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マーベルコミックスが出版するコミック作品に登場する架空のキャラクター ウィキペディアから
サノス(Thanos)は、マーベルコミックスが出版するコミック作品に登場するキャラクター、スーパーヴィラン。初登場は『アイアンマン』第55号(1973年2月)であり、ライター兼アーティストのジム・スターリンによって生み出された。 ブロンズ・エイジにデビューしたこのキャラクターは40年以上にわたってマーベル作品に登場し、また個人シリーズも持った。コミック以外でもテレビアニメ、アーケード及びテレビゲーム、玩具、トレーディングカードで登場している。実写映画では2012年の『アベンジャーズ』の最後にカメオ出演し、続いて2014年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場した。IGNの歴代コミックヴィラン100では47位となっている[1]。
ライター兼アーティストのジム・スターリンは大学の心理学の授業中に初めてサノスを構想した。スターリンは以下のように説明している:
「 | 私は米軍に所属してコミックの仕事を得るあいだに大学に通っており、心理学の授業の際にサノス(中略)とドラックス・ザ・デストロイヤーを思いついた。マーベルで(編集の)ロイから『アイアンマン』の話を持ちかけられると私はこのずっと続く自信を持っておらず、このキャラクターを出す唯一のチャンスであると感じた。そこで彼らはそこに押し込まれた。サノスは非常に痩せたキャラクターであり、ロイが強化を提案したので、彼はオリジナルスケッチからかなり強化し、(中略)そして後に私は彼がどんどん大きくなる程彼を強化するのが好きだった[2]。 | 」 |
スターリンはキャラクターがジャック・カービーのダークサイドから影響を受けていることを認めている:
「 | カービーはニューゴッズを作り出し、私は素晴らしいと思った。彼はその当時DCに居た。私はそれによって触発されたいくつかのものを考案した。あなたはサノスがダークサイドに触発されたと思っているだろうが、思いついたときはそうではなかった。私の最初のサノスの図面で誰かに似ているとするならば、それはメトロンだ。私はこれら全ての神々と私が望んだものの全てをサノスとタイタンズへと変えた。ロイはメトロンのような男を見て「強くしてくれ! もしもニューゴッズから1つ盗むなら、少なくとも最も良いものであるダークサイドから盗れ!」と述べた[3]。 | 」 |
サノスは『アイアンマン』第55号(1973年2月)で初登場し、その後ストーリーが続く『キャプテン・マーベル』第25-33号(1973年3月 - 1974年1月)、『マーベル・フィーチャー』第12号(1973年11月)、『デアデビル』第107号(1974年1月)、『アベンジャーズ』第125号(1974年7月)にも登場した。続いて『ストレンジ・テイルズ』第178-181号(1975年2月 - 8月)、『ウォーロック』第9-11号(1975年10月 - 1976年1月)、『マーベル・チームアップ』第55号(1977年3月)、1977年の『アベンジャーズ』及び『Marvel Two-in-One』のストーリーラインで再登場した。他には『Logan's Run』第6号(1977年6月)やグラフィックノベル『Death of Captain Marvel』(1982年4月)にも小登場した。
サノスは『シルバーサーファー』第3期第34号(1990年2月)で再登場し、同誌第50号(1991年6月)までゲスト出演し、さらに『サノス・クエスト』第1-2号(1990年9月 - 10月)、『インフィニティ・ガントレット』第1-6号(1991年7月 - 12月)では主要キャラクターとなった。その後は『ウォーロック・アンド・ザ・インフィニティ・ウォッチ』第1-42号(1992年2月 - 1995年8月)で度々登場した。また同時期に『インフィニティ・ウォー』第1-6号(1992年6月 - 11月)、『インフィニティ・クルセイド』第1-6号(1993年6月 - 11月)、『シルバーサーファー』第3期第86-88号(1993年11月 - 1994年1月)、『ウォーロック・クロニクルズ』第6-8号、『ソー』第468-471号(1993年11月 - 1994年2月)、『シークレット・ディフェンダーズ』第11-14号(1994年1月 - 4月)、『コズミック・パワーズ』第1-6号(1994年3月 - 7月)、『コズミック・パワーズ・アンリミテッド』第1号(1995年5月)にも登場した。
