BlueStacks
BlueStacks App Player やその他のクラウドベースのクロスプラットフォーム製品を製造するアメリカのテクノロジー企業 ウィキペディアから
BlueStacks(ブルースタックス)とは、アメリカのソフトウェア企業であるBluestack Systemsが開発したAndroidエミュレータ「BlueStacks」(または「BlueStacks App Player」)とその企業である。2009年にローゼン・シャルマが設立した[8]。
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種類 | 非公開会社 |
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本社所在地 | アメリカ合衆国、キャンベル (カリフォルニア州) |
設立 | 2009年4月25日[1][2] |
業種 | 仮想化、モバイルアプリケーション |
代表者 | ローゼン・シャルマ |
外部リンク |
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2011年5月25日にサンフランシスコで開催されたCitrix Synergy ConferenceにおいてCitrixのCEOであるマーク・テンプルトンがステージ上でBlueStacksの初期バージョンをデモンストレーションし、BlueStacksと提携を結んだことを発表した。App PlayerとCloud Connectの一般向けアルファ版が公開されたのは同年10月11日のことである[9]。App Playerは2014年6月7日にベータ版を終了した。
2012年6月、同社はmacOS向けのApp Playerソフトウェアのアルファ版を発表し 、同年12月にはベータ版がリリースされました。2024年12月には、Apple Silicon搭載のMac向けにBlueStacks Air[10]をリリースしました。
ソフトウェア
BlueStacks 3
2017年8月22日にBlueStacks 3を正式リリースした。Androidの環境を複数構築し、同時に起動できるマルチインスタンス機能やキーマッピングなどが実装された[11]。
BlueStacks 3N
2018年5月18日、Android 7.1.2を搭載したBlueStacks 3Nを正式リリースした[12]。
BlueStacks 4
2018年9月18日に32bit版Android 7.1.2をベースにしたBlueStacks 4(Windows用)を正式リリースした[13][14]。32bit版Androidのほかに64bit版Androidも存在する[15]。32bit版で互換が無かったアプリは64bit版でインストール、起動する可能性がある[16]。
バージョン4.40.0.1109以降から内部ストレージを32GBから64GBに引き上げた。ただし、新規インスタンスに適用される処置で、引き継いだインスタンスの内部ストレージ容量はそのまま、新たに32GBの仮想ディスクイメージを追加した状態となる[17]。
OS | Sierra以降 |
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RAM | 4GB以上 |
ストレージ | 4GB以上の空き |
BlueStacks 5
日本では2021年4月21日にベータ版(Windowsのみ)を公開[18][19][20][21][22]、翌月に正式リリースした[23]。エンジンを最初から書き直し、パフォーマンスが向上した代わりに、BlueStacks 4からのバックアップを引き継ぐことができない[23][24]。バージョン5.2.100以降よりAndroid Pie 64bitが導入される[25][注釈 1]。
BlueStacks Air
2024年12月、BlueStacksはAndroidシリコン Mac向けのプレイヤー「BlueStacks Air」をリリースしました。 このソフトウェアは、M1、M2、M3、M4プロセッサーを搭載したすべてのAppleシリコン搭載のMacシステムでネイティブに動作するよう最適化されています[10]。
最小要件
Windows向けのBlueStacks App Playerの最低要件は、Windows 7以上、4GBのRAM、10GBのディスク空き容量、IntelまたはAMDのプロセッサーです。 BlueStacks Airは現在、Appleシリコンチップ(M1~M4)を搭載したMacシステムをサポートしています。 macOS向けの最低要件は、macOS 11(Big Sur)以上のオペレーティングシステム、8GBのRAM、12GBのディスク空き容量です。[26]
歴史
- 2011年10月13日 - BlueStacksはCNET TV videoでセス・ローゼンバット編集主任によるレビューで取り上げられた[27]。
- 2012年3月27日 - App Playerのベータ1バージョンを公開したが、最初の19日で100万ダウンロードを突破した。さらにクアルコムから非公開投資を受けた[28]。
- 2012年6月27日 - Mac OSに対応したApp Playerのアルファ1バージョンを公開した[29]。公開祝いの一環としてサンフランシスコで開催されたGoogle I/OにてMacとAndroidの模擬結婚式が行われた。
- 2012年12月27日 - Mac OS版App Playerのベータ版が公開された。企業はこのソフトウェアで75万本以上のAndroidアプリケーションがMac上で動作すると述べている[30]。
- 2018年4月19日 - DMMGAMESと業務提携し、同社が提供するAndroidアプリケーションをPC上でプレイするためのプレイヤーソフトウェアに、BlueStacksの一部機能が実装されることが発表された[31]。
- 2018年7月1日 - ゲーム実況者である加藤純一を広報大使に起用することが発表された[32]。
- 2019年11月21日 - 株式会社T-GAIA(ティーガイア)との資本業務提携及びモバイル向けの新サービス「Game.tv」について合同記者発表会を開催した。 発表会ではBlueStacksのCEO Rosen Sharma、同日本カントリーマネージャーの松本千尋、T-GAIA代表取締役の金治伸隆、同社長プロジェクト二部長の山口知宏、そしてスペシャルゲストとしてBlueStacks広報大使である加藤純一らが登壇し、5G次代に向けたeスポーツのエコシステムの構築や「Game.tv」の概要、今後の取り組みなどについて語られたほか、『どうぶつタワーバトル』の製作者がゲームの「動物」を加藤純一の素材に差し替えた特別バージョン「加藤純一タワーバトル」並びに「加藤純一タワーバトル 信者衛門杯」の開催も発表された[33][34]。
投資
2011年5月にアンドリーセン・ホロヴィッツ、ヘリオン・ベンチャーズ、イグニッション・パートナーズ、レッドポイント・ベンチャーズからのシリーズA投資で760万ドルを増資した[35]。同年10月20日、同一の投資者グループだけでなく半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ (AMD)からのシリーズBファイナンシングでさらに640万ドルを増資したと発表した[36]。
脚注
関連項目
外部リンク
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