Nosh

食材宅配サービス ウィキペディアから

Nosh

nosh(ナッシュ)は、日本大阪市に本社を置くナッシュ株式会社が運営する食材宅配サービスのブランド名。企業名およびブランド名の"nosh"は、英語スラングで「(軽い)食べ物」の意味。

概要 種類, 所持会社 ...
nosh
種類 食材宅配サービス
所持会社 ナッシュ株式会社
使用会社 ナッシュ株式会社
使用開始国 日本
主要使用国 日本
使用開始 2018年
ウェブサイト nosh.jp
テンプレートを表示
閉じる
概要 種類, 市場情報 ...
ナッシュ株式会社
Nosh Co., Ltd
Thumb
本社を置く中之島三井ビルディング
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 nosh
本社所在地 日本
530-0005
大阪府大阪市北区中之島3-3-3
中之島三井ビルディング16F北緯34度41分35.6秒 東経135度29分39.0秒
設立 2016年平成28年)6月
業種 製造業小売業
法人番号 6120001198816
事業内容 食材宅配サービス
代表者 代表取締役社長 田中智也
資本金 4億4,450万5,113円[1]
外部リンク nosh.jp
特記事項:2018年10月にミライエ(株)から社名変更
テンプレートを表示
閉じる

2016年6月にミライエ株式会社として設立、2018年のサービス開始後にブランド名と統一してナッシュ株式会社へ社名を変更した。自社工場で製造・梱包した冷凍状態の食材をヤマト運輸のクール宅急便で配送するサービスを展開しており、利用者はウェブサイトスマートフォン用アプリを通じて注文する。

YouTuberとのタイアップやSNSへの広告出稿によって20代から40代の層への訴求を重視するPR戦略を展開している[2][3]。2024年2月の「利用したことのある宅配弁当」のアンケートによると、1位「ワタミの宅配」、2位「ヨシケイ」に次ぐ、3位にランクインしている[4]

サービス内容

栄養士調理師が吟味した、カロリーや栄養バランスに配慮した「健康的で美味しいメニュー」を急速冷凍して、クール宅急便で定期的に宅配するため買い物の必要がなく、電子レンジで解凍するだけで食べられ、食器を洗う必要がない……というビジネスモデルが受けて、会社は急成長を遂げた。

アプリで設定したメニューを配送するため、面倒な都度注文をする必要がなく、食べきれずに余った場合には一時的にキャンセルすることも出来るなど、これまで面倒だった手続きがアプリで簡略化されたことも大きい。

60種類以上のメニューの中から、ユーザーは好みのメニューを選ぶことができる。評価の良かった人気メニューは長期的に継続され、あまり評価の良くなかったメニューは改善されるか廃番となり、随時メニューが更新されている。

また、「カレーハウスCoCo壱番屋」「ジョニーのからあげ」などの人気店との提携により、他社のメニューを選択することができるなど、手軽に「お取り寄せ通販」を楽しみたいユーザーを取り込んでいる。

支払い

一度のお届け数については、「6食分」「8食分」「10食分」の中から選択することができ、一度のお届け数が多いほど割安になっている。

支払いはサブスク方式であり、購入回数が多くなるほど安くなっていく。10食分プランの場合、「1食あたり599円」からスタートして、10食注文ごとに1食あたり約6円ずつ安くなっていき、最終的に合計180食を注文すると最安値「1食あたり499円」での購入が可能となり、それ以降は499円での購入が可能となる。

ただし、送料は別途にかかり、配送地域により別途900~1700円ほどかかる点については注意が必要である[5]

ヒットの要因

急速冷凍技術の普及
宅配メニューが受け入れられた要因として、急速冷凍技術の普及にある。従来の冷凍技術の場合には、食品を凍らせる際に細胞が壊れてしまい解凍時に水分が漏れ出ることで、食感や風味を損なってしまうデメリットがあった。一方、急速冷凍であれば、細胞が壊れる前に凍らせることが出来るため、鮮度を維持したまま消費者に届けられるメリットがある。
セカンド冷凍庫の普及
2010年あたりからネットスーパーやお取り寄せブームなどにより、「セカンド冷凍庫」の普及が一般家庭にも進んでいることも、宅配メニュー受け入れられた理由の一つである。特に2019年以降のコロナ禍によって、あるセカンド冷凍庫メーカーの売上は前年比約170%になるなど、大きく普及が進んだ[6]
スマホアプリによる利便性
料理の宅配自体は以前から存在していたが、毎日異なる決められたメニューを届けるだけであり、ユーザーが選択することが出来ない場合が多かった。しかし、スマホアプリが普及した現代では、随時アプリで好きなメニューを選べるうえに、冷凍庫にストックがある場合には一回キャンセルすることもでき、支払いもスマホ上で完結できることなど、利便性が高くなったことも普及に繋がった。
コロナ禍による需要拡大
2019年以降のコロナ禍において、買い物や外食がしづらくなった主婦層や、自宅で仕事をすることになったサラリーマン層などへの利用も進んだという。

販売数

コロナ禍前の2020年1月の月間販売18万食から、わずか2年間で約8倍に飛躍した[7]

  • 月間販売
    • 2020年1月 … 18万食
    • 2021年1月 … 68万食
    • 2022年1月 … 150万食
  • 累計販売食数
    • 2018年05月 … サービス開始
    • 2020年09月 … 500万食 (約2年4か月)
    • 2021年05月 … 1000万食 (約3年)
    • 2022年01月 … 2000万食 (約3年8か月)
    • 2022年06月 … 3000万食 (約4年1か月)
    • 2022年10月 … 4000万食 (約4年5か月)
    • 2023年02月 … 5000万食 (約4年9か月)
    • 2023年06月 … 6000万食 (約5年1か月)
    • 2023年10月 … 7000万食 (約5年5か月) [8]
    • 2024年02月 … 8000万食 (約5年9か月) [9]
    • 2024年06月 … 9000万食 (約6年1か月) [10]

製造工場はサービス開始当初から操業していた兵庫県尼崎市の大物工場に加えて、2022年7月に同市内で尼崎工場を新設し、月産能力を650万食分に増強した[11]

沿革

  • 2016年6月 - ユニクエスト創業者の田中智也[12]によってミライエとして創業
  • 2018年 - 宅配サービス開始
  • 2022年7月 - 尼崎工場稼働

事業所

本社
大阪府大阪市北区中之島3丁目3-3 中之島三井ビルディング16階

工場

大物工場
兵庫県尼崎市杭瀬南新町3丁目4-66
尼崎工場
兵庫県尼崎市潮江5丁目7-1

提供YouTuber

出典

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.