サノスは『カイ・ザー』第2期第4-11号及び1997年のアニュアル誌、『X-マン』及び『ハルク』の1998年のアニュアル誌の連続ストーリーの後、『ソー』第2期第21-25号(2000年3月 - 7月)及び2000年のアニュアル誌に登場した。さらには『キャプテン・マーベル』第4期17-19号(2001年6月 - 8月)、『Avengers: Celestial Quest』第1-8号(2001年11月 - 2002年6月)、『インフィニティ・アビス』第1-6号(2002年8月 - 10月)に登場した。
2004年には個人シリーズ『サノス』が12号まで発売された。2006年にサノスは『アナイアレーション: シルバーサーファー』第1-4号(2006年6月 - 9月)、『アナイアレーション』第1-6号(2006年10月 - 2007年3月)で重要な役割を務めた。さらに『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』第2期第24-25号(2010年4月 - 5月)、『ザ・サノス・インペラティブ: イグニッション』(2010年6月)、『ザ・サノス・インペラティブ』第1-6号(2010年7月 - 12月)でも再登場した。
キャラクターは2012年に『アベンジャーズ・アッセンブル』(2012年3月)で再登場した[4]。同年8月にはジョー・キーティングによるミニシリーズ『Thanos: Son of Titan』の出版が予定されていたが、中止となった[5]。
2013年8月より出版が始まったジェイソン・アーロンとサイモン・ビアンキによる全5号のミニシリーズ『サノス・ライジング』ではサノスのオリジン・ストーリーが拡大された[6]。同年末にはミニシリーズ『インフィニティ』で重要な役割を果たした。
2014年5月にはジム・スターリンとロン・リムによるワンショット『サノス・アニュアル』が発売され、さらに8月にはオリジナルグラフィックノベル『Thanos: Infinity Revelation』が発売予定である[7][8]。この他に2014年9月発売の『ニューアベンジャーズ』第2期第24号よりサノスの再登場が予定されている[9]。
サノスは土星の衛星のタイタンでエターナルズのメンターとスイ・サンのあいだに生まれる。ディヴィアンツの遺伝子を持っており、普通のエターナルズとは異なる外見をしている。出産の際に母親は彼の殺害を試みていた。幼少時代は平和主義者であり[10]、弟のエロスやペットたちと遊んでいた。思春期になるとサノスはニヒリズムと死に魅了され、最終的に死の概念の具現化存在であるミストレス・デスを崇拝し、愛するようになる[11]。成人したサノスは家族を持つことで新しい人生を築こうとするが、ミストレス・デスと再会すると家族を殺害する[12]。
デスの気を引きたいサノスは悪の宇宙人の軍隊を結成し、タイタンへの核攻撃によって数百万の同族の虐殺を開始する[13]。サノスはコズミック・キューブを求めて地球を訪れ、到着した際に彼の宇宙船を目撃した家族を乗っていた車ごと破壊した[14]。車内の家族のうち2人はサノスに知られずに生き残っており、娘はサノスの父メンターによって発見されてスーパーヒロインのムーンドラゴンとして育ち、父親の精神はタイタンの宇宙的存在のクロノスによって保存されてドラックス・ザ・デストロイヤーに生まれ変わった。サノスはキューブを見つけ出し、そしてデスの気を引く。キューブの力によって全能の力を得るとサノスはキューブを捨てた。サノスはクロノスを捕らえ、クリー人のヒーローのキャプテン・マーベルを嘲ったが、最終的に彼とスーパーヒーローチームアベンジャーズとタイタンのスーパーコンピュータISAACによって倒され、キューブは破壊された[15]。
サノスはその後、メイガスとその宗教帝国と戦うアダム・ウォーロックと共闘した[16][17]。この共闘の間、サノスはデスと再会する計画を練り、ウォーロックのソウル・ジェムのエネルギーを抽出し、星を破壊できる兵器を作り上げるために他のインフィニティ・ジェムズの力と合わせた。ウォーロックはアベンジャーズとキャプテン・マーベルに協力を依頼するが、計画はウォーロックがサノスに殺害されて破綻する。ヒーローたちはサノスによって捕らえられるが、スパイダーマンとシングによって助け出される。サノスは最後にはソウル・ジェムから出てきたウォーロックの精神によって石化される[13][18]。サノスの精神はデスの領域で瀕死となっているキャプテン・マーベルを伴おうと再登場した[19]。
