龍光院 (宇和島市)
日本の愛媛県宇和島市にある仏教寺院 ウィキペディアから
龍光院(りゅうこういん)は愛媛県宇和島市に所在する高野山真言宗の寺院。臨海山(りんかいざん)、福寿密寺(ふくじゅみつじ)、龍光院(りゅうこういん)と号す。本尊は十一面観世音菩薩。四国八十八箇所第四十番札所奥の院、四国別格二十霊場六番札所、南予七福神・毘沙門天。
概要

江戸時代初期の元和元年(1615年)伊達秀宗が宇和島藩主として入部した。この際、宇和島城の鬼門にあたるこの地に、宇和島藩の安寧と領民の安泰を祈願して栄瑜上人を開山和尚に迎え寺院が建立された。以後、宇和島藩伊達家の祈願所となり、100石を藩より賜った。
寛永15年(1638年)大覚寺の二品宮親王が四国を巡錫した際、ここに立ち寄り臨海山福寿寺と名付けた。
平成20年(2008年)12月7日、護摩祈祷が行われた際に、飛び火により本堂屋根の一部を焼損した。平成22年金剛組の施工により本堂が復興した。
境内
- 本堂
- 大師堂
- 鐘楼
- 鎮守堂:稲荷大明神
- 除災招福大観音:平成2年(1990年)、裏山にある墓地の最上部に立てられた。
- 新四国百八カ所霊場お山めぐり:昭和45年(1970年)開創。除災招福大観音を中心に境内に広がっている。
- 句碑:芭蕉「父母の志き里に恋し雉子の聲」(1845年建立)が大師堂の前方にあり、小泉英「芭蕉忌や母は宇和島の人のよし」がその左にある。手束妙絹尼「降る花にいのち踏みのし発願寺」が正面からの石段の右の仁王像から回り込んだところにある。
国道320号の宇和島駅前で路地に入ったとこにあり、石段前に駐車し、その石段を111段上がると、本堂のある広い境内に達する。本堂の右に大師堂があり、その両堂の間を入って行くと右手に納経所がある。本堂の中に入って参拝することができる。身体に難がある方は、向かって右からの車道で本堂裏に上がれる。
文化財
- 宇和島市指定史跡
画像
- 本堂
- 大師堂
- 稲荷大明神
- 椎本芳室の寶篋塔
- 大観音像
交通案内
- 鉄道
- 道路
- 国道320号線 宇和島駅前(宇和島自動車ビル) (10 m)
奥の院

前後の札所
脚注
参考文献
外部リンク
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