AQUOS PHONE SERIE SHL21(アクオス フォン セリエ エスエイチエル ニイチ)は、シャープによって日本国内向けに開発された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のCDMA 1X WIN、および第3.9世代移動通信システム(au 4G LTE)対応スマートフォンである。
キャリア | au |
---|---|
製造 | シャープ |
発売日 | 2012年11月2日 |
概要 | |
OS | Android 4.0.4→4.1.2 |
CPU | Qualcomm Snapdragon S4 MSM8960 1.5GHz |
音声通信方式 | 3G:CDMA2000 1xMC (CDMA 1X WIN) (新800MHz/2GHz) W-CDMA (850MHz/2GHz) 2G:GSM (1.9GHz/1.8GHz/900MHz) |
データ通信方式 | 3.9G: au 4G LTE (新800MHz/1.5GHz) 3G:CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A (WIN HIGH SPEED) UMTS (W-CDMA) その他:無線LAN (IEEE 802.11a/b/g/n 5GHz/2.4GHz) |
形状 | ストレート (防水・防塵対応) |
サイズ | 130 × 68 × 11.2 mm |
質量 | 約148 g |
連続通話時間 | 約910分 |
連続待受時間 | 約610時間(3G)/約570時間(LTE) |
充電時間 | 約220分(別売共通ACアダプタ04使用時) |
内部メモリ | RAM・1GB ROM・16GB |
外部メモリ | microSD (最大2GB・KDDI公表) microSDHC(最大32GB・KDDI公表) microSDXC(最大64GB・KDDI公表) |
日本語入力 | iWnn IME for Android SH Edition (手書き入力対応) |
FeliCa | FeliCa/NFC |
赤外線通信機能 | あり(IrSimple/IrSS) |
Bluetooth | あり (Ver4.0) [1] |
放送受信機能 | あり (ワンセグ) |
備考 | 1. バッテリー容量:2,040mAh(着脱不可) 2. 製造国: 中国 3. SAR値:0.357W/kg[2] 4. HDMIは非対応(MHL規格も使用不可能)、画面の映し出しはWi-Fi経由(Miracast)のみ可能。 5. 動画撮影用のステレオマイクを標準装備 6. au ICカードはmicroSIMタイプのものが用いられる 7. テザリングに対応 8. PlayStation Mobileに対応 |
メインディスプレイ | |
方式 | タッチパネル対応 S-CG Silicon液晶 |
解像度 | HD (720×1280ドット) |
サイズ | 4.7インチ |
表示色数 | 16,777,216色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約1,312万画素CMOS |
機能 | オートフォーカス フルハイビジョン動画撮影(1080p FHD) |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約124万画素CMOS |
カラーバリエーション | |
クリアブルー | |
ブリリアントピンク | |
マットブラック | |
■テンプレート / ■ノート ■ウィキプロジェクト |
概要
シャープのau向けスマートフォンでは初めてのLTE対応機種であり、4.7インチHD液晶、先代機種のAQUOS PHONE SERIE ISW16SH(SHI16)に続いてmicroSDXCカード(最大64GB)に対応している。製品名のSERIEは「最高峰」という意味である。
スペックだけ見ればバッテリー容量の増加とカメラの性能向上以外は先代機種とほぼ同じに見えるが、入念なチューニングや多くの改良が行われた結果、実質的にスペックアップしている。また、バッテリー容量の15%の増加に対し、連続通話時間約1.8倍と大幅に伸びている。
デザインにも力を入れており、前面はガラス1枚で凹凸が一切なく非常にすっきりしており、通話用スピーカーがない。また、背面上部に長方形(横長)のガラスパネル部分があり、ブラックアウト処理されている中にカメラ・LEDライト・赤外線ポートの3つのモジュールが組み込まれている。この結果、背面も凹凸感のないシンプルかつ美しいデザインになっている。先代機種から継承した側面の段差がアクセントとなり、全体として完成度の高いデザインを有する。
本機にはディスプレイパネル全体から音を出すダイレクトウェーブレシーバーが採用されており、同じau向けの端末であるDIGNO S KYL21やURBANO PROGRESSO(KYY04)、簡単ケータイ K012(いずれも京セラ製)に採用されているスマートソニックレシーバー同様に通話用スピーカーのないすっきりしたデザインとなっている。
本体に2系統のマイクが搭載されており、ステレオ音声による動画撮影も可能となっている。このほかISW16SH同様、おサイフケータイ(FeliCa)と世界標準のNFCにも対応している。Bluetoothは4.0に対応し、カシオ計算機製の腕時計G-SHOCKとの連携が2012年12月12日のケータイアップデートにより提供されている。これは、NECカシオ製以外のAndroid搭載スマートフォンでは初のG-SHOCK連携への対応である。