サノスはその後復活し[20]、再度インフィニティ・ジェムズを収集した[21]。ジェムズを作ってインフィニティ・ガントレットを創ったサノスは多元宇宙規模の全知全能の存在となり、デスへの愛を証明するために全多元宇宙の生命体の半分を消滅させた[22]。この事件はガントレットを奪ったアダム・ウォーロックにより時間を巻き戻されて無かったことにされた[23]。ウォーロックはサノス自身が心の奥底で究極の力の所有者に相応しくないと思っているのでこれまで敗北を繰り返したのだと指摘した。サノスはインフィニティ・ウォッチの1人としてウォーロックに加わり、最初に彼の悪の人格メイガス[24]、次に善の人格ゴッデスを倒す手伝いをした[25]。また「ウォリアー・マッドネス」のソーを解決した[26]。
サノスは後に地球のユニバーサル・ライブラリーの知識を含んだロボットを抜き取る任務のため、ヴィランたちを集めてチームを結成し、ギーターを現場指揮官に任命した[27]。サノスはギャラクタスの失敗作であるタイラントとの戦いの際に、ロボットからの情報を利用した[28]。異次元に閉じ込められた際にサノスはカイ・ザーの弟のパーニバル・プランダー[29]、さらにはハルク[30]の助けを得て脱出を試みたが、どちらも失敗した。その後解放されたサノスは宇宙の全生命を滅ぼせるタリズマンを入手するためにマンゴグと手を組んでソーと争い[31]、この戦いの最中にサノスは惑星リジェル3に莫大な被害を与えた[32]。
次にサノスはソーとジーニス・ベルを利用して死神ウォーカーに対抗し、ミストレス・デスに言い寄ろうとするが拒否される[33]。それからサノスは自ら創造した新しい神の種族の主神になる計画を練る。しかしながらサノスはアベンジャーズの元メンバーのマンティスと彼女の息子のクォイに反対される。サノスはミストレス・デスと共にサノスのデスへの愛が原因で深宇宙を異常を起こす「腐敗」を破壊した後にこの計画を破棄した[34]。またサノスは遺伝学を研究し、宇宙中のヒーローとヴィランのクローンを作り上げて自分のDNAを組み合わせた。サノスは後に計画を断念するが、プロフェッサーX、アイアンマン、グラディエーター、ドクター・ストレンジ、ギャラクタスのクローンが生存していた。さらに6人目としてサノスのクローンも存在しており、ソーとカイ・ザーと遭遇した。本物のサノスはアダム・ウォーロック、ガモラ、ピップ・ザ・トロル、スパイダーマン、キャプテン・マーベル、ドクター・ストレンジの協力により残りのクローンを倒した[35]。
アクエンアテンと呼ばれる古代エジプトのファラオがコズミック・パワーの源を利用し、現代の地球を掌握(この過程で地球のヒーローの多くを抹殺)すると、サノスはタイムトラベルして彼を倒す計画を実行する。アクエンアテンを倒したサノスはパワーを使って宇宙を元に戻す。アクエンテンを倒したことによりハートオブユニバースの力を手に入れたサノスは全多元宇宙の全存在を消去するが、それを免れていたアダム・ウォーロックとの対話後に再び元に戻した[36]。
サノスはリジェル3を破壊した償いをすることを決め、ギャラクタスによってそれが消費される前にリジェリアンたちの避難を手伝うことに同意する。この過程でサノスはギャラクタスがインフィニティ・ジェムを集めて自身の永久的な空腹を終わらせようとしていることを知る。サノスは後に、ギャラクタスの餓えはハンガーと呼ばれる宇宙の驚異によって操作されたものであることを知る。サノスの反対にもかかわらずギャラクタスはハンガーを解放し、その意思が明らかになると2人はチームを組んで倒した[37]。
キルン刑務所に向かう途中、サノスはデスと会い、彼女は初めて彼と会話を交わした。デスは求愛するには死以外のものを捧げねばならないと主張する。クリンでサノスは収監されていたスター・ロードとシャイアの戦士グラディエーター、記憶を失っていたビヨンダーと遭遇した。サノスはビヨンダーと戦って心をシャットダウンさせ、死なないまま意識不明状態でいるように仕向けた。さらにサノスは生まれ変わりを防ぐために、このまま永久に生命維持してビヨンダーを保存するようにキルンの職員に告げた[38]。サノスは刑務所から解放されたカオスマイトのスクリートと共にキルンを出発した。その後サノスは元ヘラルド・オブ・ギャラクタスのフォールン・ワンと遭遇する。サノスはフォールンを破り、精神コントロールによって支配下に置いた[39]。
