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メジャーリーグベースボールの第15回ナショナルリーグ優勝決定シリーズ ウィキペディアから
1983年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月4日に開幕した。ナショナルリーグの第15回リーグチャンピオンシップシリーズ(15th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、同日から8日にかけて計4試合が開催された。その結果、フィラデルフィア・フィリーズ(東地区)がロサンゼルス・ドジャース(西地区)を3勝1敗で下し、3年ぶり4回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
1983年のナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月4日–8日 | ||||||
観客動員 | 4試合合計:22万3914人 1試合平均: 5万5979人 | ||||||
MVP | ゲイリー・マシューズ(PHI) | ||||||
殿堂表彰者 | スティーブ・カールトン(PHI投手) ジョー・モーガン(PHI内野手) トニー・ペレス(PHI内野手) マイク・シュミット(PHI内野手) トミー・ラソーダ(LAD監督) ダグ・ハーヴェイ(審判員) | ||||||
チーム情報 | |||||||
フィラデルフィア・フィリーズ(PHI) | |||||||
シリーズ出場 | 3年ぶり5回目 | ||||||
GM | ポール・オーウェンズ | ||||||
監督 | ポール・オーウェンズ(兼任) | ||||||
シーズン成績 | 90勝72敗・勝率.556 東地区優勝 | ||||||
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ロサンゼルス・ドジャース(LAD) | |||||||
シリーズ出場 | 2年ぶり5回目 | ||||||
GM | アル・キャンパニス | ||||||
監督 | トミー・ラソーダ | ||||||
シーズン成績 | 91勝71敗・勝率.562 西地区優勝 | ||||||
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ワールドシリーズ |
両球団がリーグ優勝決定戦で対戦するのは、1977年と1978年に次いで5年ぶり3度目で、過去2度はいずれもドジャースが制している。また、この年のレギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、ドジャースが11勝1敗と勝ち越していた[1]。その12試合の内容も一方的で、ドジャース11勝のうち5勝が零封で3勝が1失点、総得点はフィリーズの15点に対しドジャースは49点だった[2]。しかし今シリーズは、フィリーズが下馬評を覆して制した。フィリーズは、1950年のリーグ優勝時は若手選手が多く "Whiz Kids"(「神童」)との異名をとったのに対し、今回の優勝時は高齢のベテラン選手が多く "Wheeze Kids"(「息切れ坊や」)と呼ばれた[3]。シリーズMVPには、優勝を決めた第4戦で先制・決勝の3点本塁打を放つなど、4試合で打率.429・3本塁打・8打点・OPS 1.571という成績を残したフィリーズのゲイリー・マシューズが選出された。しかしフィリーズは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者ボルチモア・オリオールズに1勝4敗で敗れ、3年ぶり2度目の優勝を逃した。
1983年のナショナルリーグ優勝決定戦は10月4日に開幕し、途中に移動日を挟んで5日間で4試合が行われた。日程・結果は以下の通り。
日付 | 試合 | ビジター球団(先攻) | スコア | ホーム球団(後攻) | 開催球場 | |
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10月 | 4日(火)第1戦 | フィラデルフィア・フィリーズ | 1-0 | ロサンゼルス・ドジャース | ドジャー・スタジアム | |
10月 | 5日(水)第2戦 | フィラデルフィア・フィリーズ | 1-4 | ロサンゼルス・ドジャース | ||
10月 | 6日(木)||||||
10月 | 7日(金)第3戦 | ロサンゼルス・ドジャース | 2-7 | フィラデルフィア・フィリーズ | ベテランズ・スタジアム | |
10月 | 8日(土)第4戦 | ロサンゼルス・ドジャース | 2-7 | フィラデルフィア・フィリーズ | ||
優勝:フィラデルフィア・フィリーズ(3勝1敗 / 3年ぶり4度目) |
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