My Lost City
久石譲のアルバム ウィキペディアから
『My Lost City』(マイ・ロスト・シティ)は、久石譲の7thアルバム。1992年2月12日に東芝EMI / Planet earthから発売された[2]。サブタイトルは『HOMMAGE A Mr. SCOTT FITZGERALD』(オマージュ・ア・ミスター・スコット・フィッツジェラルド)。
背景
制作
サブタイトルのフィッツジェラルドから始まり、1920年代を通じて世紀末の現代を見ながら様々な事象を巡り、久石が自分自身を表現した作品である[4]。久石は本作を『ETUDE』(2003年)と並ぶ自身の代表作と述べている[5][6]。
本作と同時期に、宮崎駿も1920年代を舞台にしたアニメーション映画『紅の豚』を制作しており、久石は宮崎が同じ時代をテーマに作品に取り組んでいたことに運命的なものを感じたという。宮崎は『紅の豚 イメージアルバム』と一緒に送られた『My Lost City』をとても気に入り、「あの曲が全部欲しい、全部『紅の豚』に欲しい」「イメージアルバムと取り替えて下さい」と久石に要求したという[7][8]。
批評
専門評論家によるレビュー | |
---|---|
レビュー・スコア | |
出典 | 評価 |
CDジャーナル | 肯定的[1] |
CDジャーナルは、「オケとピアノを中心にした重厚なサウンドだが、根底にあるのはやはりロマンティックな久石節だ。」と肯定的に評価している[1]。
収録曲
全作曲・編曲: 久石譲。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「Prologue」 | |
2. | 「漂流者〜Drifting in the City」 | |
3. | 「1920〜Age of Illusion」 | |
4. | 「Solitude〜in her...」 | |
5. | 「Two of Us」 | |
6. | 「Jealousy」 | |
7. | 「Cape Hotel」 | |
8. | 「狂気」 | |
9. | 「冬の夢」 | |
10. | 「Tango X.T.C.」 | |
11. | 「My Lost City」 | |
合計時間: |
楽曲解説
- Prologue
- 漂流者〜Drifting in the City
- 1920〜Age of Illusion
- Solitude〜in her...
- Two of Us
- Jealousy
- Cape Hotel
- 1991年に公開された映画『あの夏、いちばん静かな海。』の劇中曲である「Clifside Waltz」のセルフカバー。「エリック・サティに捧げたピアノワルツ」と述べている[11]。
- 狂気
- 冬の夢
- Tango X.T.C.
- 1992年に初上映され1993年に公開された映画『はるか、ノスタルジィ』のメインテーマ「追憶のX.T.C」のセルフカバー[13]。当アルバム発売から約1か月後に発売されたシングル「君だけを見ていた」[14]のカップリング曲としてシングルカットされ、フジテレビ系ドラマ『大人は判ってくれない』のエンディングテーマに起用された。曲名はイギリスのロックバンド・XTCに由来。タイトルはインスピレーションで付けることが多く、特に深い意味合いは無いことが多いという[15]。バンドネオンはリシャール・ガリアーノが演奏している[16]。
- My Lost City
参加ミュージシャン
要約
視点
Prologue
漂流者〜Drifting in the City
1920〜Age of Illusion
Solitude〜in her...
Two of Us
Jealousy
|
Cape Hotel
狂気
冬の夢
Tango X.T.C.
My Lost City
|
Gavyn Wright London Strings
- 14 Violins(1st Violin/Gavyn Wright)
- 4 Violas(1st Viola/George Robertson)
- 2 Celli(1st Cello/Anthony Pleeth)
- 2 Bass(1st Bass/Mike Brittain)
- Strings Concertmaster : Nick Ingman
脚注
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.