TK state

小室哲哉の個人事務所 ウィキペディアから

TK state」(ティーケーステート)とは1991年から2000年まで運営されていた小室哲哉の個人事務所である。正式名称は「TETSUYA KOMURO state」である。小室の実父が代表取締役を務め、小室も取締役に名を連ねていた[1]。専務取締役として、TM NETWORKデビュー時からの付き合いであり、ヤマハの渋谷の営業部に配属していた道免友彦の名もある[2][3]

来歴

1992年に前進となる「OPERA GIG」が設立され[4]、1994年に「TK state」に改名[5]

系列事務所

TK MUSEUM

概要 MUSEUM, 出身地 ...
MUSEUM
出身地 日本
ジャンル テクノ
レイヴ
ラップ
ドラムンベース
活動期間 1998年
レーベル ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ
事務所 TK state
共同作業者 原田大三郎VJ
メンバー 小室哲哉シンセサイザー
マーク・パンサーボーカル
OLIVIA (ボーカル)
DJ DRAGON (DJ)
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  • 中日邦交正常化25周年記念ライブツアー「TK Presents GROOVE MUSEUM」では音楽ユニットMUSEUM」としての側面もあった[6]。最初は小室、マーク・パンサーOLIVIADJ DRAGONの4人からなる構成[7]であり、その後原田大三郎を加えその5人を固定メンバーとして、中国・香港の現地歌手との流動的なコラボレーションを中心にした世界展開プロジェクトを行う音楽ユニットを「MUSEUM project」名義で継続・兼任する企画もあった(この企画は諸事情で中止になるが、後にGABALLTKCOMで結実する)。

TK state America MUSEUM

TK SEQUENCE

  • 正式名称は「tetsuya komuro SEQUENCE 1101〜5」である。「True Kiss Disc Studios 1101〜5」とも表記された。
  • 主に小室個人所有のレコーディングスタジオの運営・管理・機材購入を行っていた。DJ KOOも設営・機材の選別に関わっていた[8]
  • 東京のマンションのフロアを5部屋借り切る形で設立され、トイレ・エレベーターを含む各階・各部屋全てにテレビモニターをつけて、どこからでもボーカル・コーラスを録れる様にした[9]
  • 小室の「東京のスタジオのレンタル料金は世界一高い。1時間5万円はかかる。6時間借りて、且つエンジニアへのギャランティ・機材のレンタル料金・スタッフの食事代も入れると1日50万円はすぐに超えてしまう。だから私有スタジオを作った方が結果的にリーズナブル」という経験が本格的にプライベートスタジオを所有する切っ掛けになった。機材・設備も小室の自費で揃え、設立するための初期投資の総経費は2億5千万~2億7千万円はかかっている[10]
  • 1997年に以前から存在していた「TK Sequence 1103」が小室の助力もあり、久保こーじ専用のプライベートスタジオとして運営されていた[11]

TK SEQUENCE America

  • Kiss Destinationのレコーディングスタジオとして使用していた。

TK ENTERTAINMENT SERVE

  • TK E SERVE」と略することもあった。
  • 小室プロデュース作品のプロモーションビデオ・CMの制作とプロデュースを取り仕切っていた[3]
  • イベント限定音楽ユニットであったtk-trapのプロデュースを行っていた。
  • 華原朋美のヒストリービデオ「HOW TO MAKE TOMOMI KAHALA 華原朋美はいかにして華原朋美となり得たか」の制作を行った。

Prime Direction TK Room

  • 当時の小室の本所属先であるアンティノス・マネジメントからの業務委託で、1996年以降のエイベックス発の小室プロデュース作品の原盤・映像制作、小室の周囲の予算・情報・版権の管理を担当していた[3]

tetsuya komuro rise

  • TK rise」と略することもあった。
  • 1995年3月に設立[3]
  • 主に華原朋美・木根尚登・久保こーじ[3]・阿部薫[12]のプロデュース・マネジメント・コーディネート業務を行っていた。
  • 華原に関しては「Prime Direction TK Room」に業務委託し、エイベックスと共同で行っていた[3]

かつて所属していたアーティスト

出典

外部リンク

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