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航空機 ウィキペディアから
La-5(ラヴォーチキン5、Ла-5)は第二次世界大戦時ソ連のラヴォーチキン設計局が開発した単発単葉の戦闘機である。独ソ戦中盤に労農赤軍の主力戦闘機を務めた。
Yak-1等のソ連製の新世代戦闘機は全て液冷エンジンを搭載していたが、これは当局の方針という訳では無く、たまたま開発時のエンジン事情による物であった。しかし1941年夏になると優秀な空冷エンジン供給の目途がたったので、全ての新型戦闘機に空冷エンジンを搭載した改造型の製作が命令され、LaGG-3にも改造が指示された。勿論エンジンの挿げ替えは容易では無く、取り付け部の改造だけではなく重心や推力中心、補機類の取付け位置など相当厄介な問題がでてくる。しかしラボーチキンはこれを1941年12月には解決し、試験飛行にこぎつけている。その結果は満足いくもので、速度、上昇力共に大幅な改善が見られたのである。しかしLaGG-3の悪癖が全て改善された訳ではなく、離着陸性能は相変わらず悪く事故が頻発し、航続距離も短く増槽もあったがフェリーにしか使えなかった[要出典]。この為スターリンがラボーチキンを呼びつけ直々に改善をせまったという。
La-5の最初の実戦部隊は翌年6月に編成されスターリングラード攻防戦に投入された。そこでその性能をいかんなく発揮した。低空での機動性はこれまでの全ての機体を凌いでおり、操縦には機敏に反応し失速からの回復も容易で、低速でのループやインメルマンターンも可能であった。1943年の中頃には改良型のLa-5FNが配備され、クルスク会戦で大きな戦果を上げた。
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