アナイアレーション・ウォーの最中のサノスはヴィランのアニヒラスと同盟を結んでいた。アナイアレーション・ウェーブがキルンを破壊した際、サノスはビヨンダーの様子を探るためにフォールンを送るが、既に力を失っている状態で発見された。フォールンはサノスに報告に戻る前にギャラクタスの古代の敵のうちの2人であるテネンバウスとイージスに遭遇する。サノスはギャラクタスへの復讐のためにアナイアレーション・ウェーブに加わるように2人を説得し、彼らはワールドデバウアーとシルバーサーファーを破った。アニヒラスはパワー・コズミックの秘密を聞き、サノスにギャラクタスを調べるように告げた。サノスはアニヒラスの最終目的がパワー・コズミックを使ってすべての生命を滅ぼし、唯一の生存者となることであると知るとギャラクタスを開放することに決めた。サノスはドラックスにより殺害されるが、その前にアニヒラスを裏切り、シルバーサーファーがギャラクタスを開放できるようにフェイルセーフ装置を設置した[40]。アニヒラスとの最終決戦の最中、ノヴァは死の淵に立たされ、ミストレス・デスと共に居るサノスを目撃する[41]。
ユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルースによって保護されていた繭の中身は、オブリビオンにとって新しいアバター・オブ・デスに選ばれたサノスであったことが判明する[42]。心を完全に形成される前に復活したサノスは凶行を開始し、ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーによって捕らえられる[43]。サノスはキャンサーバースからの侵攻に対抗するガーディアンズを助ける振りをし、アバター・オブ・ライフを自称していた平行世界のマァ・ベルを殺害する。この件がキャンサーバースの崩壊に繋がり、ガーディアンズのノヴァとスターロードはその世界ごとサノスを破壊するために自らを犠牲にした[44]。
サノスは人工のコズミック・キューブを求めて地球へと戻り、犯罪グループゾディアックを結成する。サノスはアベンジャーズとガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーによって倒され、エルダー・オブ・ジ・ユニバースによって連れ戻された[45]。
アベンジャーズの大半が一時的に地球を離れていることを知ったサノスは地球侵攻を開始した[46]。彼はアッティランへの攻撃を開始し、16歳から22歳までのすべてのインヒューマンズの命を差し出せば見逃すと言う。ブラックボルトはイルミナティにサノスの目的は数年前に誕生したエターナルとインヒューマンの混血の息子のセインを探し出して殺害することであることを伝える[47]。サノスは息子の手によって罠にかけられ、捕らえられた[48]。
サノスはタイタンのエターナルズとして知られる超人種の突然変異である。サノスはエターナルズに共通する能力を備えているが、突然変異であるためにより高度化しており、さらにデスにより強化されている。サノスは超人的な腕力、スタミナ、耐久性を持つほか、コズミック・エナジーの吸収及び放出、念力、テレパシー、物質操作を可能としている。サノスはタイタンで戦術訓練を受けており、優れた接近戦闘員である。
サノスは高度科学のほぼ全ての分野での天才であり、現代の地球の科学を遥かに超える技術を有している。サノスは宇宙飛行、フォースフィールド展開、瞬間移動、タイムトラベル、平行世界への移動機能を備えた椅子を愛用している。優れた戦略家としても知られ、「サンクチュアリII」と呼ばれる宇宙船を作戦基地として利用している。
またサノスは作中でさまざまなパワーを持ったアイテムを所持し、自由に能力を使っている。コズミックキューブを装備した際には、多元宇宙規模の現実改変能力を所有し、インフィニティガントレットを装備した際は全知全能となり無限の精神、時間、力、空間、現実、魂を操作できる能力を得ている。
アルティメット・マーベルインプリントの『アルティメット・ファンタスティック・フォー』の世界のサノスはアケローン帝国の支配者であり、ロナン・ジ・アキューザーと呼ばれる息子がいる[49][50]。
リミテッドシリーズ『アースX』でサノスはデスと共にレアルム・オブ・ザ・デッドに住んでいた[51]。彼の母の正体はスクラルであり、デスはその秘密を利用して母親はデスであると彼に信じさせていた。サノスは嘘を知るとアルティメット・ヌリフィアーを使った[52]。
