2090年代(にせんきゅうじゅうねんだい)は、西暦(グレゴリオ暦)2090年から2099年までの10年間を指す十年紀。この項目では、国際的な視点に基づいた2090年代について記載する。
2098年
- 6月30日の宵、太陽と月、惑星が地球から見て日月火水木金土の順に並ぶ。
- 2090年 - 地球の人口飽和を解決するために地球上の各国を統合した「UG(政府連合)」が設立され、同時にUG傘下に各国軍を統合したUGA・UGAF・UGN・UGSFの四軍が設定される。(ゲーム『UGSF』シリーズ)[1]
- 2090年 - OCU軍がハフマン島USN領ラーカス地区の軍需工場を破壊する事件(ラーカス事件)が発生。これにより第2次ハフマン紛争が勃発する。(ゲーム『FRONT MISSION』)
- 2090年 - 外宇宙生命体が地球への攻撃を開始。世界連合軍は撃墜した敵戦闘機の技術を元に開発された超高空戦闘爆撃機「雷電」2機による反撃を試みる。(ゲーム『雷電』)[2]
- 2091年(宇宙歴4年)3月7日 - 従来の西暦に代わり、トリラス・バークタインらによるワープドライブ実験が成功した2087年を元年とする『宇宙暦』が制定される。(ゲーム『スターオーシャン』シリーズ)[3]
- 2091年 - 月面の汎人類世界政府が、2088年に発生した大転倒からの復興のために地球上に七都市を建造し、同時に高度500メートル以上に達した全ての物体を破壊する「オリンポス・システム」を設置することによって地球人類から航空宇宙技術を剥奪する。(小説『七都市物語』)[4]
- 2091年 - かつて異星人「ヘキシー」によって土星系に設置された人工物の最初の一つが衛星イアペトゥスの地表で発見され、コロニー「スペースホーム」の考古学教授クリアス・ホワイトディンプルらによってその内容が解読される。(小説『サターン・デッドヒート(英語版)』)[5][6]
- 2092年 - 「金星独立戦争」勃発。(小説『宇宙一の無責任男』)[7]
- 2092年 - 有人探査船2隻の遭難を受け、ハイパードライブ航路図の整備が開始される。(ゲーム『メビウスリンク』シリーズ)
- 2092年 - 外宇宙資源探査船団がミクロの機械からなる外宇宙異生命体に侵食され、「ゼオグラード軍」を名乗り地球を攻撃。特別迎撃空軍(SIA)所属の重戦闘機「ソルジャーブレイドV92」がこれを撃退する。(ゲーム『ソルジャーブレイド』)[8][9][10]
- 2093年(宇宙歴101年)1月25日 - 金星・火星・カリスト・エウロペ・タイタンの入植者たちが「惑星連合」を結成し、地球統合政府に対し独立を宣言。同時に、独立運動の主導者マリウス・ポルツの誕生日である1993年1月25日を紀元とする『宇宙歴』が制定される。(小説『宇宙一の無責任男』)[7]
- 2093年 - 環太平洋合衆国軍と欧州アジア連邦軍が月面で衝突し、第三次世界大戦が勃発する。(ゲーム『重装機兵ヴァルケン』)
- 2093年 - 惑星連邦の宇宙船「スタープレックス号」が、未知の種族とのファーストコンタクトを含めたショートカット・ネットワークの先の探査を目的として、惑星リーボロの軌道上から発進する。(小説『スタープレックス(フランス語版)』)[11]
- 2093年 - 衛星LV-223の探査に向かったウェイランド社の宇宙船「プロメテウス」が、異星人「エンジニア」の遺跡を発見する。(映画『プロメテウス』)[12]
- 2093年 - 有人恒星探査船「ビーグル二世号」が太陽系を飛び立ち、外宇宙の地球型惑星で地球人初の宇宙人との接触を果たす。(漫画・アニメ『ドラえもん』)[13]
- 2093年 - 2090年の「雷電」による攻撃によって一時は勢力を減じた外宇宙生命体が再度攻勢に転じ、劣勢に立たされた世界連合軍は2種類の新兵器を搭載した「雷電II」を戦闘に投入する。(ゲーム『雷電II』)[2]
- 2094年 - 北海道・稚内に第六陸軍隊を率いる桜井中佐らが訪れ、野田家の三姉妹と出会う。(演劇『世紀末三人姉妹』)
- 2095年 - オワギラ星人が地球侵略を開始。国連は銀河系のはずれ「アウトゾーン」の「宇宙仕事人」に救援を依頼し、これを受けて2名のサイボーグ戦士が地球へと向かう。(ゲーム『アウトゾーン』)[14]
