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アメリカの映画監督 ウィキペディアから
カイル・クーパー(Kyle Cooper, 1962年7月 - )は、映画、ビデオゲームなどのタイトルデザイナーで映画監督。イェール大学卒業。
映画のタイトルコール、主なスタッフ・キャスト、映画会社のクレジットなどが流れるタイトルバック映像を制作するモーション・グラフィック・デザイナー。
1962年、マサチューセッツ州セイラム[1]生まれ。小さい頃からコミック誌を読みふけり、空想を画を描く事に馴染んで、彫刻家になる事を夢みて育った。イェール大学でグラフィック・デザインを学び、エイゼンシュテインのモンタージュ技法に関する卒論を執筆し、修士号を得る。その後、リチャード・グリーンバーグのプロダクションR/GA(R/Greenberg Associates)に入り、『ニューヨーク・ストーリー』のマーティン・スコセッシ監督によるエピソードで、初めてタイトル・デザインを担当した。クーパーの名を世に広く知らしめた『セブン』は、R/GA在籍中最後期の作品の1つである。文字が震えるような描写は多くの映画、TV、CMなどで模倣された。
グリーンバーグはタイトル・デザイナーでもあり、R/GA入社も『エイリアン』や『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』を観た事で決めたという。『スーパーマン』(1978年作品)のタイトルもグリーンバーグの仕事であり、クーパーは『スーパーマン リターンズ』でグリーンバーグのスタイルを踏襲したタイトル映像を作り出している。
「ソール・バスの再来」と称される事も有るが、本人によるとタイトル・デザイナーを志すきっかけになった作品は、スティーブン・フランクフルトによる『アラバマ物語』(1962)であったという。『セブン』のメイン・タイトル・プロデューサーに付いたのはスティーブンの息子ピーターで、ピーター・フランクフルト、そしてチップ・ハフトンとともにクーパーはImaginary Forcesを設立し独立。タイトルだけでなく予告編、視覚効果製作やwebデザインにも進出し、またパソコン内で殆どが製作出来るようになった事もあり、作風もより個性的になっていく。
クーパーは日本でも知られるようになり、日清食品のカップヌードルのCMの監督として抜擢された。日本ではその後、ゴジラシリーズ50周年記念作品『ゴジラ FINAL WARS』でタイトルデザインを担当している。依頼された際には快く引き受け、北村龍平監督の「ゴジラの50年分の喧嘩を見せて欲しい」という希望を叶えるべく、シリーズの大半を見直したとインタビューで答えている。もともとゴジラシリーズの大ファンであり、日本で買った特大のゴジラフィギュアをはじめ多くの怪獣たちのフィギュアを所持している[2]。
2003年にImaginary Forcesから退き、『エンジェルス・イン・アメリカ』以降は新会社Prologue Filmsで活躍している。
映画
また、2001年には長編映画『ニューポート・サウス』 New Port South (日本では劇場未公開)を監督している。
テレビドラマ
ゲーム
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