アース2149を舞台としたリミテッドシリーズ『マーベル・ゾンビーズ2』でのサノスは「ゾンビ化」していたが、コズミック・パワーを得たハルクに殺害される[53]。
1996年に展開されたDCコミックスとマーベルの企業間クロスオーバーであるアマルガム・コミックスではサノスはダークサイドと合体して「サノサイド」となった[54]。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、主にジョシュ・ブローリンが演じる[55][56]。ブローリンのほかにも、『アベンジャーズ』ではダミオン・ポワチエが演じ[注釈 1][57]、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』及び『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』ではショーン・ガンがサノスのモーションキャプチャを担当している[58][59]。日本語吹替は銀河万丈が担当。
“狂えるタイタン星人”として銀河中に知られる“全宇宙の最大の脅威”。突然変異による紫色の肌と[60]傾斜した幅広の両肩[60]、タイタン星人特有の長い四肢[60]などの外見的特徴を持つ。
かつて、自身の故郷である惑星“タイタン”の滅亡を食い止めようとしたが叶わず、それ以来、「資源に限りがある宇宙全体のバランスを保つためには、全宇宙の生命体の半分を消し去ることで生き残った半数の者たちを紛争や飢餓から解き放たせるしかなく、その責任を負う覚悟があるのは自分だけ」という歪んだ愛情と極端な思想を抱き[60]、その完遂のため、“6つのインフィニティ・ストーン”を揃えることに執念を燃やす。
威厳ある佇まいと口調の傍ら、目的のためにはあらゆる犠牲を厭ず、行く先々で虐殺・破壊を繰り返し、かつ養女として迎えたガモーラとネビュラを強力な殺し屋に仕立て上げるために2人へ過酷な戦闘訓練を課し、幾多の補強まで施すなど冷酷無比な性格である。ネビュラに対しては訓練に負け続けていたことから彼女を道具扱いする残忍な描写が多い一方で、任務を果たした部下の死を悼んだり、“ソウル・ストーン”を手にするためにガモーラを犠牲にする必要があることを察すると、苦しい表情を見せて涙を流すなど、一切の感情を捨てているというわけではない。
地球暦2012年と2014年には、結託したロキやロナン・ジ・アキューザーにインフィニティ・ストーンの探索・入手を指示したが、彼らが活動に失敗すると、後述の“インフィニティ・ガントレット”を手に入れ、自ら全てのストーンを回収するべく動き出した。
驚異的な怪力を持つハルクを上回るほどの無限に近い力と[60]、多数の超人ヒーローを立て続けに相手取っても互角以上に渡り合って一蹴するほどの格闘戦能力[注釈 3]、インフィニティ・ストーンを素手で掴み、流れ込んできたストーンのエネルギーに苦しみつつも耐えるほどの頑強さをその巨体に有しており、“ブラック・オーダー”らを従わせられるほど狡猾さとカリスマ性も非常に長けている。
このほかにもサノスは、部下であるコーヴァス・グレイヴの槍斧を使用しており、2014年からタイムトラベルして来たサノスはソーの“ストームブレイカー”や、素手で“パワー・ストーン”も行使しており、アベンジャーズが自分たちで“スナップ”を行うために開発した“ナノ・ガントレット”も装備した。
『エターナルズ』では直接登場しないものの、彼の弟を自称するエロス/スターフォックスがポスト・クレジットシーンに登場した。
タイトル | 収録内容 | ページ数 | 発行日 | ISBN |
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The Life of Captain Marvel | Iron Man #55, Captain Marvel #25-34, Marvel Feature #12 | 1991年 | ISBN 0-87135-635-X | |
Essential Avengers: Volume 6 | Captain Marvel #33; The Avengers #125, 135、他 | 576 | 2008年2月 | ISBN 0-7851-3058-6 |
