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D25HW (ディー にご エイチダブリュ) は、W-CDMA/HSPA対応のデータ通信端末。イー・モバイルがファーウェイ・テクノロジーズのE5830s を日本向けにカスタマイズし、「Pocket WiFi(イー・モバイルの登録商標)」の名で販売されている。
D25HW | |
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キャリア | イー・モバイル |
製造 | 華為技術日本 |
発売年 | 2009年11月18日 |
概要 | |
通信方式 | W-CDMA/HSDPA/HSUPA |
通信速度 |
受信最大:7.2Mbps 送信最大5.8Mbps |
形状 | ストレート(ペンダント)型 |
サイズ | 48.6 × 95.5 × 14.1[1] mm |
質量 | 80 g |
連続通信時間 | 約4時間 |
連続待受時間 | 約100時間 |
充電時間 |
ACアダプタ:約4時間 USB接続:約6時間 |
外部メモリ | microSD |
対応OS |
Windows XP Home Edition Service Pack2 以降 Windows XP Professional Service Pack2 以降 Windows Vista (32ビット / 64ビット版) Windows 7 (32ビット / 64ビット版) Mac OS X 10.4 ~ 10.6 |
備考 | |
メインディスプレイ | |
方式 | 白色有機EL |
サイズ | 0.96インチ |
表示色数 | 白色2値 |
無線LAN | |
規格 | IEEE802.11b/g準拠 |
設定 | WPSに対応 |
セキュリティ | WEP/WPA/WPA2 |
同時接続可能台数 | 5 |
メインカメラ | |
サブカメラ | |
カラーバリエーション | |
シルバー |
ファーウェイ製 E5830s をイー・モバイルが日本向けにカスタマイズした機種である。
本機はWi-Fi機器とイー・モバイルの3G通信網とを中継するモバイルWi-Fiルーター兼モバイルモデムである。この機種はノートパソコン、iPad、iPod touch、ニンテンドーDS、PlayStation PortableなどのWi-Fi機器を、公衆無線LANの提供されない場所でもインターネットに接続できるようにするために、アクセスポイントとして振る舞う。従来のデータ通信端末のように、USBコネクタやPCカードスロットに接続する必要はなく、端末本体をカバンやポケットに入れたまま使用するスタイルをイー・モバイルは提唱している。
WiFi機器は最大で5台まで同時認識される。無線LANはインフラストラクチャー・モードのため、接続した機器同士でネットワークを構築することも可能である。
また、対応OSを搭載したパソコンとUSB接続することによって、通常のデータ通信端末としての利用も可能である。USB接続時にはネットワークアダプタ、仮想CD-ROMドライブ(デバイスドライバのインストール要)、microSDカードリーダーの複合デバイスとして認識される。パソコンから見て、内部的にはネットワークアダプタの先にルーターがイーサネット接続される構成であり、ルーターの機能は無線LANと共有している。パソコンにはプライベートIPアドレスが付与される。
簡易ファイアウォール、DMZやネットワークアドレス変換、MACアドレスフィルタリングなど、一般的なブロードバンドルーターの機能を備えている。このため接続した機器を外向きサーバとして運用することも可能である。
microSDカードスロットを備えているが、NASのようにネットワーク越しにこれにアクセスすることは不可能で、USB接続したパソコンからのみ利用できる(ただし有線接続したパソコンをファイルサーバとして動作させ、カードリーダーを共有すればこの限りではない)。
専用の充電器(H12HW用、650mA出力のACアダプタが付属)、もしくはUSBバスパワーによる充電に対応する。が、最大2.4Wの消費電力のためにUSBバスパワーでは充電と通信を同時に行えず、通信時には給電のみとなる。たとえ500mAを超えるUSBバスパワーを供給できる市販のACアダプタを使用しても、専用充電器以外の接続はUSBポートからの供給とみなされ、同様の制限が課せられる。
発売当初は、通信とUSBバスパワーによる充電を同時に行えず、通信時には給電のみとなる仕様であったが、2011年2月1日に、Pocket WiFi Dock(F01HW)対応のファームウェアバージョンアップがあり、これを適用すると、通信しながらUSBバスパワーでの充電が可能となる。
なお、音声通話機能は搭載されていない。EM chipもデータ通信用の赤色のものを用い、データ通信の料金プランが適用される(ただし、音声用のEM chipの利用は可能。このため、音声契約を「スマートプラン」とし、データ契約を「データプランにねん特割」とすることで、データ契約側のUIMを一切利用せず、音声側のUIMでデータ通信を行えば、データ契約の料金は一切発生しない)。
2010年春には、オプションで卓上ホルダが設定された。卓上ホルダで充電する場合は、本体附属品のACアダプタないしはUSBケーブルの接続が必要となっている(または、H12HW用のACアダプタないしはUSBケーブルをオプション購入することにより、利用可能)。ただし、大容量電池パック利用時には利用できない(奥行きが広くなるため、セットすることができない)。
2011年2月8日には、当機種専用のドッキングステーション・F01HWが発売。F01HW利用時は、WiFi機器は最大で31台まで同時認識される。また、自宅のネット回線のLANケーブルに接続することで、単独でアクセスポイントとしての利用も可能となる。かつては、イー・アクセスADSL網を利用するプロバイダ利用者向けに、F01HWをアクセスポイントとして有償提供していたこともあった。
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