- 2095年 - 外宇宙探査を行っていた航空宇宙軍の観測艦「オディセウス・シリーズ」の第一陣が太陽系に帰還する。(小説『航空宇宙軍史』)[15][16][17]
- 2095年 - 宇宙船「ハイ・ボーイ」に乗った地球・スペースホーム合同の遠征隊が、土星内部で発見された6個目のヘキシー人工物のメッセージを基に、大陽から850億キロメートルの宙域でヘキシーズが人類のために用意した恒星船を発見する。(小説『サターン・デッドヒート2 ―ヘキシーの星のライオン―』)[18][19]
- 2095年 - 戦争状態にあった国連とタイタンのシリコン型生命体「ヴァグ」の軍との間で「協約」が締結され、地球はヴァグのゆるやかな支配下に置かれる。(小説『タイタンのゲーム・プレーヤー(英語版)』)[20]
- 2095年 - 国立魔法大学付属第一高校に司波達也、司波深雪らが入学する。(小説・漫画・アニメ『魔法科高校の劣等生』)
- 2096年 - 第三次世界大戦が終結する。(ゲーム『重装機兵ヴァルケン』)
- 2096年 - 異常重力波の観測により人類が居住可能なセシリア星系が発見され、植民に向けて大艦隊用特殊重力場発生システム「MOON GATE」の建造が開始される。(ゲーム『レイストーム』)
- 2097年11月 - 北米で国際保護防衛軍の新型巨大飛行艦がクリスタル汚染されたことを受け、一連の新型戦闘機「ファイティング・サンダー」を運用する対クリスタル浄化部隊(V・C・D)が、巨大兵器殲滅のための作戦を開始する。(ゲーム『雷電V』)[21]
- 2097年 - X星人が地球侵略を開始する。(特撮テレビ番組『ゴジラアイランド』)
- 2097年 - ホワイトディンプルを船長とするヘキシー船が、「ハイ・ボーイ」ごと地球・スペースホーム合同の遠征隊を乗せてヘキシーズの惑星へと発進する。(小説『サターン・デッドヒート2 ―ヘキシーの星のライオン―』)[22]
- 2097年 - 資源探査を主任務とした外宇宙探査艦隊が太陽系外へと出発する。(ゲーム『重装機兵ヴァルケン』)
- 2098年 - 異層次元探査艇「フォアランナ」がロールアウトする。(ゲーム『R-TYPE』シリーズ)[23]
- 2098年 - 同年に完成したスペースコロニー「ウラヌス」で反乱が発生し、鎮圧のためUGSFの特殊部隊サイバーコマンドが派遣される。(ゲーム『サイバーコマンド』)[1]
- 2098年(宇宙歴12年) - 複数惑星間における連邦政府「銀河連邦」が設立され、文明が未発達な星への干渉を禁止する「未開惑星保護条約」が締結される。(ゲーム『スターオーシャン』シリーズ)[3]
- 2098年 - ゼオグラード軍が再度地球に襲来。SIAが開発していた最新鋭戦闘機「F98シリーズ」3機がこれを迎え撃つ。(ゲーム『スターソルジャー バニシングアース』)[10]
- 2099年 - 人が車の運転をコンピュータにまかせ、車の使用においては自ら運転する事が無くなった近未来の世界。しかし、時たま発生する原因不明の暴走事故に対処すべく東京湾岸地区は、厳しい試験を乗り越えた高校生で結成されたチームを投入する。(アニメ『エクスドライバー』)
- 2099年 - 初の重力制御システム搭載光子帆船「スターライト号」、処女&テスト航宙に出発。(アニメ『オーディーン 光子帆船スターライト』)
- 2099年6月22日 - 「第一次外惑星動乱」勃発。外惑星連合軍が、地球 - 月連合および航空宇宙軍に宣戦を布告。同時に太陽系各所の航空宇宙軍根拠地などに奇襲攻撃を行うも、奇襲は失敗する。(小説『航空宇宙軍史』)[24][17]
- 時期不明 - アニメ『超時空要塞マクロスII』の舞台。
注釈
出典
『ソルジャーブレイド』取扱説明書 ハドソン、1992年、3・4頁。
『スターソルジャー バニシングアース』取扱説明書 ハドソン、1998年、5頁。
『アウトゾーン』チラシ 東亜プラン、1990年、表面。
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