The Greatest Battles of the Avengers | Avengers Annual #7、他 | 156 | 1993年12月 | ISBN 0-87135-981-2 |
Essential Marvel Two-in-One: Volume 2 | Marvel Two-in-One Annual #2、他 | 568 | 2007年7月 | ISBN 0-7851-2698-8 |
Marvel Masterworks Captain Marvel: Volume 3 | Captain Marvel #22-33, Iron Man #55、他 | 288 | 2008年4月 | ISBN 0-7851-3015-2 |
Marvel Masterworks Warlock: Volume 2 | Warlock #9-11, 15; Avengers Annual #7; Marvel Two-in-One Annual #2、他 | 320 | 2009年6月 | ISBN 0-7851-3511-1 |
The Death of Captain Marvel | Captain Marvel #34, Marvel Spotlight #1-2, Marvel Graphic Novel #1 | 128 | 2010年6月 | ISBN 0-7851-4627-X |
Silver Surfer: Rebirth of Thanos | Silver Surfer #34-38; The Thanos Quest; Logan's Run #6の「The Final Flower!」 | 224 | 2006年4月 | ISBN 0-7851-2046-7 |
Infinity Gauntlet | Infinity Gauntlet | 256 | 2000年3月 | ISBN 0-87135-944-8 |
Infinity War | Infinity War; Warlock and the Infinity Watch #7-10; Marvel Comics Presents #108-111 | 400 | 2006年4月 | ISBN 0-7851-2105-6 |
Infinity Crusade Volume 1 | Infinity Crusade #1-3, Warlock Chronicles #1-3, Warlock and the Infinity Watch #18-19 | 248 | 2008年12月 | ISBN 0-7851-3127-2 |
Infinity Crusade Volume 2 | Infinity Crusade #4-6, Warlock Chronicles #4-5, Warlock and the Infinity Watch #20-22 | 248 | 2009年2月 | ISBN 0-7851-3128-0 |
Thor: Blood and Thunder | Thor #468-471, Silver Surfer #86-88, Warlock Chronicles #6-8, Warlock and the Infinity Watch #23-25 | 336 | 2011年7月 | ISBN 978-0-7851-5094-7 |
DC versus Marvel Comics | DC vs. Marvel, Doctor Strangefate #1 | 163 | 1996年9月 | ISBN 1-56389-294-4 |
Ka-Zar by Mark Waid and Andy Kubert: Volume 1 | Ka-Zar #1-7, Tales of the Marvel Universe #1 | 208 | 2011年1月 | ISBN 978-0-7851-4353-6 |
Ka-Zar by Mark Waid and Andy Kubert: Volume 2 | Ka-Zar #8-14, Annual '97 | 216 | 2011年3月 | ISBN 978-0-7851-5992-6 |
Deadpool Classic: Volume 5 | Deadpool #26-33, Baby's First Deadpool, Deadpool Team-Up #1 | 272 | 2011年6月 | ISBN 978-0-7851-5519-5 |
