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OAXは、海上自衛隊における電子光学センサー・システム(暗視装置)の制式符号。自衛艦の一部に装備しており、現用のものとしては以下が存在する。OAXシリーズは目標の捜索・探知のみならず、砲や機銃の射撃管制用としても活用されている[1]。
あぶくま型護衛艦に装備されている[1]。(画像は特記ない限り「とね」搭載機)
はやぶさ型ミサイル艇に装備されている[1]。これは、1999年(平成11年)に発生した能登半島沖不審船事件を受けて、不審船対処を目的として搭載されたものである[2]。
もがみ型護衛艦では、可視光/赤外線撮像装置およびレーザー測距装置で構成され、光学複合センサーと称されるOAX-3が搭載された[1]。これは旋回・俯仰可能な可動型センサーに加えて、固定型の可視光センサーも組み込まれた[1]。
回転型センサーは艦橋上部の衛星通信レドームの前方に搭載され、戦闘指揮所(CIC)において必要な目標を赤外線、可視光およびレーザーで監視でき、目標の測距、識別、砲管制が可能である[3]。一方、固定センサーはNORA-50複合通信空中線の下部に6つの高感度カメラが設置されており、撮影された全集映像をCICのビデオ・ウォールに表示することもできる[3]。同型では、CICに操舵コンソールと機関操縦装置も設置されていることから、OAX-3からの映像とあわせて、必要に応じてCICから操艦することもできる[3]。
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