バッテリー容量は2,040mAh。なお、本機はAQUOS PHONEシリーズとしては初めて、ユーザーによるバッテリーの取り外しが不可能で、全国のauショップ・一部地域を除くトヨタディーラー各店(PiPit・トヨタレンタリース・トヨタ純正部品共販店を含む)・大型量販店等→シャープ経由の持ち込み交換扱いとなる。auカタログの2012年11月号には電池パックの項目に「SHL21UAA」と書かれていたが、そもそもバッテリーの取り外し自体ができないためオプションの電池パックは存在しない。2012年12月・2013年1月合併号以降は電池パックの項目は空欄に修正されている。
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沿革
メール・メッセンジャー
メールはシャープオリジナルのメールアプリ。EZwebのEメールに対応し、今までのau携帯電話と同様@ezweb.ne.jpのメールアドレスがそのまま利用可能となっており、絵文字なども利用できる。またメールは3GのほかWi-Fi(無線LAN)やLTEによる通信でも送受信する事が可能である。
Android OSの特徴であるGmailの複数アカウントの同時利用が可能となる。また、Gmailはリアルタイムでプッシュ着信をする。
通常のメールアプリでは、複数のPOP、IMAPメールが利用可能であり、EZwebメールはプッシュで着信する。
メッセンジャーでは、Google Talkがプリインストールされている。但しAndroid 4.1.2にOSアップデートもしくはマーケットでアプリのアップデートを行うとGoogle+ ハングアウトに変更になる。また、マーケットから様々なメッセンジャーアプリをインストールし、利用することが可能となる。
アプリケーション
利用可能なアプリケーションマーケット
- Android OS標準のGoogle Play Store(旧・Androidマーケット)が利用可能である。またau Market(旧・au one Market)も利用できる。
プリインストールアプリケーション
その他機能
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※PC向けWebブラウザが標準装備されている。ただし、FlashはAdobe社のAndroid向けFlashプレーヤーの開発中止後の製品のためインストールされていない。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。
- 「エコ技」機能
主な機能・対応サービス | |||
---|---|---|---|
auウィジェット Webブラウザ |
LISMO! for Android[4] メディアプレイヤー[5] LISMO WAVE |
おサイフケータイ | ワンセグ[6] DLNA/DTCP-IP |
au one メール PCメール Gmail EZwebメール[7] |
デコレーションメール |
Skype au | PCドキュメント[8] |
au Smart Sports Run & Walk Karada Manager ゴルフ(web版) Fitness、歩数計 |
GPS 方位計 |
au oneナビウォーク au one助手席ナビ |
au one ニュースEX au one GREE |
かんたんメニュー[9][10] じぶん銀行 |
緊急速報メール | Bluetooth | 無線LAN機能 (Wi-Fi) |
赤外線通信 (IrSimple) (IrSS) |
WIN HIGH SPEED au 4G LTE |
グローバルパスポート | auフェムトセル |
microSD microSDHC microSDXC |
モーションセンサー(6軸) | 防水 防塵 |
簡易留守録 着信拒否設定 |
- 安心セキュリティパックはフル対応、またGPS機能がOFFの場合でも紛失時の場所特定が可能。
- ベールビュー (覗き見防止フィルター)
- 家庭用レコーダーからの番組持ち出し[11]
- DLNAサーバー 1.5 (Image:JPEG / Audio:MP3,LPCM)
- ワイヤレス連携対応スマートファミリンク
- PlayStation Mobile対応
ケータイアップデート
- 2012年11月14日のケータイアップデート[12]
- Wi-Fi利用時に電源の再起動が発生する場合がある事象の改善。
- クイックツールボックスEXの呼出し操作の改善。
- 2012年12月12日のケータイアップデート[13]
- タッチ操作や文字入力の操作時、電源の再起動が発生する場合がある事象の改善。
- Bluetoothの対応プロファイル追加に伴い、G-SHOCK連携が利用可能となる。
- 2013年1月16日のケータイアップデート[14]
- スリープ画面からの復帰時にディスプレイが表示されない場合がある事象の改善。
- 2013年2月27日のケータイアップデート[15]
- 「エコ技」設定にて「メールアプリ」を「対象アプリ」として設定した場合、端末のスリープ中、Cメールを受信できなくなる事象の改善。
- 2013年6月5日のケータイアップデート[16]
- Android 4.1.2へのOSバージョンアップ。
- 2013年12月4日のケータイアップデート[17]
- 電源が再起動する事象の改善。
- ウェルカムシート(ロック画面)からカメラが起動しない事象の改善。
- 2014年4月16日のケータイアップデート[18]
- SMSの絵文字が正常に表示されない事象の改善。
- シャープのソフトウェアアップデートサーバー障害のため、2014年4月16日よりアップデートの配信を停止していたが、2014年5月12日にサーバーが復旧しアップデートの配信も再開された。[19]
脚注
関連項目
外部リンク
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