The Mighty Thor by Dan Jurgens and John Romita, Jr.: Volume 4 | Thor vol. 2 #18-25, Annual 2000 | 256 | 2010年11月 | ISBN 978-0-7851-4927-9 |
Infinity Abyss | Infinity Abyss | 176 | 2003年 | ISBN 0-7851-0985-4 |
Thanos: The End | Marvel: The End | 160 | 2004年5月 | ISBN 0-7851-1116-6 |
Thanos: Epiphany | Thanos #1-6 | 144 | 2004年6月 | ISBN 0-7851-1355-X |
Thanos: Samaritan | Thanos #7-12 | 144 | 2004年10月 | ISBN 0-7851-1540-4 |
Annihilation: Volume 1 | Drax the Destroyer, Annihilation: Prologue, Annihilation: Nova | 256 | 2007年10月 | ISBN 0-7851-2901-4 |
Annihilation: Volume 2 | Annihilation: Ronan, Annihilation: Silver Surfer, Annihilation: Super-Skrull | 320 | 2007年11月 | ISBN 0-7851-2902-2 |
Annihilation: Volume 3 | Annihilation: The Nova Corps Files, Annihilation, Annihilation: Heralds of Galactus | 304 | 2007年12月 | ISBN 0-7851-2903-0 |
The Thanos Imperative | The Thanos Imperative #1-6, The Thanos Imperative: Ignition, The Thanos Imperative: Devastation, Thanos Sourcebook | 248 | 2011年2月 | ISBN 0-7851-5183-4 |
タイトル | 収録内容 | ページ数 | 発行日 | ISBN |
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マーヴルクロス 1 | Infinity Gauntlet #1, X-Men vol.2 #30, The Silver Surfer vol. 4 #1 | 1996年4月18日 | ISBN 978-4796840811 | |
マーヴルクロス 2 | Infinity Gauntlet #2, The Uncanny X-Men #316, The Silver Surfer vol. 4 #1 | 126 | 1996年5月17日 | ISBN 978-4796840811 |
マーヴルクロス 3 | Infinity Gauntlet #3, X-Men vol.2 #36, Captain America #255 | 127 | 1996年6月20日 | ISBN 978-4796840835 |
マーヴルクロス 4 | Infinity Gauntlet #4, The Uncanny X-Men #317, Mission:Impossible #1 | 127 | 1996年7月19日 | ISBN 978-4796840842 |
マーヴルクロス 5 | Infinity Gauntlet #5, X-Men vol.2 #37, The Uncanny X-Men #318 | 1996年8月20日 | ISBN 978-4796840859 | |
マーヴルクロス 6 | Generation X #1, Infinity Gauntlet #6, The Uncanny X-Men #320 | 1996年10月1日 | ISBN 978-4796840866 | |
DCvsマーヴル | DC vs. Marvel, Doctor Strangefate #1 | 180 | 2003年11月 | ISBN 978-4902314076 |
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