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MIRACLE LINUX

Linuxディストリビューションの一つ ウィキペディアから

MIRACLE LINUX
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MIRACLE LINUX(ミラクル・リナックス)は、サイバートラスト株式会社が提供する無償かつ日本製のRed Hat Enterprise Linuxクローンである。

概要 開発者, OSの系統 ...
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概要

MIRACLE LINUXは、2000年6月に日本オラクル株式会社日本電気株式会社が中心となり設立されたミラクル・リナックス株式会社(現サイバートラスト株式会社)により、オラクル社のリレーショナルデータベース(RDB)製品であるOracle Databaseの安定稼働を目的に、企業向けのLinuxディストリビューションとして開発が開始された。

2003年12月にミラクル・リナックス社(日本)、Red Flag社(中国)とでMIRACLE LINUXをベースにAsianuxプロジェクトが始まり、2015年までの10年間はAsianuxプロジェクトの中で開発されていた。2015年9月にAsianuxプロジェクトが解散し、 2015年10月にリリースされたAsianux Server 7 == MIRACLE LINUX V7より、日本国内でサイバートラスト社により開発が継続されている。産業向け機器などOSの長期提供が求められる分野での導入が多く、2020年10月のミック経済研究所調べでは産業用PCのプリインストール版LinuxディストリビューションでMIRACLE LINUXは57%のシェアとされている[3]。「Asianux」の表記はMIRACLE LINUXの製品名称の一部としてMIRACLE LINUX 8まで存続していたが、8.4より製品名から外れている。

ミラクル・リナックス株式会社は、2014年7月に、ソフトバンク・テクノロジー株式会社が子会社化した[4]。2017年10月1日付けでサイバートラストと合併。合併はミラクル・リナックスを存続会社とする吸収合併方式であり、商号はサイバートラストに変更された[5]

2023年5月22日、AlmaLinuxへの参画及び及びその開発元のCloudLinuxとの協業をすることを発表した。そしてMIRACLE LINUXは次期バージョン(つまり10)からAlmaLinuxに合流する方向性も明らかにした。2023年5月現在、サイバートラストでMIRACLE LINUXの開発を行っているSEがAlmaLinuxの開発者コミュニティーに参加している[6][7][8]

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沿革

開発当初はOracle Databaseに最適化されたLinuxディストリビューションとして大手企業に導入される。Asianuxプロジェクトの時期は中国、韓国のLinuxディストリビューターとアジアを中心としたグローバル展開を目指し、Global ISV、サーバーベンダーの認証を取得。MIRACLE LINUX V1系まではTurbolinuxベース、V2系よりRed Hat Enterprise Linuxベースに変更されている。2012年1月にリリースされたMIRACLE LINUX V6よりRHEL互換となっている。

CentOSが2020年末に開発方針を転換したことを受け、2021年10月リリースのMIRACLE LINUX 8.4からライセンスを無償化した[9]

リリース

さらに見る リリース日, 製品名 ...
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関連項目

注釈

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外部リンク

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