゥーム郡内)に郡庁があった。1899年ラムプーン郡の南部が切り取られプラセーン郡、パノム分郡となった。
元々、ラムプーン郡はナコーンシータンマラート県の管轄下にあったが、1906年、チャイヤー県(現・スラートターニー県)に移譲された[1]。
1918年4月29日、郡庁がタムボン・バーンナー(現・バーンナードゥーム郡)にあったので、郡の名前はラムプーンからバーンナーへと変更された。しかし、1938年7月1日郡庁がタムボン・ナーサーンに移動したため、1939年4月20日にバーンナーからバーンナーサーンへと名称が変更された[2]。
その後1976年4月15日バーンナーサーン郡からタムボン・バーンナーとタムボン・タールアが分離してバンナードゥーム分郡(キンアムプー)が成立した[3]。その後、1982年8月15日、タムボン・タールアの一部がタムボン・サップタウィーとして分離、1983年7月1日、タムボン・バーンナーの一部がタムボン・ナーターイとして分離した。
1990年5月21日、分郡は郡(アムプー)へ昇格した[4]。
郡はターピー川の形成した平地にあり、郡内の主な水源は同河川およびラムプーン川である。
交通はタイ国鉄が通っている。また国道41号線が南北に通っており、南にパッタルン、北にプンピン方面と通じる。国道4178号線が東に延びておりバーンナーサーン方面とつながる。また国道4219号線が西に延びており国道4246号線とつながってバーンタークン方面とつながっている。
郡内の主要な産業は農業で、パラゴムノキ、ランブータン、マンゴスチンなどが生産されている。
郡は4のタムボンに分かれ、さらにその下位に30の村(ムーバーン)がある。自治体(テーサバーン)があり以下のようになっている。
また、郡内には4つのタムボン行政体(オンカーンボーリハーンスワンタムボン)がある。
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